row
/raʊ/ 名詞・動詞 英語ニュースに何度も出てくる語
「①(騒が
a noisy argument or quarrel; also, a public disagreement about something
どこで出てきたか
Swinney backs Flynn in ferry gas leak row and says 'nobody's perfect'
スウィニー首相、フェリーのガス漏れをめぐる騒動でフリン氏を支持「完璧な人はいない」
First Minister John Swinney has backed Stephen Flynn in the row over whether the transport secretary had been briefed about a gas leak on a CalMac ferry. ジョン・スウィニー首相は、運輸担当大臣がカルマック社のフェリーのガス漏れについて説明を受けていたかどうかをめぐる騒動で、スティーブン・フリン氏を支持しました。
BBC によると、2025年6月、スコットランドのフェリー MV Glen Sannox で、壊れた弁から燃えやすいメタンガス700kgが外へ出ました。2026年9月9日、運輸担当大臣のフリン氏は議会の委員会で、この件を報じた BBC の記事を知らなかったと答えました。その前に説明を受けていたのかどうかが問題になり、BBC はこの騒ぎを row と書いています。スウィニー首相は「完璧な人はいない、間違えない人はいない」と話しました。
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この語の芯
声が大きくなる、もめごと。
Merriam-Webster は、「口論」の row の語源を「origin unknown(分かっていない)」としています。最初の記録は1746年です。Wiktionary も「はっきりしない」と書き、rouse(目を覚まさせる、かき立てる)という動詞から作られたという説を「そう考える人もいる」として紹介しています。
つまり、どこから来た語なのかは、まだ分かっていません。分かっているのは、18世紀の半ばにはもう使われていたことです。
同じ語根の仲間 row(ロウ) (列) rowing(ロウイング) (ボートをこぐこと) trade row (貿易をめぐる対立) shouting match (怒鳴り合い)
ここが面白い
英語の辞書には、row という綴りの語が別々に並んでいます。Merriam-Webster によると、記録の古さはこうです。
- ・舟を「こぐ」の row(ロウ)… 12世紀より前
- ・「列」の row(ロウ)… 13世紀
- ・「口論」の row(ラウ)… 1746年
同じ綴りなのに、生まれた時期も出どころも違う3つの語です。読み方が違うのは、「口論」の row だけです。Wiktionary によると、「こぐ」は古英語の rōwan、「列」は古英語の rǣw から来ています。「口論」の row だけが、出どころの分からない新顔です。
例文で確かめる
The minister is at the centre of a row over the new rules.
その大臣は、新しい規則をめぐる騒動の中心にいる。
My brother and I had a row about the TV last night.
ゆうべ、兄とテレビのことで言い合いになった。
We sat in the front row, so we could see everything.
最前列に座ったので、全部よく見えた。
こちらは「列」の row で、ロウと読みます。
この形で覚える
| a row over the plan | その計画をめぐる騒動 |
| have a row with a friend | 友だちと言い争う |
| a trade row | 貿易をめぐる対立 |
| a ferry gas leak row | フェリーのガス漏れをめぐる騒動 |
似た語とどう違うのか
| 語 | 意味 | row との違い |
|---|---|---|
| quarrel | 口論 | Merriam-Webster は row を「騒がしいもめごと、または quarrel」と説明しており、row のほうが「騒がしさ」まで含みます。 |
| argument | 言い争い、議論 | Wiktionary は row の意味を「騒がしい argument」と書き、argument を似た意味の語の1つ目に挙げています。 |
| shouting match | 怒鳴り合い | Wiktionary が row と似た意味の語として挙げる言い方で、互いに怒鳴っている場面をそのまま絵にした語です。 |
使うときの注意
- ここで間違える
- 見出しの row を「列」と読むと、意味が通りません。ニュースの見出しの最後に row があれば、まず「〜をめぐる騒動」と読んでみましょう。
- 使える場面
- Wiktionary は、「口論」の row に UK(イギリス)の印を付けています。BBC のようなイギリスの報道でよく見かける語です。
- 発音・リズム
- 「口論」の row は /raʊ/ と読みます(Merriam-Webster・Wiktionary)。cow(雌牛)の ow と同じ音です。「列」と「こぐ」の row は、アメリカ英語で /roʊ/、イギリス英語で /rəʊ/ です。
ミニコラム:見出しの最後の row は、前の名詞を全部まとめる
今回の BBC の見出しは ferry gas leak row でした。ferry(フェリー)、gas(ガス)、leak(漏れ)と名詞が3つ並び、最後に row が来ます。前の名詞は全部、row の中身を説明しています。後ろから読んで「フェリーのガス漏れをめぐる騒動」です。
見出しは字数が限られるので、of や about を省いて名詞を並べます。最後の1語が何かが分かれば、前の名詞は「何の」を足していくだけで読めます。
明日からできることは1つです。英語の見出しで名詞が3つ以上並んでいたら、最後の1語から訳してみてください。row なら「騒動」、talks なら「協議」です。
原田高志
確認クイズ
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Q1. "The two ministers had a public ______ over the school budget, and it was on the news all week." 空所に入る語として最も適切なものは?