record
名詞 /ˈrekərd/、動詞 /rɪˈkɔːrd/ 名詞・動詞 英語ニュースに何度も出てくる語
「①記録、
a fact, measurement, or event that is officially noted and kept, or to note and keep such information
どこで出てきたか
Vienna records Austria's new all-time high of 41C
ウィーンが、オーストリア観測史上最高の41度を記録
Austria has recorded its highest temperature since measurements began, with 41C registered in Vienna on Tuesday afternoon. オーストリアは観測開始以来の最高気温を記録し、火曜日の午後にウィーンで41度が記録された。
2026年8月4日、オーストリアのウィーン(シュタマースドルフの観測所)で41度が観測され、2013年にバート・ドイチュ・アルテンブルクで記録された40.5度を上回る、観測史上最高気温になりました。しかも記録はその1日で終わらず、翌8月5日には同じバート・ドイチュ・アルテンブルクで41.2度が観測され、2日連続で国の最高気温記録が更新されました。record(記録する・記録)は、こうした『これまでで最高』のニュースの見出しに欠かせない語です。
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この語の芯
心に留めて、書き残す。recordの芯はこの一言です。数字や出来事を、あとから呼び戻せる形にして残すことを指します。
record は1200年ごろ、古フランス語の recorder(語る、繰り返し言う、報告する)から英語に入りました。さらにさかのぼると、ラテン語の recordari(思い出す、心に呼び戻す、心に留めておく)にたどり着きます。これは re-(再び、もとに戻す)と cor(属格 cordis、心臓)が組み合わさった語で、大昔の人々は、心臓を『記憶が宿る場所』だと考えていました。英語で『暗記する』を今も learn by heart(心で覚える)と言うのは、この考え方の名残です。
『書き記して、証拠として残す』という今の意味が定着したのは、14世紀半ばのことだとされています。
同じ語根の仲間 cordial (心のこもった、温かい) courage (勇気)
ここが面白い
record・cordial・courage は、どれもラテン語の cor(心臓)を語源に持つ仲間です。cordial はもともと『心臓のための』という意味で、courage も『心(気持ち)から出てくる力』という考え方から生まれました。
つまり、天気の記録も、思いやりの言葉も、勇気ある行動も、英語の成り立ちの上では同じ『心臓』という1つの語から枝分かれした語なのです。
例文で確かめる
Vienna recorded its highest temperature ever on August 4th, 2026.
ウィーンは2026年8月4日、観測史上最高気温を記録した。
This library keeps a record of every book you have borrowed.
この図書館は、あなたが借りたすべての本の記録を残している。
She broke her own record in the 100-meter race this year.
彼女は今年、100メートル走で自己記録を更新した。
この形で覚える
| break a record | 記録を破る |
| set a record | 記録を打ち立てる |
| keep a record of | 〜の記録をつける |
似た語とどう違うのか
| 語 | 意味 | record との違い |
|---|---|---|
| history | 歴史、経緯 | history は物事の経緯全体を指す。record は、そのうちの1つの事実や数値として正式に残されたものを指す。 |
| achievement | 功績、業績 | achievement は成し遂げたこと全般を指す。record は通常、これまでで最高・最速などの数値をともなう到達点を指す。 |
| milestone | 節目、画期的な出来事 | milestone はものごとの重要な節目そのもの。record はその節目を裏づける、具体的な数値やデータを指す。 |
使うときの注意
- ここで間違える
- record は、名詞と動詞でアクセントの位置が変わります。名詞(記録)は前を強く『レカド』、動詞(記録する)は後ろを強く『リコード』と読みます。同じ綴りでも読み違えると、聞き手に伝わりません。
- 使える場面
- ニュースの見出しから日常会話まで、幅広い場面で使われます。硬さを気にせず使える語です。
- 発音・リズム
- 名詞 /ˈrekərd/(レカド)、動詞 /rɪˈkɔːrd/(リコード)。present や object のように、名詞と動詞でアクセントが移る語の仲間です。
ミニコラム:原田のミニコラム|『記録的な暑さ』が、もう珍しくない
ここ数年、英語のニュース記事を読んでいると、record-breaking(記録破りの)という言葉に出会わない週のほうが少なく感じます。今年の夏も、ヨーロッパの各地で気温の記録が次々と塗り替えられました。
面白いのは、record という語の成り立ちが『心に留めておく』だったことです。数字として記録すること自体は、忘れないための工夫だったはずなのに、記録が更新される頻度が上がりすぎて、かえって『またか』と読み流してしまいそうになります。
次にニュースで record という語に出会ったら、その数字が何と比べて『記録』なのか、一度立ち止まって確かめてみてください。
原田高志
確認クイズ
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Q1. record を動詞として使うとき、アクセントの位置として正しいものはどれか。