outsized
/ˈaʊtˌsaɪzd/ 形容詞 英語ニュースに何度も出てくる語
「①並外れて
much larger than usual or than expected; exaggerated in size or degree
どこで出てきたか
"Supersized" El Niño's harshest weather still ahead, including extreme heat, drought, floods, U.N. warns
『超特大』のエルニーニョ、最も厳しい天候はこれから。猛暑・干ばつ・洪水も、と国連が警告
With the burgeoning El Niño now forecast to intensify significantly in the coming months, the "supersized" climate event will likely have an outsized impact on severe weather around the world, fueling heat, drought and flooding, among other extremes, the United Nations warned Thursday. 勢いを増すエルニーニョ現象は、今後数か月で大きく強まると予測されている。この『超特大』の気候現象は、世界中の悪天候に桁外れの影響を与える可能性が高い。猛暑や干ばつ、洪水などの極端な現象をあおるという。国連が木曜日、そう警告した。
2026年9月3日、国連の世界気象機関(WMO)がエルニーニョ現象の最新の予測を出しました。年末に向けて『very strong(非常に強い)』になる見込みです。2027年の初めまで続く確率は、ほぼ100%だといいます。CBS Newsはこれを伝え、世界の悪天候への outsized impact(桁外れの影響) を警告しました。同じ1文に supersized と outsized が並んでいるのも読みどころです。
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この語の芯
決まった大きさの『外』まではみ出すほど大きい。
out- は、Merriam-Webster によると『上回って、しのいで』という意味の接頭辞です。outnumber(数で上回る)や outrun(走って追い越す)の out- と同じです。size の前に付くと、『ふつうのサイズを上回る』という意味になります。
Merriam-Webster は、形容詞 outsize の最初の用例を1812年としています。名詞の outsize は1845年からで、意味は『普通でないサイズ、とくに標準より大きなサイズ』です。
同じ語根の仲間 outsize (特大の(辞書の見出しはこちら)) supersized (超特大の) oversized (大きめの、特大の) outnumber (数で上回る) outgrow (大きくなって合わなくなる)
ここが面白い
辞書の見出し語は、実は outsized ではなく outsize です。Merriam-Webster は outsized を『あまり一般的でない別の形』として載せています。ところが今回のニュースの1文で使われていたのは、その outsized のほうでした。
しかも outsize には、服のサイズの名前としての顔があります。辞書にはこんな例文があります。『寝間着はふつう、スモール、ミディアム、アウトサイズの3サイズで作られる』。スモールとミディアムに続く、一番大きなサイズの名前です。
例文で確かめる
The drought had an outsized impact on farmers in the region.
その干ばつは、地域の農家に桁外れの影響を与えた。
A few big companies play an outsized role in the market.
ひと握りの大企業が、市場で不釣り合いなほど大きな役割を果たしている。
Small habits can have an outsized effect on your English.
小さな習慣が、あなたの英語に思いのほか大きな効果をもたらすことがある。
この形で覚える
| an outsized impact | 桁外れの影響 |
| an outsized role | 不釣り合いなほど大きな役割 |
| outsized influence | 大きすぎる影響力 |
| outsized returns | 並外れた利益 |
似た語とどう違うのか
| 語 | 意味 | outsized との違い |
|---|---|---|
| huge | 巨大な | huge は大きさそのものを言うだけです。outsized は『ふつうはこのくらい』という基準を超えている、という比べる目が入ります。 |
| oversized | 大きめの | oversized は oversized T-shirt のように、物の寸法によく使います。outsized は impact や role など、目に見えない影響にもよく付きます。 |
| disproportionate | 不釣り合いな | disproportionate は『釣り合っていない』ことを責める響きが強い語です。outsized は大きさの驚きが中心です。 |
使うときの注意
- ここで間違える
- out を『外れている』と読んで、『サイズが合わない、小さい』と取らないでください。outsized は、いつも『標準より大きい』ほうです。
- 使える場面
- ニュースや論説でよく見る、やや硬めの書き言葉です。会話なら huge や way bigger than usual で足ります。
- 発音・リズム
- out を強く読みます。【アウトサイズド】の最後の d は、ほとんど聞こえないくらい軽く添えます。
ミニコラム:supersized と outsized、2つの『特大』
今回の1文には、supersized と outsized が並んでいました。Merriam-Webster によると、supersize は形容詞としては1876年から使われています。動詞としては1977年からです。
supersize と聞くと、ファストフードを思い出す人もいるかもしれません。2004年、ドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』が初上映されました。その6週間後、マクドナルドは Super Size の選択肢をやめています。ただしマクドナルドは、映画とは関係ないと否定しています。
supersized は『大きさを大幅に増やした』、outsized は『基準を超えてはみ出した』。同じ『大きい』でも、見ている場所が違います。ニュースで『〜sized』の語を見つけたら、size の前に何が付いているかに目を止めてみてください。
原田高志
確認クイズ
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Q1. "The heat wave had an ______ impact on the city's power supply." 空所に入る語として最も適切なものは?