glow-up
/ˈɡloʊˌʌp/ 名詞(動詞は glow up) いま英語圏で流行っている言い方
「①(見た
a big change that makes someone or something look much better
どこで出てきたか
Merriam-Webster gives its dictionary a ‘glow-up’ with 1,400 new words and definitions
Merriam-Webster、1,400の新しい語と語義で辞書を『大変身』させる
Merriam-Webster is giving its dictionary another “glow-up,” adding 1,400 words and definitions. Merriam-Webster は、1,400の語と語義を加えて、辞書をまた『大変身』させている。
Merriam-Webster は2026年9月15日、辞書に1,400の語と語義を加えたと発表しました。発表の文にも『a glow-up to our iconic dictionary』(おなじみの辞書の大変身)とあります。サイトの案内には、今回入った語として parasocial・glow-up・promposal が並んでいます。辞書に入った語を使って、辞書の更新そのものを呼んだわけです。
この語の芯
前と比べて、見ちがえるほど良くなること。
Merriam-Webster によると、動詞の glow up はglow(輝く)と grow up(成長する)が混ざってできたと考えられています。名詞の glow-up は、その動詞から出た形です。どちらも使われ始めたのは2015年ごろ。辞書には slang(スラング)と書かれています。
Merriam-Webster は、動詞の glow up と形容詞の glowed-up がアフリカ系アメリカ人の英語から生まれ、広く使われるようになったと注記しています。
同じ語根の仲間 glow (輝く、輝き) glowed-up (見ちがえるほど良くなった(形容詞)) grow up (成長する、大人になる) glitter (きらめく(同じ根 *ghel- の仲間)) gold (金(同じ根 *ghel- の仲間))
ここが面白い
glow up と grow up の違いは、l と r の1文字だけです。日本語を話す人が聞き分けにくい、あの l と r です。『大人になる(grow up)』を『輝く(glow)』に言い換えて、成長して見ちがえた、という意味にしています。
glow の奥には、インド・ヨーロッパ祖語の *ghel-(輝く)があります。Etymonline は、同じ根から出た語として gold(金)・yellow(黄色)・glass(ガラス)・glitter(きらめく)・glad(うれしい) を挙げています。glow-up は、金やガラスと同じ『光る』の仲間です。
例文で確かめる
Our school library had a total glow-up over the summer.
うちの学校の図書館は、夏のあいだに見ちがえるほどきれいになった。
The old station got a glow-up with new lights and benches.
古い駅は、新しい照明とベンチで見ちがえるように生まれ変わった。
Her English had a real glow-up after a year of reading every day.
毎日読むのを1年続けて、彼女の英語は見ちがえるほど伸びた。
この形で覚える
| have a glow-up | 見ちがえるほど良くなる |
| get a glow-up | 大変身する、生まれ変わる |
| a career glow-up | 仕事の上での大躍進 |
| glow up over the summer | 夏のあいだに見ちがえる |
似た語とどう違うのか
| 語 | 意味 | glow-up との違い |
|---|---|---|
| makeover | (外見・部屋などの)模様替え、イメチェン | makeover は手を入れて変えることで、ふつうの語です。glow-up はスラングで、変わったあとの『輝き』に重心があります。 |
| grow up | 成長する、大人になる | grow up は年を重ねて大人になることで、良くなったかどうかは言いません。glow up は、良くなったことまで言います。 |
| improvement | 改善、向上 | improvement は、少し良くなった場合にも使う硬い語です。glow-up は、見ちがえるほどの大きな変化に使います。 |
使うときの注意
- ここで間違える
- grow-up と書かないでください。r にすると『成長』になり、良くなったという意味が消えます。
- 使える場面
- Merriam-Webster が slang と書いているとおり、友だちどうしやSNSの語です。英作文や面接では improvement や transformation を使ってください。人の見た目に使うときは、相手を傷つけないかも考えてください。
- 発音・リズム
- glow は、舌先を上の歯ぐきにつけたまま l を出します。r のように舌を丸めると grow に聞こえます。
ミニコラム:見た目だけの語ではありません
Merriam-Webster の定義は『とくに見た目が、たいてい劇的に良くなること』です。辞書の例文には、髪・肌・服の glow-up のほかに、仕事の glow-up や家の glow up も並んでいます。人の見た目だけでなく、物や仕事にも使われています。
一方で、辞書が引いている例には、glow-up へのプレッシャーを心配する文もあります。若い人に『いまのままでは足りない』と言い続けると、自信が持てなくなる、という内容です。
教室で使うなら、見た目ではなく、できるようになったことに使ってみてください。『My listening had a glow-up this term.』と1文書くだけで、流行語が自分の成長の記録になります。
原田高志
確認クイズ
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Q1. "After a year of practice, his handwriting had a total ______." 空所に入る語として最も適切なものは?