Fanum tax
【ファナム・タックス】 名詞・(くだけて)動詞 いま英語圏で流行っている言い方
「①友人などの
the playful act of taking some (or all) of someone else's food without much warning, especially between friends
どこで出てきたか
What Is the 'Fanum Tax'? The Kai Cenat Meme Kids Use for Stealing Food in 2026
『Fanum tax』とは何か。2026年も子どもたちが食べ物を取り合うときに使う、Kai Cenat発のミーム
The 'Fanum tax' is Gen Alpha slang for the act of stealing food from someone — typically a friend, sibling, or partner. 『Fanum tax』とは、友人やきょうだい、恋人など身近な人から食べ物を取ることを指す、Z世代よりさらに下の世代(Gen Alpha)のスラングだ。
配信者が友人の食べ物を横取りする様子は、2022年からずっとネット上で撮られ続けています。2026年に入ってもこの言い方はすたれておらず、いまや配信を見ない中高生のあいだにも「ひとくちもらうこと」の合言葉として広まっています。
この語の芯
気づいたら、食べ物が『税金』として持っていかれている。
Fanum(本名ロベルト・ゴンザレス)は、アメリカの配信者グループ「AMP」のメンバーです。2022年12月、クリスマス仕様の配信中に、仲間の配信者 Kai Cenat(カイ・セナット)がクッキーの皿を持っていたところ、Fanum が部屋を出ぎわにそれを持ち去りました。この「断りなく人の食べ物を持っていく」いつもの癖に、仲間内が冗談で「税金(tax)」という名前を付けたのが始まりです。
本物の税金は、国や自治体が正式な手続きで徴収するものです。Fanum tax はその仕組みをそのまま借りて、「有無を言わさず一部(またはすべて)を持っていかれる」おかしみを表現しています。
ここが面白い
面白いのは、ふざけた言葉のはずなのに「税金」という、本来はかたい制度の語を選んでいる点です。好きに食べ物を持っていくだけなら steal(盗む)でも言えるところを、あえて tax と呼ぶことで、「逆らえない、でも本気で怒るほどでもない」という微妙な空気が1語で伝わります。スラングが、まじめな語をわざと借りて笑いに変える例の1つです。
例文で確かめる
Careful, he'll Fanum tax your fries if you're not looking.
気をつけて、目を離すとポテトをFanum taxされるよ。
I can't believe you Fanum taxed my last cookie!
最後のクッキーをFanum taxするなんて信じられない!
There's no Fanum tax in this house — finish your own food.
この家にFanum taxはありません。自分のごはんは自分で食べきって。
この形で覚える
| Fanum tax someone/something | 〜(の食べ物)を横取りする |
| pay the Fanum tax | (冗談で)Fanum taxを払う=食べ物を取られる |
| Fanum tax alert | 『Fanum taxが来るぞ』という冗談の警告 |
似た語とどう違うのか
| 語 | 意味 | Fanum tax との違い |
|---|---|---|
| borrow | 借りる | 返す前提がある語。Fanum taxは『返さない』前提の冗談で使われます。 |
| steal | 盗む | 本気の窃盗を表す強い語。Fanum taxは親しい間柄だけで使う、軽いニュアンスの語です。 |
| tax(本来の意味) | 税金 | 国や自治体が正式に徴収するお金。Fanum taxはこの仕組みをふざけて借りた比喩にすぎません。 |
使うときの注意
- ここで間違える
- 本気の窃盗や、親しくない相手との場面には使いません。あくまで仲の良い友人・家族間の冗談専用の語です。
- 使える場面
- かなりくだけた表現です。SNSや友人同士の会話専用で、授業や面接のような場では使いません。
- 発音・リズム
- Fanum は人名なので【ファナム】とそのまま読みます。
ミニコラム:まじめな語を、ふざけて借りる
スラングには、まったく新しい語を作るものと、既にある語をそのまま拝借するものの2種類があります。Fanum tax は後者の典型で、tax(税金)という、本来はニュースや社会科の授業で出てくる語を、友達同士の冗談にそのまま流用しています。
こういう語に出会ったとき、「くだけた意味」だけを覚えて終わらせず、tax 本来の『税金』の意味も一緒に押さえておくと、1つの単語で2つの場面に対応できます。冗談の言葉は、まじめな語の意味を知っているからこそ面白いのだということも、覚えておいて損はありません。
原田高志
友達のポテトを、聞かずにひとくちつまむ。それを「税金」と呼んでしまうのが、今日紹介する Fanum tax です。生まれた場所も、生まれた瞬間もはっきりしているミーム語を見ていきましょう。
確認クイズ
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Q1. Fanum tax の由来として正しいものはどれか。