ceasefire
/ˈsiːsfaɪər/ 名詞 英語ニュースに何度も出てくる語
「停戦、
an agreement between groups in a war or conflict to stop fighting for a period of time
どこで出てきたか
Putin says Russia halts strikes on Kyiv but denies agreeing to wider ceasefire
プーチン氏、ロシアはキーウへの攻撃を止めたと述べる一方、より広い停戦への合意は否定
Witkoff thanked Putin for agreeing to the three-day ceasefire, during which neither Kyiv nor Moscow will be struck. ウィトコフ氏は、キーウにもモスクワにも攻撃を行わない3日間の停戦にプーチン氏が合意したことに謝意を示した。
2026年9月、ウクライナとロシアの停戦交渉をめぐる報道で、ceasefireという語が連日使われています。アメリカのウィトコフ特使とクシュナー特使がキーウとモスクワを訪れるのに合わせ、プーチン大統領は9月5日から3日間、両首都への攻撃をしないことに合意しました。ただし、前線全体での戦闘を止める、より広い停戦にはロシア側が応じておらず、報道によれば前線での戦闘そのものは続いています。
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この語の芯
戦闘を、合意によっていったん止めること。
語源辞典Etymonlineによれば、ceasefireはもともと『cease fire(発砲をやめよ)』という、1847年に記録が残る軍隊の号令でした。当時はラッパの音でこの命令が兵士たちに伝えられていたといいます。動詞ceaseは、ラテン語のcessare(やめる、休む)に由来します。同じEtymonlineによれば、20世紀の半ばを過ぎるまでは、cease fireと2語に分けて書かれるのがふつうでした。
同じ語根の仲間 cessation (停止、中断) ceaseless (絶え間ない)
ここが面白い
この号令は、かつてラッパの音でも伝えられていました(Etymonline)。声が届かない戦場で、決まった旋律を吹いて『撃つのをやめよ』を全員に知らせたのです。いまのceasefireは、外交官が会議室で交渉し、新聞の一面に載る合意の名前になりました。同じ1語が、ラッパの音から交渉の結果へと役目を変えたわけです。書き方も変わりました。20世紀の半ばまではcease fireと2語でしたが、いまは1語で書きます。
例文で確かめる
The two countries agreed to a temporary ceasefire after months of fighting.
その2つの国は、数か月にわたる戦闘のあと、一時的な停戦に合意した。
Aid workers are hoping the ceasefire will hold long enough to deliver food and medicine.
支援団体は、食料や医薬品を届けられるだけの期間、停戦が続くことを望んでいる。
The ceasefire collapsed within days, and fighting resumed along the border.
その停戦はわずか数日で崩れ、国境沿いで戦闘が再開した。
この形で覚える
| call for a ceasefire | 停戦を呼びかける |
| agree to a ceasefire | 停戦に合意する |
| violate a ceasefire | 停戦に違反する |
| a fragile ceasefire | 崩れやすい、不安定な停戦 |
似た語とどう違うのか
| 語 | 意味 | ceasefire との違い |
|---|---|---|
| truce | 休戦 | truceもceasefireとほぼ同じ意味で使われますが、より古くからある一般的な語です。ceasefireは軍隊の号令から生まれた語で、ニュースでは公式な停戦合意を指すときによく使われます。 |
| armistice | 休戦協定 | armistice(休戦協定)は、戦闘を終わらせるための正式な文書による合意を指すことが多い語です。ceasefireは文書の有無に関わらず、より短期的・一時的な戦闘停止を指すことが多くあります。 |
| peace treaty | 平和条約 | peace treaty(平和条約)は、戦争そのものを法的に終わらせる条約です。ceasefireはあくまで戦闘を一時的に止めるだけで、戦争状態そのものが終わるわけではありません。 |
使うときの注意
- ここで間違える
- ceasefireは『戦争が終わった』という意味ではありません。あくまで戦闘を一時的に止めることを指す語で、本文の例のように数日で崩れることもあります。
- 使える場面
- ニュース記事や外交の場でよく使われる、ややかたい語です。日常会話で使う機会は多くありません。
- 発音・リズム
- 『スィースファイア』に近い発音です。ceaseの部分にアクセントを置いて読みます。
ミニコラム:コラム:戦場の号令が、外交用語になるまで
戦場でとっさに叫ばれた『撃つのをやめろ』という号令が、いまでは新聞の一面に載る外交用語になっている。これがceasefireという語のおもしろいところです。1847年に軍隊の命令として記録され、20世紀の半ばを過ぎるころまでは2語に分けて書かれていました。号令から名詞へと姿を変えながら、この語はつねに『戦闘が続いている現場』のそばにありました。
2026年9月のウクライナとロシアの交渉でも、ceasefireという語は一枚岩の意味では使われていません。プーチン大統領が合意したのは、あくまでキーウとモスクワという2つの都市への攻撃を3日間止めるという、範囲の限られた停戦でした。ウクライナ側が求めていた、前線全体での戦闘を止める、より広い停戦とは別のものです。1つの単語の中に、『どこまでを止めるのか』という交渉の駆け引きそのものが詰まっている、と言えるかもしれません。
原田高志
確認クイズ
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Q1. 本文によると、2026年9月5日にプーチン大統領が合意したのは、どのような停戦だったか。