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日刊原田英語 Harada Eigo Daily
TWO WORDS A DAY 流行英語 第109回 基礎 読了 6分

boo basket

/ˈbuː ˌbæskɪt/ 名詞 いま英語圏で流行っている言い方

「ハロウィンのお菓子や小さな贈り物を詰めた、かごや入れ物」

a basket or bucket of Halloween treats and small gifts that you give to someone before Halloween

どこで出てきたか

Boo baskets are having a moment: What they are and how to join the Halloween trend

いま話題の boo basket|どんなものか、ハロウィンの流行にどう参加するか

出典: NBC New York(2026年10月2日)

Boo baskets have become a popular way to kick off spooky season, and they're essentially Halloween's answer to the Easter basket.

boo basket は、ハロウィンの季節の始まりを楽しむ人気の方法になった。いわば、イースターのかごのハロウィン版だ。

NBC New York の記事より

NBC New York は10月2日、SNSで多くの人がハロウィンの入れ物にお菓子や靴下を詰めている理由を解説しました。もとの形は、近所の家の玄関先にかごをこっそり置き、"You've Been Booed" と書いたメモを添える遊びです。受け取った人は、また別の家にかごを作って届けます。最近は、親から子へ、恋人や友だちどうしで渡すものにも広がったと、記事は伝えています。

この語の芯

「ブー!」と驚かせて届ける、ハロウィンのお菓子かご。

boo 間投詞 人を驚かせる「ブー!」という声 basket 名詞 かご

Online Etymology Dictionary によると、boo は15世紀の初めからある、人を驚かせる大きな声です。basket は13世紀の初めから見られ、アングロ・フランス語の bascat から来ています。その先は、はっきりしていません。

NBC New York の記事は、boo basket の遊びには決まった考案者も、始まった日付もないと書いています。近所どうしの行事として生まれたらしく、それをSNSが大きな流行にした、という説明です。

同じ語根の仲間 boo ((驚かせる)ブー!/ブーイング) booed (ブーイングされた/(この遊びで)かごが届いた) Easter basket (イースターのかご)

You've been booed! は、ブーイングではなく「お菓子が届いたよ!」。

ここが面白い

ふつう、be booed は「ブーイングされる」です。Online Etymology Dictionary によると、boo が「不満を表す声」の意味になったのは1884年で、動詞の「ブーイングを浴びせる」は1885年からです。

ところが、この遊びで "You've been booed!" と言われたら、お菓子のかごが届いたという意味です。NBC New York によると、受け取った家が "We've Been Booed" と書いた紙を貼り、もう届いたことを近所に知らせるやり方もあります。同じ booed が、ハロウィンの季節だけ、うれしい知らせに変わります。

例文で確かめる

We found a boo basket on our doorstep this morning.

今朝、うちの玄関先に boo basket が置いてあった。

My sister made a boo basket for her best friend.

姉は、親友のために boo basket を作った。

You've been booed! Now it's your turn to make a basket for a neighbor.

boo basket が届いたよ! 今度はあなたが、近所の人にかごを作る番です。

この形で覚える

make a boo basket boo basket を作る
leave a boo basket on the doorstep 玄関先に boo basket を置く
You've been booed! (この遊びで)お菓子のかごが届いたよ!
keep the chain going (次の人へ)つないでいく

似た語とどう違うのか

語意味boo basket との違い
trick-or-treat (子どもが)家を回ってお菓子をもらう trick-or-treat は子どもがお菓子をもらいに回りますが、boo basket はこちらから相手に届けます。
Easter basket イースターのかご NBC New York は、boo basket をイースターのかごのハロウィン版と説明しており、中身がかぼちゃやおばけ、黒猫のものに変わります。
gift basket 贈り物の詰め合わせ gift basket は季節を問わない詰め合わせで、boo basket はハロウィンのものに限ります。

使うときの注意

ここで間違える
"You've been booed" を、遊びを知らない人に言うと「ブーイングされた」と受け取られます。かごを渡すときは、メモで遊びのルールを説明しましょう。
使える場面
家族や友だち、近所どうしで使うくだけた言葉です。ニュースでは、ハロウィンの流行を紹介する記事に出てきます。
発音・リズム
boo はブーと長く伸ばします。basket は最初の bas を強く読み、「バスケット」と平らに読まないようにします。

ミニコラム:booed は、季節で意味が変わる

英語の boo は、ふつうはうれしい言葉ではありません。試合や舞台で「ブー」と言うのは、不満を伝えるときです。

boo basket の遊びは、その語をハロウィンのいたずらの「ブー!」として使います。NBC New York は、近所でつないでいくなら、10月の初めから半ばに始めると、受け取った人が次へ渡す時間が取れると書いています。

明日は、boo と booed を英英辞典で引いて、意味がいくつ載っているかを数えてみてください。

原田高志

確認クイズ

  1. Q1. ハロウィン前、玄関先にお菓子のかごと "You've been booed!" と書いたメモがありました。このメモの意味として最も適切なものは?