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TWO WORDS A DAY 時事英語 第148回 標準 読了 6分

aftershock

/ˈæftərʃɑːk/ 名詞 英語ニュースに何度も出てくる語

「①余震 ②(比喩で)大きな出来事のあとに続く影響、余波」

a smaller earthquake that follows a bigger one in the same area; also, a later effect of a major event

どこで出てきたか

Rescuers search for survivors after deadly earthquake in China's Tibet region

中国チベット地域の地震で、救助隊が生存者を捜索

出典: AP通信(PBS NewsHour 掲載)(2026年10月23日)

At least 339 homes collapsed, and officials told journalists they were concerned about further building collapses from aftershocks, as well as casualties from rockslides.

少なくとも339戸の家屋が倒壊し、当局は記者団に、余震による建物のさらなる倒壊と、落石による死傷者を心配していると語りました。

AP通信(PBS NewsHour 掲載) の記事より

2026年10月22日(木)の夜、チベット地域のナクチュ(Nagqu)で、マグニチュード7の地震が起きました。AP通信によると、中国の国営メディアは少なくとも16人が亡くなり、54人がけがをしたと伝えています。当局が心配しているのは、余震で、傷んだ建物がさらに崩れることです。記事によると、アメリカ地質調査所は、マグニチュード4.3から5.2の余震を、少なくとも7回記録しました。地震のニュースでよく見る語です。

この語の芯

大きな揺れ(本震)のあと(after)に来る、小さな揺れ。たとえて言えば、大事件のあとから届く影響のこと。

after- 接頭辞 あとの shock 名詞 衝撃、揺れ

英語の中で、接頭辞のafter-(あとの)と、名詞のshock(衝撃)を組み合わせて作られた語です。英語版Wiktionaryはそう説明しています。

shockのほうは、中世オランダ語のschokken(揺さぶる)から来たという説と、中世フランス語のchoquer(ぶつかる)から来たという説があり、はっきりしていません。

同じ語根の仲間 foreshock (前震) mainshock (本震) earthquake (地震) tremor (揺れ、小さな地震) fallout (余波、悪い結果)

after(あと)+shock(揺れ)。地震の「あと」に来る揺れ。ニュースでは、事件の「余波」の意味でも使う。

ここが面白い

地震の呼び名には、あとにならないと決まらないものがあります。アメリカ地質調査所(USGS)によると、ある地震が前震(foreshock)だったと分かるのは、同じ地域でもっと大きな地震が起きたあとです。

同じ考え方で、その時点でいちばん大きかった地震(mainshock)も、もっと大きな地震が続けば、前震と呼び直されます。地震が起きた直後には、それが前震だったのかどうかは、まだ決められないのです。

例文で確かめる

Officials warned that aftershocks could bring down damaged buildings.

当局は、余震で傷んだ建物が崩れるおそれがあると警告しました。

Many residents slept outside because they were afraid of more aftershocks.

多くの住民は、さらなる余震を恐れて、外で寝ました。

The bank's failure sent aftershocks through the whole industry.

その銀行の破綻は、業界全体に余波を広げました。

この形で覚える

a strong aftershock 強い余震
a series of aftershocks 一連の余震
feel an aftershock 余震を感じる
financial aftershocks 金融面の余波

似た語とどう違うのか

語意味aftershock との違い
foreshock 前震 foreshockは、もっと大きな地震の前に起きた地震です。aftershockは、大きな地震のあとに起きた地震です。
tremor 揺れ、小さな地震 tremorは、小さな揺れそのものを指します。aftershockは、大きな地震のあとに起きた、という順番まで含んだ語です。
fallout 余波、悪い結果 falloutは、事件や失敗のあとの悪い結果を広く指す語です。地震の揺れの意味はありません。

使うときの注意

ここで間違える
「余震」を、after earthquakeと言うのは不自然です。aftershockの1語で言います。
使える場面
ニュースでも日常会話でも使う、ふつうの語です。ただし、亡くなった人がいる災害の話では、軽い調子で使わないようにします。
発音・リズム
最初のaf-を強く読みます。-shockは、日本語の「ショック」より短く、口を丸めすぎずに読みます。

ミニコラム:コラム:地震のニュースで並ぶ3つの語

AP通信の今回の記事には、地震の英語のニュースによく出る語が並んでいます。magnitude(マグニチュード、地震の規模)、epicenter(震源の真上の地点)、そしてaftershock(余震)です。記事は、アメリカ地質調査所によると震源地はナクチュの東北東191キロで、深さは18キロだった、と書いています。

この3語は、一緒に覚えておくと便利です。magnitudeは大きさ、epicenterは場所、aftershockは「そのあとの話」を表しています。英語の地震のニュースを読むときは、まずこの3つを探すと、何が起きたのかが見えてきます。

なお、aftershockが比喩に使われるときは、悪い影響のことが多いです。ニュースの金融面では、financial aftershocks(金融面の余波)のような形で出てきます。

原田高志

確認クイズ

  1. Q1. 本文によると、foreshock(前震)について正しいのはどれか。