affordability
/əˌfɔːrdəˈbɪləti/ 名詞 英語ニュースに何度も出てくる語
「①(値段が)
how easy it is for people to pay for something, judged by its cost and how much money they have
どこで出てきたか
EXPLAINER: Three issues defining the 2026 US midterm elections
解説:2026年アメリカ中間選挙を形づくる3つの争点
…the campaigns are being shaped nationally by Trump himself and voter concerns over affordability and immigration. …選挙戦は全国的に、トランプ氏本人と、生活費の負担や移民をめぐる有権者の関心によって形づくられています。
アメリカでは11月3日に中間選挙があります。ロイター通信は選挙を形づくる3つの争点の1つに Affordability を挙げ、ロイターとイプソスの世論調査で、登録有権者の半数が「生活費」をいちばん大事な判断材料に選んだと伝えました。同じ記事によると、ガソリンの全国平均価格は4.28ドル(AAA の調べ)で、1年前より1.20ドル高くなっています。Dictionary.com も2026年の「今年の単語」の最終候補に affordability を入れました。
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この語の芯
「その値段、払っていける?」をひとことで言う名詞。モノ1つの値段ではなく、暮らし全体の負担に使う。
英語版Wiktionaryによると、affordability は afford に -ability(〜できること)を付けた語です。意味は「値段と、買う人が払える額とを比べて、どれくらい手が届くか」です。
もとの afford は、中英語の afforthen を経て、古英語の ġeforþian にさかのぼります。Wiktionary はこの語に「前へ進める、成し遂げる」という意味を付けています。昔の英語では、afoord や affoord のようなつづりもありました。
同じ語根の仲間 afford (〜する余裕がある) affordable (手ごろな値段の) unaffordable (高すぎて手が出ない) forth (前へ)
ここが面白い
afford の中には、forth(前へ) が入っています。英語版Wiktionaryは、afford の語源を「a- と forth を合わせたものと同じ」と説明しています。古英語の ġeforþian は、ゲルマン語の「前へ、先へ」を表す語から来ました。
つまり afford は、もともと「物事を前へ進める、やりとげる」という語でした。いまの I can't afford it.(それを買う余裕はない)は、「その出費を背負って、前へ進めない」と読むと、昔の意味とつながって見えてきます。
例文で確かめる
Affordability is the biggest issue for many voters this year.
今年、多くの有権者にとって、いちばん大きな争点は生活費の負担です。
We chose this apartment because of its affordability.
家賃が手ごろだったので、私たちはこのアパートを選びました。
The city is working to improve housing affordability for young families.
市は、若い家族が住まいを手に入れやすくなるよう取り組んでいます。
この形で覚える
| housing affordability | 住宅の手に入れやすさ |
| an affordability agenda | 生活費の負担を減らす政策 |
| improve affordability | 手に入れやすくする |
| concerns over affordability | 生活費の負担への不安 |
似た語とどう違うのか
| 語 | 意味 | affordability との違い |
|---|---|---|
| cost of living | 生活費 | cost of living は暮らしにかかるお金の額そのものを言い、affordability はその額を人が払っていけるかどうかを言います。 |
| inflation | 物価上昇、インフレ | inflation は物の値段が上がっていく動きを言う語で、affordability はその結果として払えるかどうかを言う語です。 |
| cheapness | 安さ | cheapness は値段が低いことだけを言い、affordability は買う人の収入と比べて手が届くかどうかを言います。 |
使うときの注意
- ここで間違える
- 動詞の afford は、I can't afford a new phone. のように、多くは can や be able to のあとで使います。名詞の affordability に「〜する」の意味はないので、We affordability… とは書けません。
- 使える場面
- ニュースや経済の記事でよく使う、少しかための名詞です。友だちとの会話なら、It's too expensive. や I can't afford it. のほうが自然です。
- 発音・リズム
- アクセントは -bil- の「ビ」に置きます。afford の「フォー」を強く読むと、聞き手に伝わりにくくなります。
ミニコラム:コラム:affordability が出たら、「払っていける?」と読みかえる
affordability は、日本語に1語で訳しにくい語です。「手ごろさ」「購入しやすさ」「生活費の負担」と、記事によって訳がばらばらになります。それでも芯は1つで、「その値段を、人々は払っていけるのか」という問いです。
ロイターの記事も、Affordability という見出しのすぐ下で、有権者が生活費をいちばんの争点にしていると書き、ガソリン・食料品・住宅の値段を並べていました。見出しの1語の中身を、数字で説明しているわけです。
明日から英語のニュースで affordability を見つけたら、すぐに訳そうとせず、Can people afford it? と言いかえてみてください。そのあとに続く数字が、何の値段の話なのかを探すと、記事の筋がつかめます。
原田高志
確認クイズ
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Q1. Rising rents have made ____ a big problem for young people in the city. の空所に入る語として最も適切なものはどれか。