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日刊原田英語 Harada Eigo Daily
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早期英語教育の効果は、同じ授業時間数で比べると逆でした

英語教育ニュースレター Vol.29

早く始めたほうが有利だ。この前提を、スペインで20年以上続いた研究が一度止めます。30校・約2,000人を、授業を200時間・416時間・726時間受けた時点で比べたところ、遅く始めた学習者のほうが得点が高くなりました。効いているのは開始年齢ではなく、積み上げた時間です。帯活動2本、そのまま使える教室英語5本、小学校の英語を中学でつなぎ直す無料素材4選つきの第29号です。文科省が公表した小中高生の英語力の分析と、2027年度の概算要求も取り上げます。

監修:原田高志(原田英語.com)

小学校で英語を4年やってきた生徒が、中1の教室に座っています。それでも「出遅れた」と思っている生徒がいます。その思い込みに、数字で答える第29号です。

09.07.2026 Vol.29

おはようございます。

小学校で英語を4年やってきた生徒が、中1で入ってきます。それでも教室は、去年とあまり変わらないように見える。そう感じている先生は多いはずです。

最後の「常識がひっくり返る話」に置いたのは、開始年齢の研究です。同じ授業時間数で比べると、遅く始めた学習者のほうが得点が高くなりました。

帯活動2本と教室英語5本は、その結果を明日の教室で使える形にしました。無料の素材は、小学校で耳から入れた英語を中学で文字につなぎ直すものを4つ集めています。

TODAY'S PICK

小6でA1に届いた割合が、64%から55%に下がりました

ReseEd(2026年5月7日)。出典は文部科学省「令和7年度 英語教育に関する調査研究(英語力に関する調査分析)」(分析は株式会社ベネッセコーポレーション、2026年4月に文部科学省のサイトへ掲載)

文部科学省が、小中高生の英語力を分析した報告書を公開しました。GTECを受けた学校を抽出した調査で、分析はベネッセコーポレーションが行っています。

小学6年生でCEFRのA1に届いた割合は、2019年度の38%から2021年度の64%へ大きく増えました。ところが2024年度は55%へ下がっています。

中学生のCEFR-Jレベルは、1年生と2年生がA1、3年生がA2に届きました。2019・2021・2024年度を並べると、1年生と2年生は「横ばい〜上昇」、3年生は「横ばい」です。

高校生では、「英語がもっとも苦手だ」と答えた生徒が1年生29.2%、2年生29.5%、3年生36.4%でした。3年生では全教科で最多です。

小6の数字が下がったことを、早期英語教育の失敗と読まないでください。これはGTECを受けた学校を抽出した調査です。受ける学校の顔ぶれが変われば、割合は動きます。

中高の先生にとって重いのは、高3の36.4%のほうです。学年が上がるほど「英語がもっとも苦手」が増え、3年生で全教科の1位になります。

しかも、これは力が落ちた結果とは限りません。中学生のCEFR-Jは、1・2年生が「横ばい〜上昇」、3年生が「横ばい」です。級は下がっていないのに、苦手だと感じる生徒は増えていきます。

苦手意識は、できないから生まれるとは限りません。周りと比べたときに生まれます。小学校から英語をやってきた生徒が並ぶ教室では、「自分は出遅れた」と思う生徒が出ます。今日の最後の節は、そこに数字で答えます。

WARM-UPS

今日の帯活動(5分でできる)

今日の研究をそのまま形にした2本です。どちらも5分で、黒板だけで回ります。

今週、英語に触れた分数を数えて、黒板で合計する

対象 中1〜高3 時間 5分 準備 黒板のみ

  1. 先週の月曜から今日までに英語へ触れた時間を、分で書き出させる。授業の時間も入れてよい
  2. 動画・音楽・ゲーム・アプリも1分単位で数えさせる。日本語の字幕つきでも数える
  3. 一人ずつ合計を言わせ、黒板でクラス全体の合計にする
  4. 合計を人数で割り、1人あたりの平均を黒板に残す
  • 💡 誰が多いかを競わせません。同じ授業時間数なら、あとから始めた学習者のほうが速く伸びたという研究があります。効いているのは開始年齢ではなく、積み上げた時間です。分にすると、あと10分が何を意味するかが見えます。

よく似た2文を黒板に並べて、違いを1つだけ言わせる

対象 中2〜高3 時間 5分 準備 黒板のみ

  1. 1語だけ違う英文を2つ、黒板に上下に並べて書く
  2. 30秒だまって見せる。この間、先生は何も言わない
  3. 違いを1つだけ日本語で言わせる。意味の差まで出たら、次の生徒に説明させる
  4. 最後に、どちらを使うかが決まる場面を先生が1つ挙げる
  • 💡 中学生と高校生は、幼児より規則に気づいて当てはめる力が強い。遅く始めた学習者が速く伸びる理由として、認知の発達とこの力が挙げられています。並べて見せるだけで、その力が働きます。

CLASSROOM ENGLISH

そのまま使える教室英語

今日は、出遅れたと思っている生徒に向けた5本です。

小学校から英語をやってきた生徒とくらべている子に

Nobody in this room started too late.

この教室に、始めるのが遅すぎた人はいません。

too late を、先生のほうから先に否定します。生徒は「出遅れた」と自分では言いません。だから、こちらが言葉にします。

規則を説明する前に

You are old enough to see the rule, so let's find it together.

もう規則が見える年齢です。一緒に探しましょう。

old enough が効きます。年齢を弱点ではなく、使える道具として渡す言い方です。

英語に触れた時間を数えさせるとき

Count the minutes, not the years.

年数ではなく、分を数えてください。

短いので、そのまま黒板に残せます。何年やったかではなく、何分積んだか。数える対象を移す1文です。

小学校で習った英語を思い出させるとき

Say one English word you remember from elementary school.

小学校で覚えている英語を、1語言ってください。

one と数を決めると、思い出せない生徒が黙り込まずに済みます。出てきた語は、そのまま今日の授業で使ってください。

「今からでも間に合いますか」と聞かれたとき

Ask me how many hours, not how many years.

何年かかるかではなく、何時間かかるかを聞いてください。

「間に合いますか」に「間に合います」と返しても、根拠になりません。時間で答えられる質問に置き換えます。

AI TOOLKIT

AI × 英語指導

教師向け1つ、生徒向け1つ

教師向けPerplexity

答えに出典のリンクが付く検索です。2022年に設立されたアメリカのPerplexity AI社が作っています。質問を打つと、参照したページが番号つきで答えの中に並びます。無料で使える範囲があります。研修や教材で聞いた話の出どころを確かめるのに向いています。今日の「早く始めたほうがいい」も、たどっていくと、乳児が音を聞き分ける研究と、教室で外国語を学ぶ研究が混ざっています。

使いどころ:🎓 打ち込むのはこれです。「「早く英語を始めるほど有利だ」という主張の根拠にされている研究を、査読のある論文にしぼって3本挙げてください。それぞれについて、対象が母語か外国語か、教室で学んだのか現地で暮らしたのかを分けて書いてください。返ってきたリンクは、必ず自分で開いてください。要約だけを読んで教室で話すと、出典より一段広い話になります。

生徒向けLingQ

英文を読みながら、知らない語に色を付けて残していく学習アプリです。20の言語を話すスティーブ・カウフマン氏らが作りました。ニュースやYouTubeの字幕を取り込むこともでき、文字起こしや翻訳はAIが作ります。無料でも50以上の言語をすべて開けますが、無料のままだと、保存できる語は20語まで、自分で取り込める教材は5本までです。知っている語が何語になったかを数字で追う機能は、有料の会員向けです。

使いどころ:🎓 生徒には、見る数字まで決めて渡してください。「今日から2週間、目標は語数ではなく、7日のうち7日開くこと。テストの点は2週間では動きません。動くのは開いた日数なので、続いている手ごたえはそこに出ます。無料のままだと20語で保存が止まるので、語数を目標にはしないでください。

NEWS FLASH

今日のニュース

教室に持ち込める3本です。

JAPAN · 09.03

共通テストの出願登録が、9月15日に始まります

大学入試センターが、2027年度の大学入学共通テストの出願に向けた資料を公開しました。出願サイトの操作マニュアル(第2編)と、3本目の説明動画です。動画は12分54秒で、出願登録と検定料の支払いの手順を扱っています。

出願の登録は2026年9月15日に始まり、締め切りは10月2日です。確認と訂正の期間が10月9日から16日まであり、受験票の取得・印刷は12月4日から始まります。本試験は2027年1月16日・17日、追試験は1月23日・24日です。マニュアルの第3編は11月に出る予定です。

検定料を払わないと、出願は終わりません。高3を持っている先生は、10月2日より前に一度、払ったかどうかだけをクラス全員に聞いてください。

JAPAN · 08.31

文科省の2027年度概算要求は8兆7,750億円。教員の待遇改善が柱に入りました

文部科学省が2026年8月28日、2027年度の概算要求の資料を公表しました。一般会計の要求・要望額は8兆7,750億円で、2026年度の予算額から2兆8,941億円の増額です。

義務教育費国庫負担金は1兆7,251億円を要求しています。定数改善計画の推進と、教職調整額の計画的な引き上げにあてるとしています。学校で安全にAIを使えるようにするための環境整備には、884億円が入りました。

英語科だけの項目は、この資料には出ていません。待遇と端末の予算が動いても、授業の時間数は増えません。英語に触れる時間をどこから作るかは、各校で決める話のままです。

JAPAN · 09.04

生徒の力をどう見取るかのシンポジウムが、9月25日仙台・9月26日福岡であります

河合塾が「学びみらいPASSシンポジウム」を開きます。仙台会場は2026年9月25日(金)の13時から17時まで、ハーネル仙台です。福岡会場は9月26日(土)の14時から17時まで、河合塾福岡校で行われます。

仙台会場では、東北大学大学院情報科学研究科の細田千尋准教授が「脳科学から考える声掛け」と題して基調講演を行います。河合塾学校事業推進部の山口大輔部長も、仙台会場に登壇します。実践事例として、宮崎県立都城泉ヶ丘高等学校と修道中学校・高等学校(広島県)が紹介されます。

対象は高等学校と中高一貫校の教職員で、参加費は無料です(福岡会場の懇親会は別途費用)。英語科の会ではありません。点数になりにくい力をどう見取るかは、英語のパフォーマンス評価と同じ問題です。

FREE TOOLS

無料の学習ツール4選

今号のテーマは「小学校で耳から入れた英語を、中学で文字につなぎ直す」。読ませる絵本、音と文字の対応、聞かせる朗読、語を増やすクイズを1つずつ集めました。4つとも無料で使える範囲があります。

Oxford Owl for Home

オックスフォード大学出版局が運営する、家庭向けの学習サイトです。3〜4歳から10〜11歳までの年齢別に並んでおり、無料で読める電子絵本の書架があります。Biff, Chip and Kipper や Project X Team といったシリーズが入っており、タブレットでそのまま開けます。フォニックスの手引きや、家庭でできる活動も置いてあります。中1で英文が読めない生徒に、易しい側から渡せる素材です。

Starfall

2002年8月に、子どもが読めるようになるための無料の公共サービスとして公開されました。運営は非営利団体のStarfall Education Foundationです。扱っているのは、音への気づき、順を追ったフォニックス、よく出る語の3つ。広告が1つも出ず、子どもの個人情報も集めません。無料の部分に加えて、低価格の会員制度があります。音と文字の対応が抜けたまま中学に来た生徒に、ここから戻れます。

Storynory

2005年11月から、英語の朗読を無料で配信しているサイトです。運営はイギリスのStorynory Ltdです。中身はオリジナル作品・昔話・古典作家・世界の神話・学習向けの話・詩と音楽の6つに分かれています。サイトのほか、YouTube・Apple Podcasts・Spotifyでも聞けます。通学の時間を英語に変えるのに向いています。数え方は、聞いた分数をそのまま足すだけです。

Freerice

国連世界食糧計画(WFP)が運営するクイズです。正解1問につき、米10粒がWFPに寄付されます。カテゴリは50を超えており、English Vocabulary がいちばん定番です。選択式なので、意味を知らない語でも手が止まりません。無料で遊べます。語を増やす作業に、続ける理由が1つ足されるのが、この道具の値打ちです。

STORY BREAK

生徒に話したくなる小ネタ

余った3分で話せる2本です。どちらも年齢の話につながります。

infant は「まだ話せない人」でした

赤ちゃんを指す infant は、ラテン語の infantem から来ています。もとは形容詞で、意味は「話すことができない」。in-「〜でない」に、fari「話す」の現在分詞 fans が付いた形です。英語に名詞として入ったのは14世紀の終わり、形容詞として使われ出したのは1580年代でした。

同じ語から出ているのが infantry(歩兵)です。イタリア語やスペイン語の infante は、はじめ「若者」を指し、のちに「歩兵」の意味になりました。英語に入ったのは1570年代ごろで、経験の浅い若い兵士という見方からです。

生徒には、ここから語の作りに戻してください。in- に「話す」が付いて「話せない」。同じ形は invisible(見えない)や incredible(信じられない)にもあります。語頭の in- を切り離して読む癖が付けば、初めて見る語でも半分は読めます。

adult と adolescent は、同じ動詞から出ています

adult はラテン語の adultus で、意味は「成長し終えた、熟した」。動詞 adolescere「成長する、成熟する、熟す」の過去分詞です。英語で形容詞として使われ出したのは1530年代、名詞は1650年代でした。

adolescent は、同じ adolescere現在分詞 adolescentem から来ています。意味は「成長しつつある、成熟に近い」。英語に名詞として入ったのは15世紀の半ば、形容詞は1785年です。もとをたどると ad「〜へ」と alescere「養われる、育つ」に分かれます。

つまり、この2語を分けているのは分詞の種類です。終わったほうが adult、途中のほうが adolescent。

生徒には、そのまま現在分詞と過去分詞の役割に戻してください。-ing が「している途中」、-ed が「し終わった」。a growing childa grown-up の差が、adolescent と adult の差とそっくり同じです。

QUOTE

今日の名言

「早いほうがいい」という考えの出どころ

“Also automatic acquisition from mere exposure to a given language seems to disappear after this age, and foreign languages have to be taught and learned through a conscious and labored effort.”

また、ただ触れているだけで自然に身につく力も、この年齢を過ぎると消えるようだ。そして外国語は、意識して、骨を折って教え、学ばなければならなくなる。

エリック・レネバーグ(言語学者・神経学者、1921-1975)『Biological Foundations of Language』(1967年)176ページ

レネバーグの言う「この年齢」とは、思春期のことです。「英語は早いほうがいい」という言い方は、ここから広がりました。ただし、後半を読んでください。外国語は意識して教え、学ぶものになる、と書いてあります。これは教室にとって不利な話ではありません。意識して学べる年齢だからこそ、説明が効きます。中高の教室でやっているのは、まさにその後半です。

THE FLIP

常識がひっくり返る話

早く始めた組は、同じ時間数の時点では追いついていませんでした

2020年度から、小学3年生で外国語活動が始まり、5年生からは教科としての英語になりました。中学に入ってくる生徒は、すでに4年ぶん英語に触れています。

それでも中1の教室は、去年とあまり変わらないように見えます。そして生徒のほうは、逆のことを思っています。「小学校のときに、ちゃんとやっておけばよかった」。

早く始めたほうが有利だ。この前提は、教室の全員が持っています。先生も、生徒も、家の人も。だから遅く始めたと思っている生徒は、最初から負けているつもりで座っています。

ところが

スペインのバルセロナに、20年以上続いた研究があります。Barcelona Age Factor(BAF)プロジェクトです。カタルーニャ語とスペイン語を話す子どもたちが英語を学ぶ過程を、始めた年齢ごとに追いました。

対象は30校・約2,000人。英語を始めた年齢は4歳・8歳・11歳・14歳・18歳以上の5組です。比べたのは、授業を200時間・416時間・726時間受けた3つの時点でした。

結果はこうです。同じだけの授業時間数を受けた時点では、遅く始めた学習者のほうが得点が高い。ただし、差の縮まり方はテストによって一様ではありませんでした。この研究をまとめたのが、カルメン・ムニョス編『Age and the Rate of Foreign Language Learning』(2006年、Multilingual Matters)です。

理由として挙げられているのは、認知の発達と、規則を意識して当てはめる力です。年上の学習者は、規則を聞いてその場で使えます。幼い学習者にできるのは、たくさん浴びることのほうです。浴びる量が限られる教室では、年上のほうが速く進みます。

小学校の英語に意味が無い、という話ではありません。BAFで幼い組が追いついたのは、時間がたって、触れた量が増えてからでした。効いているのは開始年齢ではなく、積み上げた時間です。

ですから、中1の教室で言うことは決まります。出遅れた生徒はいません。足りないのは年数ではなく時間で、時間は今日から積めます。

⚠ 1つ注意があります。BAFが見たのは、カタルーニャ語とスペイン語を話す子どもが英語を学んだ場合です。日本の教室で同じ数字が出るとは限りません。それでも「同じ時間数なら年上のほうが速い」という向きは、中高で説明を惜しまない理由になります。

動画で見る

赤ちゃんは、まわりの声から必要な音を選び取っている(英語) (TED) パトリシア・クール氏が、赤ちゃんがまわりの人の声を聞いて、必要な音を統計的に集めていくという研究を紹介しています(2010年10月、TEDxRainier)。ここで扱われているのは、乳児が音を聞き分ける力です。教室で週に数時間学ぶ話とは別の問題として聞いてください。

明日の授業でやること|明日から、年数ではなく時間で話す

  1. 先週1週間で英語に触れた時間を、分で数えさせる。授業も動画も入れてよい。クラスの合計を黒板に残す
  2. 「小学校でやってきた差」を口にする生徒がいたら、その場で分に置き換える。何年ではなく何時間で比べさせる
  3. 規則は隠さずに言い切る。年上の学習者が速いのは、規則を聞いてその場で当てはめられるからです
  4. 1か月後に、同じ数え方でもう一度合計を出す。増えた分数だけを黒板に書く

この号で触れたリンク

開始年齢は、生徒にも先生にも変えられません。変えられるのは、これから積む時間だけです。

明日やることは1つです。「何年やったか」で話すのをやめて、「何時間積んだか」で話す。黒板に合計を1回書けば、その日から教室の物差しが変わります。

またあした。

Vol.29 09.07.2026

よくある質問

小学校で英語を始めるのは、やらないほうがよかったのですか。

そうは言えません。今日のBarcelona Age Factorプロジェクトでも、幼い組は時間がたつと追いついています。早く始めた子が不利になる、という結果ではありません。同じ授業時間数で切り取ると年上が上だった、というだけです。効いているのは、積み上げた時間のほうです。小学校で始めれば、中3までに英語へ触れる合計時間はその分だけ増えます。

中1で英語を始めた生徒に、何と言えばいいですか。

年数ではなく時間で話してください。「4年の差」と言われると取り返しがつきませんが、分や時間に直すと、追いかけられる数字になります。そのうえで、規則は隠さずに説明してください。中学生は、幼児より規則を意識して当てはめられます。それが年上の学習者の強みだと、研究では説明されています。