授業中の落書きに効果は?図形を塗りながら聞いた組が、29%多く思い出しました
ニュースレター|Vol.76
授業中に落書きをしている生徒は、聞いていないのでしょうか。単調な録音を聞く実験で、図形を塗りながら聞いた組のほうが、あとで29%多く思い出しました。小4〜中3の読書調査、高校の新しい単位の案、アメリカの学校の禁書の増加も取り上げました。帯活動2本、教室英語4本つきです。
監修:原田高志(原田英語.com)
おはようございます。今日の話は、聞いている間に図形を塗っていた組のほうが、あとで多く思い出したという実験です。授業中に落書きをしている生徒を、注意したことのある先生に読んでいただきたい号です。
10.24.2026 Vol.76
おはようございます。
今日は、聞き取りの最中に手を動かすと、聞く力が落ちるのかを調べた実験を紹介します。40人が、退屈な録音を聞きました。半分の人は、聞きながら小さな図形を塗りました。あとで思い出せた数は、塗った組のほうが29%多くなりました。
注目記事は、小学4年生から中学3年生の読書の調査です。本を読むのが好きな子は約7割いますが、読む時間は短い子が多い、という結果でした。
TODAY'S PICK
小4〜中3の約7割が「本好き」。それでも読書は週1時間未満が7割で、中学生の22.0%は全く読まない
教育新聞(2026年10月19日掲載)
博報堂教育財団こども研究所が、小学4年生から中学3年生の読書について調べた結果を、教育新聞が伝えました。インターネット調査で、各学年の男女100人ずつ、合わせて1,200人が答えています。調査では、紙の本のほかに、電子書籍やオーディオブックも「本」に入れています。
記事によると、おもな結果は次のとおりです。
- ・本を読むのが「大好き」「好き」「まあ好き」と答えた子は69.3%。小学生より中学生のほうが、やや低い
- ・「本を読むよりも動画やゲームのほうが楽しい」に肯定的に答えた子は76.5%
- ・学校がある時期の1週間の読書時間は、「全く読まない」が17.4%、「30分未満」が31.7%、「30分から1時間未満」が23.5%。1時間未満の合計は7割を超えた
- ・「全く読まない」は、小学生が12.8%、中学生が22.0%
- ・本を知るきっかけ(複数回答)は、「学校の図書室」が55.5%で最も多かった。「本屋」は48.6%
- ・通っている学校に朝読書の時間がある子は51.3%
英語の本を読ませたい先生には、前提として心にとめたい数字です。まんがや電子書籍も含めた本全体で見ても、1週間の読書が30分未満の子が、「全く読まない」子を含めて約5割(49.1%)います。
同じ調査で、本を知るきっかけの1位は学校の図書室でした。英語の本も、生徒の目に入る場所に置くところから始められます。
明日やることは1つです。教室の棚か机の上に、英語の本を3冊、表紙を見せて置いてください。題名を1冊だけ読み上げて、「どんな話だと思う?」と聞くだけで十分です。
教育新聞|小4〜中3の7割が「本好き」だが…「読書は週1時間未満」も7割
WARM-UPS
今日の帯活動(5分でできる)
どちらも、先生が読む短い英語の連絡だけで回せます。1本目は名前だけを探して聞く活動、2本目は聞いたあとに思い出す活動です。
英語の連絡を聞いて、来る人の名前だけを書き、来ない人の名前は書かない
- 黒板に Who is coming? と書きます。先生が、パーティーの連絡を英語で読みます。原稿は80語ほどで、来る人の名前を4つ、来ない人の名前を2つ入れ、関係のない話も混ぜます
- 生徒は、来る人の名前だけをノートに書きます。来ない人の名前は書きません
- もう一度読みます。ペアで書いた名前を見せ合い、違うところに印をつけます
- 最後に全員で答えを言い、聞き間違えやすかった名前を黒板に書きます
- 💡 今日の実験の課題も、来る人の名前だけを探す形でした。「全部聞き取りなさい」と言うより、探すものが決まっているほうが、何を聞けばよいかが生徒に伝わります。名前は聞き違いやすいので、黒板に書いて確かめます。
聞いたあとに雑談を1分はさみ、ノートを閉じて、思い出せる名前と地名を書く
- 先生が、名前4つと地名4つを入れた短い英語の連絡を読みます。生徒は聞くだけで、書きません
- 読み終えたら、1分だけ、英語や日本語で別の話をします。たとえば、今日の天気の話です
- ノートを閉じさせ、思い出せた名前と地名を書かせます
- 隣の人と見せ合い、いくつ思い出せたかを数えます。もう一度原稿を読んで、答え合わせをします
- 💡 今日の実験では、聞き終えたあとに記憶のテストがあることを、先に知らせていませんでした。予告なしだと、聞いた直後に何が残っているかが見えます。毎回やると生徒が身構えるので、この活動は月に1回ほどにします。
CLASSROOM ENGLISH
そのまま使える教室英語
今日の4本は、聞き取りの前と、聞いたあとに、先生が言う英語です。
聞く前に
Shade in the circles and squares while you listen.
聞きながら、丸と四角を塗ってね。
shade in は、鉛筆で中を塗りつぶす、という意味です。きれいに塗らなくてよいときは、先生が Don't worry about being neat. と足します。
名前だけを探させるとき
Write down only the names of the people who are coming.
来る人の名前だけ書いてね。
only のあとに、書くものをはっきり言うと、生徒は何を探して聞けばよいかが分かります。
聞き終えたあとに
Close your notebook and write down what you remember.
ノートを閉じて、覚えていることを書いてね。
write down は「書き留める」です。what you remember と言うと、思い出せたものだけを書けばよいと伝わります。
数を比べるとき
How many names did you remember?
名前はいくつ思い出せた?
How many のあとは、names のように複数形です。答えは数字だけで言えるので、全員が一度に答えられます。
AI TOOLKIT
AI × 英語指導
教師向け1つ、生徒向け1つ
教師向けGoogle フォームの Gemini(クイズ作成)
Google の Workspace アップデートの記事(2026年7月30日)によると、Google フォームの「Help me create」で、クイズを作れるようになりました。作りたいクイズを文章で頼むと、Google ドライブにあるドキュメント、スライド、PDF の内容を材料にすることもできます。できたクイズには正解がついていて、選択式、グリッド、チェックボックスの問題が作れます。作ったあとにプレビューして、直せます。
使いどころ:🎓 こう使います。自作の英文をドライブに置き、「この英文から、人の名前と場所を聞く問題を5問」と頼みます。今日の帯活動2本目の答え合わせを、フォームで配れます。⚠ Google のヘルプは、Gemini が不正確な情報を出すことがあると注意しています。問いと正解は、配る前に必ず自分で確かめます。使えるプランも限られているので、記事の対象一覧を見ます。
Google Workspace Updates|Use Gemini in Google Forms to quickly create a new quiz(英語のページ、2026年7月30日)
生徒向けGemini アプリの Guided Learning
Google の発表(2025年8月6日)によると、Gemini アプリの Guided Learning は、問題を一歩ずつに分けて、その人に合わせて説明します。画像、図、動画、対話型のクイズも使います。使い始めるには、Gemini アプリで Guided Learning を開きます。
使いどころ:🎓 こう使います。家で、授業で聞き取れなかった英語の連絡文を自分で貼り、「答えをすぐ言わずに、ヒントを出して」と頼みます。⚠ 使える年齢や条件は、この発表には書かれていません。生徒に勧める前に、Google のページで確かめます。
Google|Guided Learning in Gemini: From answers to understanding(英語のページ)
NEWS FLASH
今日のニュース
3本です。英語の本の選び方に関わる調査、高校の新しい単位の案、アメリカの学校の本の規制です。
JAPAN · 10.23
小学生の3割以上が、学年の目安と違う対象年齢の児童書を読んでいる。啓林館の調査
教育新聞によると、新興出版社啓林館が「小学生の児童書の読書実態に関する調査」の結果を公表しました。小学生の子がいる20代から50代の保護者612人が、8月21日から24日にインターネットで答えています。
- ・普段から児童書を読む子は57.7%(保護者から見た数字)。低学年、中学年、高学年で、ほとんど差はなかった
- ・学年の目安と違う対象年齢の本を読む子は、低学年32.7%、中学年36.8%、高学年38.5%
- ・普段から読む子の本の選び方は、「自分の興味や関心に合わせて子どもが自ら選んだ」が43.1%で最も多かった
英語の本を選ばせるときも、レベル表示どおりではなく、生徒が興味で選んだ本を読ませる選択肢があります。ただし、出版社の調査で、保護者の見方に基づく回答です。
JAPAN · 10.21
高校の新しい単位は「50分×17コマで1単位」案。教職員組合が負担を心配。中教審が関係団体から意見を聞く
教育新聞によると、中央教育審議会の教育課程企画特別部会が10月21日の第21回会合で、次の学習指導要領の審議まとめについて、関係団体から意見を聞きました。審議まとめは、10月20日の中教審総会でも報告されていて、パブリックコメントが行われています。
- ・全日本教職員組合は、新しい単位として「50分×17コマで1単位」とする案に、生徒や教職員の負担が増えることと、学習内容が身につくかを心配した
- ・全国高等学校長協会は、新しい単位の運用には、教育委員会との連携や学校間の情報共有が必要だと述べた
- ・全国都市教育長協議会は、小中学校の調整授業時数の制度が、小学校で45分の授業を40分にして時間を生み出す使い方だけだと誤解されないよう求めた
記事には、英語や外国語に関する発言は出てきません。ただ、授業の長さや単位のしくみが変わると、英語の授業の組み立てにも関わります。パブリックコメントにかけられている審議まとめを、一度見ておくと役に立ちます。
USA · 10.16
アメリカの公立学校で、子どもの本の「禁書」が年1万1,982件に。調査開始以来で最多
教育新聞によると、アメリカのNPO「ペン・アメリカ」(PEN America)が、2025年7月から2026年6月の1年間の調査結果を公表しました。
- ・各学区が特定の作品を「禁書」に指定した件数は1万1,982件。前年度は6,870件で、2021〜22年度の調査開始以来、最も多い
- ・7,370作品が、公立学校や学校図書館から撤去されたり、閲覧が制限されたりした
- ・件数の大半は、テキサス州(約8,200件)とフロリダ州(約3,200件)。どちらの州も、子どもの本を規制する州法を作っている
- ・対象には、日本の漫画『進撃の巨人』『犬夜叉』も含まれた
ペン・アメリカは、増えた理由として、保守系団体の運動、州法、撤去の判断にAIを使う動きの広がりを挙げています。英語圏の本を教室で紹介するときの、背景の知識になります。
FREE TOOLS
無料の学習ツール4選
今号のテーマは「聞き取りのあとの確認問題を、作って配るツール」。回答のあとに、正解や解説を見せる設定があるものを選びました。
Google フォームのテスト機能
Google のヘルプによると、設定で「テストにする」をオンにして、問題ごとに正解と点数を決められます。「回答にフィードバックを追加」で、文章や YouTube 動画の説明を付けられます。回答した人に、間違えた問題、正解、点数を見せるかも、設定で選べます。
Microsoft Forms のクイズ
Microsoft の教育ブログ(2021年1月)によると、選択式の答えの右側にカーソルを合わせて吹き出しのマークを押すと、その答えを選んだ生徒へのコメントを書けます。生徒がコメントを見られるのは、「結果を自動的に表示」をオンにしたときか、先生が「スコアを投稿」したあとです。画面の名前は、2021年から変わっているかもしれません。
H5P の Multiple Choice
H5P のページによると、選択式の問題を作る形式で、正解が1つの問題も、複数の問題も作れます。学ぶ人には、すぐに結果が返ります。このページに載っている見本の問題は、Creative Commons 表示 4.0 国際のライセンスだと書かれています。
Moodle の小テスト(Quiz)
Moodle の公式の説明書によると、小テストは、簡単な選択式の確認から、詳しいフィードバックのつく自己評価まで使えます。問題は問題バンクにしまって、ほかの小テストで使い回せます。受けたあとは、標準で点数とフィードバックが表示されます。
STORY BREAK
生徒に話したくなる小ネタ
どちらも、今日の話に出てくる語です。doodle(落書きする)と shade(塗る)です。
doodle(落書きする)は、もともと「ばか者」のことでした
英語版 Wiktionary によると、doodle は17世紀の初めに、「ばか者」という意味で現れました。もとは方言で、低地ドイツ語の dudeldopp(ばか者)から来ています。
「落書き」という今の意味が出てきたのは1930年代です。ページは、「ばか者」の意味から変わったのか、dawdle(ぐずぐずして時間を無駄にする)の影響なのかを、はっきり決めていません。
歌の Yankee Doodle の doodle も、「ばか者」の意味だと同じページに書かれています。授業でなら、I doodled in my notebook during the class. と言えます。
shade(陰・塗る)と shadow(影)は、同じ根から来た別々の語です
英語版 Wiktionary によると、shade は中英語の schade から来ていて、さかのぼると古英語の sċeadu になります。同じページは、shade は shadow と doublet(同じ根から別々に英語へ入った語)だと書いています。
動詞の shade には、「(とくに絵で)暗くする」という意味が載っています。鉛筆で図形の中を黒く塗る動きが、これです。
授業でなら、Shade in the circle. と言えます。今日の実験の生徒たちが、鉛筆でやっていたことです。
QUOTE
今日の名言
今日の一行
“All that is gold does not glitter, Not all those who wander are lost”
金のものがみな光るとは限らない。さまよう者がみな迷っているとは限らない。(訳は筆者)
J・R・R・トールキン(J. R. R. Tolkien)『旅の仲間』(The Fellowship of the Ring、1954年)第1巻第10章「Strider」にある詩「The Riddle of Strider」より。出典は英語版 Wikipedia の解説
wander は、あてもなく歩き回る、という意味です。授業で使える形は、My mind wandered.(ぼんやり別のことを考えていた)です。
今日の論文の著者は、手を動かすと、考えごとでぼんやりするのを減らせるのかもしれない、と考えています。ただし、確かめられてはいません。
明日は、My mind wandered when ... の続きを、生徒に1文で書かせてください。聞いている間に別のことを考えてしまったのは、どんな場面だったかが分かります。
THE FLIP
常識がひっくり返る話
落書きをしている生徒は、聞いていないと思いますか。単調な録音を聞く実験では、図形を塗っていた組のほうが、あとでよく思い出しました
授業中に、ノートの端に絵を描いている生徒がいます。多くの先生は、こう考えます。手が別のことをしているなら、頭も別のことをしている。聞いていない証拠だ、と。
理由は分かりやすいです。人は、2つのことを同時にすると、どちらも質が下がりやすいからです。聞きながら書くより、聞くだけのほうが集中できそうです。
英語のリスニングなら、なおさらです。耳に集中してほしい場面で、鉛筆を動かしている生徒を見ると、つい注意したくなります。
では、聞きながら手を動かすと、本当に聞き取りが悪くなるのでしょうか。
ところが
これを小さな実験で調べたのが、イギリスのプリマス大学の Jackie Andrade です。2010年に、学術誌 Applied Cognitive Psychology の24巻1号(100〜106ページ)に載りました。論文によると、実験は次のとおりです。
- ・参加者は18〜55歳の40人。20人ずつ、ランダムに2つの組に分けた
- ・全員が、パーティーの招待を伝える録音を、2分半聞いた。わざと単調な声で、1分に227語の速さで読まれた。録音には、来る人の名前が8つ、来ない人の名前、地名が8つ、関係のない話が混ざっていた
- ・全員がやることは、来る人の名前だけを書くこと。来ない人の名前は書かない
- ・片方の組だけ、聞きながら、紙に印刷された小さな○と□を鉛筆で塗った。「きれいさも速さも気にしなくていい。退屈をまぎらわす助けになるだけです」と伝えた
- ・聞き終えたあと、1分ほど雑談をはさんでから、名前と地名を思い出させた。記憶のテストがあることは、聞く前には知らせていなかった
結果です。
- ・聞きながら名前を書く課題の点数は、塗った組が7.7点、塗らなかった組が6.9点(8点満点。誤って書いた名前は引いた点数)。塗った組のほうが上で、統計の検定でも、偶然とは考えにくい差だった
- ・思い出せた数(名前と地名の合計。誤りは引いた点数)は、塗った組が平均7.5、塗らなかった組が5.8。塗った組が29%多かった。
- ・名前だけで見ると5.1と4.0、地名だけで見ると2.4と1.8。「来る人の名前」のように探していた情報も、探していなかった地名も、塗った組が上だった
注意点が4つあります。
1つ目。参加者は大人40人で、教室の生徒ではありません。1つの実験の結果です。
2つ目。塗らせたのは、あらかじめ印刷された図形です。生徒が自由にする落書きでも同じ効果があるかは、これから調べる必要がある、と著者が書いています。
3つ目。聞き取りの点数の差を計算で差し引いて比べ直すと、思い出した数の差は、偶然で説明できるかどうかの境目まで小さくなりました。塗ったから直接よく覚えたのか、名前をよく聞き取れたから多く思い出せたのかは、この実験では分かりません。
4つ目。録音は、わざと退屈にした単調な声でした。著者は、手を動かすことで、ぼんやり考えごとをするのを減らせたのかもしれない、と考えています。難しい聞き取りで同じになるかは、確かめられていません。
教室への結論は、次のとおりです。長くて単調な聞き取りの最中に、手を動かしている生徒を、聞いていないと決めつけないでください。ただし、すべての生徒に落書きを勧めるわけでもありません。まず、自分の学級で小さく比べて確かめます。
Applied Cognitive Psychology|Andrade, J. (2010) What does doodling do? 24(1), 100-106(著者原稿のPDF)
明日の授業でやること|次の授業で、聞き取りの最中に図形を塗る組と、塗らない組を作って比べてみる
- 学級を半分に分けます。片方にはノートに○と□を交互に10個ずつ並べて書かせ、「聞いている間、中を塗っていていい。きれいさも速さも気にしない」と伝えます。もう片方には何も言いません
- 先生が、パーティーの連絡を英語で読みます。原稿は80語ほどで、来る人の名前を4つ、来ない人の名前を2つ、地名を4つ入れ、関係のない話も混ぜます。全員、来る人の名前だけを書きます
- 読み終えたら、1分だけ別の話をします。そのあと、ノートを閉じて、思い出せる名前と地名を書かせます
- 手を挙げさせて、思い出せた数を組ごとに比べます。差があったかどうかを、生徒に聞きます。この学級ではどうだったかを見るための、小さな確かめです。論文の実験の再現にはなりません
この号で触れたリンク
- 教育新聞|小4〜中3の7割が「本好き」だが…「読書は週1時間未満」も7割
- Applied Cognitive Psychology|Andrade, J. (2010) What does doodling do?(著者原稿のPDF)
- Applied Cognitive Psychology|Andrade (2010) DOI
- 教育新聞|小学生の3割以上 学年目安と違う対象年齢の児童書読む
- 教育新聞|柔軟な教育課程に想定外の影響? 関係団体から懸念の声
- 教育新聞|次期学習指導要領と教員養成 審議まとめを報告、中教審総会
- 教育新聞|米公立学校、子どもの本の「禁書」が年1万件に増 米ペンクラブ調査
- Google Workspace Updates|Use Gemini in Google Forms to quickly create a new quiz
- Google|Guided Learning in Gemini: From answers to understanding
- Google ドキュメント エディタ ヘルプ|Create & grade quizzes with Google Forms
- Microsoft Education Blog|Five Essential Tips on Auto-grading for Microsoft Forms Quizzes
- H5P|Multiple Choice
- Moodle Docs|Quiz activity
- Wiktionary|doodle
- Wiktionary|shade
- Wikipedia|Shakespeare's influence on Tolkien(All that is gold does not glitter の節)
今日の実験では、単調な録音を聞くあいだ図形を塗っていた組のほうが、あとで29%多く思い出しました。ただし、大人40人の1つの実験で、塗らせたのは決まった図形です。教室で同じになるとは、まだ言えません。
明日は、学級を半分に分けて、小さく比べてみてください。結果は、この学級の生徒に合うやり方を考える材料になります。
またあした。
Vol.76 10.24.2026
よくある質問
授業中の落書きは、集中の助けになりますか。
Andrade の2010年の実験では、40人が単調な録音を聞き、図形を塗った組のほうが、名前を聞き取る課題の点数も、あとで思い出せた数も上でした。思い出せた数は29%多くなりました。ただし、大人40人の1つの実験で、塗らせたのは決まった図形です。自由な落書きで同じになるかは、確かめられていません。
英語のリスニングでも同じ結果になりますか。
この実験の参加者は、イギリスの研究所に登録していた一般の大人40人です。英語を外国語として聞く人を調べた実験ではありません。日本の中高生が英語を聞く場面で同じになるかは、この論文では確かめていません。
小4〜中3の読書の調査では、何が分かりましたか。
教育新聞によると、博報堂教育財団こども研究所の調査で、本を読むのが好きな子は69.3%でした。一方、学校がある時期の1週間の読書時間が1時間未満の子は7割を超え、「全く読まない」は、小学生が12.8%、中学生が22.0%でした。