soとsuchの違いは?so a kind manが不自然な理由
入試対策講座
so と such は、どちらも『とても』『そんなに』と訳せるので、日本語の感覚だけではどちらを使うべきか決まりません。決め手は、うしろに続くのが形容詞そのものか、名詞を含むかたまりかという1点です。今日のニュース英語に出てきた so hard it explodes ともつながる構文です。
監修:原田高志(原田英語.com)
He is so a kind man that everyone likes him. この英文、どこかおかしいと感じませんか。今日は so と such の使い分けを、うしろに来る語の品詞という1点から解き明かします。
なぜ so a kind man ではなく such a kind man と言うのか
こんな英文を書いてしまったことはありませんか。He is so a kind man that everyone likes him. 実はこれ、ネイティブには不自然に響く語順です。
考えられる答え
意味が近いのは確かですが、うしろに置ける形が違います。so a kind man は、うしろに置ける語の規則を破っているので、意味が通じても不自然に響きます。
ここまでは正しいのですが、これだけでは a kind man のような『形容詞+名詞』の扱いが説明できません。形容詞が名詞の前に挟まっても such を使う理由まで踏み込む必要があります。
ここに真相があります。うしろに来るのが形容詞1語なのか、名詞を含むかたまりなのかを見れば、迷わず選べます。
真相
so は形容詞・副詞を直接修飾し、such は名詞(を含むかたまり)を修飾する。決め手は、直後に来るのが形容詞そのものか、名詞を含む語群かという1点。
so + 形容詞/副詞 / such + (a/an) + 形容詞 + 名詞
so のうしろに置けるのは、形容詞または副詞1語だけです。so kind(とても親切)、so fast(とても速く)。ここに名詞を続けることはできません。
一方 such のうしろには、名詞を含むかたまりを置きます。単数の数えられる名詞なら such a kind man のように a/an を挟みます。形容詞が名詞の前に付いていても、such が指しているのは『man』という名詞のほうです。
見分け方は、うしろに名詞があるかどうかの1点だけです。
- ▼ so + 形容詞・副詞(+ that …)… so hot, so quickly, so hard
- ▼ such + (a/an) +(形容詞)+ 名詞(+ that …)… such heat, such a hot day, such a difficult problem
今日のニュース英語で見た so hard it explodes も、この so + 形容詞の形そのものです。hard はここでは副詞なので、such ではなく so が選ばれています。
古い書き言葉には so kind a man のように、so のあとに形容詞、そのあとに a + 名詞を続ける語順も残っています。ただし現代の会話や標準的な文章では such a kind man のほうが自然です。入試ではどちらの形も出題されうるので、両方とも正しい形として頭に入れておくことが安全です。
日本語の頭が、ここで邪魔をする
日本語では『とても』と『そんなに』を、うしろに来る言葉の品詞で使い分ける意識がありません。『とても親切な人』も『そんなに親切な人』も、日本語では同じように『形容詞+人』という形で言えてしまいます。英語の so と such は、うしろに名詞が来るかどうかで機械的に決まる、日本語には無い区別です。知らなかっただけで、感覚の問題ではありません。
ここでつまずく
such のうしろで a/an を忘れる誤り(such kind man)、逆に so のうしろに名詞を直接置いてしまう誤り(so kind man)が、どちらも定番の誤答です。
型認識能力を手に入れる
so と such、2語先を見るだけで正しいほうを選べるようになります。長い英文の中でも、うしろに名詞があるかどうかを一瞬で判定できるので、空所補充も英作文も迷いが減ります。
例文で確かめる
It was such a hot day that we went swimming.
あまりに暑い日だったので、私たちは泳ぎに行った。
The movie was so boring that I fell asleep.
その映画はあまりに退屈だったので、私は眠ってしまった。
I've never seen so generous a gift.
こんなに気前のいい贈り物を見たことがない。
古い書き言葉の語順。soのあとに形容詞、そのあとにa+名詞が続く
Before
so と such を『とても』という同じ意味の語として覚えていて、どちらを使うか毎回迷っていた
After
うしろに名詞があるかどうかを見るだけで、迷わずどちらかを選べるようになる
For Teachers
明日の授業、この15分で「so と such の使い分け(程度・結果を表す構文)」が終わります
導入の問いかけ(3分)
- 「「He is so a kind man. これ、どこがおかしいか直してみて」と間違い探しから入る」
- 「「so と such、うしろに名詞を置けるのはどっち?」と問いかける」
- 「「今日のニュース英語に出てきた so hard it explodes、これも今日の仲間だよ」と実例を見せる」
板書はこの1行だけ
so + 形容詞/副詞 / such + (a/an) + 形容詞 + 名詞
ペアワーク/全体討論(5分)
ペアで、お互いのカバンやペンケースの中身を1つ挙げさせ、「so + 形容詞」と「such + a + 形容詞 + 名詞」の両方の形で感想を言わせる。先生は机間巡視しながら「Try such, not so!」のように短く声をかける。
レベル別ミニ問題(5分)
It was ___ difficult exam that half the class failed.
答え:such a(such a difficult examが正しい形)
I've never met ___ generous a person as your grandmother.
答え:so(soのあとに形容詞+a+名詞を続ける、文語的な語順)
出口チケット(2分)
such a kind teacher と so kind a teacher、両方とも文法的に正しい理由を1文で説明させる
AIに貼ると、この項目だけを狙った練習問題が、あなた用に出てきます。
so と such の使い分けを練習する問題を10問作ってください。半分は空所補充、半分は誤り訂正にしてください。それぞれに日本語の解説も付けてください。
動画で見る
確認クイズ
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Q1. 次のうち、文法的に正しい文はどれか。
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Q2. She is ___ tired that she can't keep her eyes open. に入る最も適切なものはどれか。
よくある質問
so ... that と such ... that は、書き換えができますか。
できます。such a difficult problem は so difficult a problem に、so difficult a problem は such a difficult problem に書き換えられます。ただし後者はやや古風な響きになります。