It is kind of youのofとforの選び方
入試対策講座
It is kind of you to help me. はなぜ of で、It is important for you to study. はなぜ for なのか。丸暗記ではなく、形容詞が『人柄』を表すか『状況』を表すかという1つの基準で見分けられます。
監修:原田高志(原田英語.com)
It is kind of you to help me. と It is important for you to study. 見た目はそっくりなのに、なぜ of と for が入れ替わるのでしょうか。今日はこの for と of の分かれ道を、1つの基準で見分けられるようにします。
なぜ It is kind of you to help me. は of なのに、It is important for you to study. は for なのか
『人を表す語の前だから』と思い込み、It is kind for you to help me. や It is important of you to study. のように、for と of を逆に使ってしまう誤りがよく見られます。
考えられる答え
たしかに、これで乗り切っている人もいます。ただし丸暗記は、見たことのない形容詞が出た瞬間に対応できなくなります。実はルールが1つあります。
惜しいところまで来ています。ただ、なぜ主語にできる・できないが分かれるのか、その理由まではまだ説明できていません。
ここに真相があります。kind や foolish は人の性質を評価する語、important や necessary は物事の状況を評価する語。この違いが、そのまま of と for の違いになります。
真相
形容詞が「その人の性質・人柄」を評価する語(kind, nice, foolish, careless, rude, wise など)なら of。「物事の状況」を評価する語(important, necessary, difficult, easy, dangerous など)なら for。
It is + 形容詞 + for/of + 人 + to do 〜(〜することは、人にとって・人が…で〜だ)
見分け方は、その文を『人 is 形容詞 to do 〜.』の形に言い換えてみるだけです。
It is kind of you to help me. は、You are kind to help me.(手伝ってくれるなんて、あなたは親切だ)と言い換えられます。意味も変わりません。of のあとに来るのは、その性質を持つ本人(you)だからです。
一方 important はどうでしょうか。You are important to study every day. とは言えません。important は『行為・状況』を評価する形容詞であって、『あなたという人間の性質』を述べる語ではありません。
⚠ ここで『You are important. と言えるかどうか』で見分けようとすると外します。You are dangerous. も You are difficult. も英語として言えますが、どちらも for を取ります。言い換えるときは、必ず to do のところまで付けてください。この場合、for you は『あなたにとって』という、行為の影響が及ぶ相手を示すために使われます。
つまり of は『その人自身が持っている性質』を、for は『その行為が誰にとってのものか』を示しているのです。同じ『人を表す語の前』でも、of と for では人の役割がまったく違います。
日本語の頭が、ここで邪魔をする
日本語では『あなたが手伝ってくれるとは親切ですね』も『あなたが毎日勉強するのは大切です』も、どちらも『あなたが〜するのは』という同じ形で言えてしまいます。この2つの文の間にある違いは、日本語を話しているかぎり意識する必要がありません。英語だけが、この違いを of と for という2つの前置詞で分けて表しているのです。知らなかっただけで、あなたの理解力の問題ではありません。
ここでつまずく
It is important for you to study every day. を、It is important of you to study every day. と書いてしまう誤りがよくあります。important は『あなたという人間の性質』ではなく『勉強するという行為の状況』を評価する語なので、of ではなく for が正しくなります。
人柄判定能力を手に入れる
形容詞を見ただけで、それが『人を評価する語』なのか『状況を評価する語』なのかを一瞬で見分けられるようになります。この判定ができると、for と of で迷う場面が消えるだけでなく、入試本番で初めて見る形容詞が出てきても、頭の中で『A is 形容詞.』を自分でテストして、その場で正しい前置詞を選べるようになります。
例文で確かめる
It was kind of you to help me carry the boxes.
箱を運ぶのを手伝ってくれて、あなたは親切でしたね。
It is necessary for students to get enough sleep.
生徒たちが十分な睡眠を取ることは必要です。
It was rude of him to interrupt the meeting like that.
あんなふうに会議に割り込むとは、彼は失礼でしたね。
Before
for と of をどちらも『〜にとって』という似た意味だと思い込み、なんとなくの語感で選んでいた
After
形容詞が人柄を表すか状況を表すかを先に見分けてから前置詞を選べるので、迷って立ち止まる時間がなくなる
For Teachers
明日の授業、この15分で「It is 形容詞 for/of 人 to do の for と of の使い分け」が終わります
導入の問いかけ(3分)
- 「「It is kind of you to help me. とは言えるのに、なぜ It is important of you to study. とは言えないのだろう?」と問いかける」
- 「「You are kind to help me. とは言えるのに、You are important to study every day. とは言えないのはなぜだろう?」と対比させる」
- 「「日本語では『あなたが〜するのは』としか言えないのに、なぜ英語には of と for の2つの形があるのだろう?」と問いかける」
板書はこの1行だけ
『You are kind to help me.』と言い換えられれば of。言えなければ for。
ペアワーク/全体討論(5分)
先生「kind、foolish、careless、important、necessary、difficult の6語を、隣の人と声に出して確認しましょう。それぞれ『You are ○○ to help me.』の形に言い換えられるかを、ペアで判定してください」→生徒が of 組と for 組に仕分ける。先生「では、その仕分けを黒板に書き出してみましょう」と、2つの列に分けて板書させる。
レベル別ミニ問題(5分)
It is foolish ___ him to quit his job without a plan.
答え:of(foolish は人柄・性質を表す形容詞なので、of を使う)
It was careless ___ me to leave the door unlocked.
答え:of(careless も人柄・性質を表す形容詞なので、of を使う)
出口チケット(2分)
It is difficult ___ me to wake up early. の空所に for と of のどちらが入るか、理由を1文添えて書かせる
AIに貼ると、この項目だけを狙った練習問題が、あなた用に出てきます。
次の形容詞について、It is ___ for/of 人 to do の形にしたとき for と of のどちらを使うか、理由つきで教えてください。 """(ここに調べたい形容詞を並べて貼る。例:wise, dangerous, rude, necessary)""" 条件:①形容詞ごとに for か of かを明記する ②『A is 形容詞.』が自然かどうかという基準で理由を説明する
確認クイズ
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Q1. It is ___ of you to lend me your notes. の空所に入る形容詞として、of と自然に結びつくものはどれか。
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Q2. It is important ___ you to arrive on time. の空所に入る語として正しいものはどれか。
よくある質問
of と for、どちらを使うか迷ったときの最終手段はありますか。
『人 is 形容詞 to do 〜.』の形に言い換えてみてください。You are kind to help me. のように同じ意味で言い換えられれば of、You are important to study every day. のように言えなければ for です。形容詞だけを取り出して You are dangerous. のように言えるかを見ると、for を取る語まで of 側に入ってしまうので注意してください。