お腹が鳴る理由|空腹でなくても鳴るしくみ
Why Does Your Stomach Growl?
Easy Reading
静かな教室でお腹が『グゥ』と鳴って、恥ずかしい思いをしたことはありませんか。実はあの音、空腹のときだけでなく、食事のあとにも鳴ります。胃と腸の筋肉が生み出す音のしくみを見ていきます。
監修:原田高志(原田英語.com)
静かな教室や図書室で、お腹が大きな音を立てて鳴り、周りの目が気になった経験はありませんか。実はあの音、お腹が空いているときだけに鳴るわけではありません。今日は、胃と腸が立てる音のしくみを見ていきましょう。
英文
Why Does Your Stomach Growl?
Have you ever heard your stomach growl loudly in a quiet room?
That sound is called borborygmi, and almost everyone hears it at some point.
The noise comes from the muscles in your stomach and small intestine.
Those muscles squeeze and push food, liquid, and gas through your digestive system.
This movement is called peristalsis, and it keeps happening even when you are not eating.
As gas moves through liquid inside your gut, it makes gurgling and rumbling sounds.
Many people think stomach growling only happens when you are hungry.
That is only part of the story.
When your stomach is empty, there is less food to soften the sound, so the noise seems louder.
Your stomach and intestines are also busy between meals, clearing out leftover food and bacteria.
This cleaning process is called the migrating motor complex, and it can create especially loud sounds.
Eating stops this cleaning wave, but digestion also moves gas and liquid, so noise after a meal is normal too.
The sound often gets louder right before a meal, when your body expects food to arrive.
Your brain can send signals to your stomach in advance, based on smell or simply the time of day.
Most stomach growling is nothing to worry about.
It is worth mentioning to a doctor only if it comes with pain or other symptoms that do not go away.
The next time your stomach growls in a silent classroom, remember it is just your gut at work.
(248 words)
重要語句
| 語句 | 意味 | 英語の定義 |
|---|---|---|
| growl | (お腹が)ぐうぐう鳴る、うなる | to make a low rumbling sound |
| intestine | 腸 | the long tube in the body that digests food after the stomach |
| peristalsis | ぜん動運動 | the wave-like movement of muscles that pushes food through the digestive system |
| gurgle | ゴボゴボと音を立てる | to make a bubbling sound, like liquid moving through a narrow space |
| digestive system | 消化器系、消化管 | the group of organs that break down food in the body |
| symptom | 症状 | a sign in the body that shows something may be wrong |
全文和訳
静かな部屋で、お腹が大きな音を立てて鳴ったことはありませんか。あの音は英語で borborygmi(ボルボリグマイ)と呼ばれ、ほとんどの人が経験します。あの音は、胃と小腸の筋肉から生まれます。その筋肉が収縮して、食べ物や液体、ガスを消化管の中で押し進めます。この動きは『ぜん動運動』と呼ばれ、何も食べていないときも続いています。ガスが体の中の液体を通り抜けるとき、ゴボゴボという音が生まれます。お腹が鳴るのは空腹のときだけだと思っている人は多いはずです。けれど、それは話の半分でしかありません。胃が空になると、音をやわらげる食べ物が減るため、音がより大きく聞こえます。胃と腸は食事と食事のあいだも忙しく働き、残った食べ物や細菌を掃除しています。この掃除の働きは『空腹期収縮』と呼ばれ、とりわけ大きな音を生むことがあります。食事をするとこの掃除の動きは止まりますが、消化そのものもガスや液体を動かすので、食後に音がするのも普通のことです。食事の直前、体が食べ物を待っているときにも、音は大きくなりがちです。脳は、においや時間帯をもとに、あらかじめ胃へ信号を送ることができます。お腹が鳴ること自体は、たいてい心配のいらないことです。痛みなど、他の症状が続くときに限って、医師に相談する価値があります。静かな教室でまたお腹が鳴ったら、それはあなたの体が、いつもどおりの仕事をしているだけだと思い出してください。
コラム:静かな教室で鳴る、あの音の正体
お腹が空いていなくても鳴る理由
お腹が鳴る音は、空腹のサインだと思われがちです。けれど、胃と腸は何も食べていないあいだも休んでいるわけではありません。食べ物のかすや細菌を掃除する働きが、食事と食事のあいだに動いています。この働きは migrating motor complex(空腹期収縮)と呼ばれ、とりわけ大きな音を生むことがあります。
この掃除の動きは、何か食べると止まります。そのかわり、食べた物を送り出すための別の動きが始まるので、食後にお腹が鳴ることもあります。つまり、お腹が鳴ったからといって、必ずしも『次の食事が待ちきれない』という意味ではないのです。
静かな部屋ほど、大きく聞こえる理由
胃が空っぽのときに音が大きく聞こえるのには、単純な理由があります。胃の中に食べ物が少ないと、音をやわらげてくれるものが減るからです。満腹のときと同じ強さの動きでも、空腹のときのほうが、音がそのまま外まで届きやすくなります。
静かな教室でお腹の音がやけに響くのは、周りが静かだからというだけでなく、そのときお腹の中がまさに空っぽに近いからでもあります。
気にしなくていい音、相談したほうがいい音
お腹が鳴ること自体は、体が正常に働いている証拠で、ほとんどの場合は心配いりません。目安になるのは、鳴る音そのものではなく、それ以外の症状があるかどうかです。痛みや、続く体調の変化をともなう場合だけ、医師に相談する意味があります。
次にお腹が大きな音を立てたら、恥ずかしがる前に、体がいつもどおり働いている証拠だと思い出してみてください。
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確認クイズ
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Q1. 本文によると、お腹が鳴る音の直接の原因は何か。
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Q2. 本文の内容として正しいものはどれか。
よくある質問
お腹が鳴るのを止める方法はありますか。
本文で説明したとおり、お腹が鳴るのは消化管の正常な動きなので、その場で完全に止める方法は特にありません。よく噛んでゆっくり食べる、炭酸飲料を控えるといった工夫で、音が目立ちにくくなることはあります。