海外旅行で英語が出てこないときのAIプロンプト3本
AI×英語 第10回
海外旅行のカウンター、英語の電話、オンライン会議で急に話を振られた瞬間。単語は知っているのに文が出てこず、黙ってしまう場面はよくあります。旅行・電話・とっさの受け答えでそのまま使えるAIプロンプトを3本紹介します。
監修:原田高志(原田英語.com)
今日のテーマは、『とっさに英語が出てこない』場面です。海外旅行のカウンターや、英語の電話、急に話を振られた会議。よくある場面を3つ選んで、その場でそのまま使えるプロンプトを用意しました。
海外旅行のカウンターで、電話の向こうの相手に、オンライン会議で急に話を振られた瞬間に。単語は知っているのに文にならず、黙ってしまったことはありませんか。『とっさに英語が出てこない』のは、単語が足りないからではなく、その場面用の言い方を1つも持っていないだけのことがほとんどです。今日は、旅行・電話・オンライン会議でそのまま使えるAIプロンプトを3本紹介します。自分がよく固まる場面をそのまま貼るだけで、今すぐ言える一言が返ってきます。
空港やレストランで固まったときの『とっさの1本』を場面ごとに作ってもらう
旅行力が伸びる
海外旅行中に荷物が出てこない、注文を変えたい、道に迷ったなど予想外のことが起きると、単語は浮かんでも文にならず黙ってしまうことがあります。困っている場面をそのまま伝えると、今すぐ言える短いセリフと、聞き返されたときの返し方までセットで返してもらいます。
I'm traveling and I froze because I couldn't say what I needed in English. Here is the situation:
Situation: (ここに状況を書く。例: My suitcase didn't come out at baggage claim.)
Please give me:
1. ONE short sentence I can say right now, in plain everyday English (no idioms).
2. ONE backup sentence in case the first one doesn't work, using different words.
3. What the staff might say back, and how I should reply.
Do NOT give me textbook-style formal English. Keep each sentence under 12 words. 私は旅行中で、英語で言いたいことが言えず固まってしまいました。状況は次のとおりです。
状況:(ここに状況を書く。例:預けた荷物がターンテーブルに出てきません。)
次の3つをください。
1. 今すぐ言える、平易な日常英語の短い一文(イディオムなし)。
2. 最初の一文が通じなかったときの、別の言い方の一文。
3. スタッフから返ってきそうな言葉と、その返し方。
教科書的でかしこまった英語は使わないでください。1文は12語以内にしてください。 使いかた
- 1 実際に困りそうな場面を1つ、『状況』の欄に日本語で書く
- 2 そのまま貼って送る
- 3 返ってきた1と2の文を、声に出して3回読む
- 4 3の『相手の返し』も一緒に声に出して練習する
こんな形で返ってきます
入れたもの(例)
状況:ホテルにチェックインしたら、予約した部屋と違う部屋を渡された
返ってくる形(抜粋)
1. "Sorry, I think there's a mix-up. I booked a room with two beds." 2. "This isn't the room I reserved online." 3. Staff might say: "Let me check that for you." → You can reply: "Thank you, I'll wait here."
返ってきたら、この一言を続ける
-
Give me a version I can type and show on my phone instead of saying out loud.
口で言う代わりに、スマホに打って見せられる形にしてください。
-
Make sentence 1 even shorter.
1の文を、もっと短くしてください。
英語の電話やオンライン会議で、聞き取れなかったときに黙らないための言い方を教えてもらう
電話力が伸びる
対面と違い、電話やオンライン会議では表情も資料も見えず、一度聞き逃すとそのまま黙ってしまいがちです。今何が起きているか(聞き取れなかった・回線が悪い・急に意見を求められた)を伝えると、その場で使える聞き返し方を簡単な順に用意してもらいます。
I'm on an English phone call or video call and I need help right now. Situation: (ここに状況を書く。例: The other person spoke too fast and I missed the main point.)
Give me 3 short phrases I can say immediately, from easiest to most natural:
1. A very simple one, even a beginner could say it.
2. A more natural, native-sounding one.
3. One that also buys me a few seconds to think before I answer.
Do NOT explain any grammar. Just give me the phrases, ready to say out loud. 英語の電話またはオンライン会議中で、今すぐ助けが必要です。状況:(ここに状況を書く。例:相手が早口で、要点を聞き逃しました。)
今すぐ言える短いフレーズを、簡単な順に3つください。
1. 初心者でも言えるくらい、とても簡単なもの。
2. もっと自然でネイティブらしいもの。
3. 答える前に、考える時間も少し稼げるもの。
文法の説明はしないでください。声に出してすぐ使えるフレーズだけをください。 使いかた
- 1 今困っている場面を『状況』に書く(聞き取れなかった・回線が悪い・急に振られた、など)
- 2 そのまま送る
- 3 3つのうち、自分が言えそうなものを1つ選んで声に出す
- 4 電話の前に、想定される場面を先に3つ作って練習しておく
こんな形で返ってきます
入れたもの(例)
状況:オンライン会議で、相手が専門用語を早口で言って何を言っているか分からなかった
返ってくる形(抜粋)
1. "Sorry, could you say that again?" 2. "Sorry, you cut out for a second — could you repeat the last part?" 3. "That's a good point — let me just make sure I understood: are you saying...?"
返ってきたら、この一言を続ける
-
Give me one more phrase I can use if this happens again in the same call.
同じ通話の中でもう一度これが起きたときに使える、別のフレーズも1つください。
急に話を振られて言葉に詰まったときの『間を持たせる一言』を用意してもらう
話す力が伸びる
会議や雑談で急に意見を求められると、考える前に沈黙が気まずくて何も言えなくなることがあります。よく固まる場面を伝えると、考える時間を稼ぐ一言と、そのあとに続けられる『意見の型』をセットで用意してもらいます。
I sometimes freeze in English when I'm suddenly asked a question or asked for my opinion. Situation: (ここに場面を書く。例: In a meeting, my boss suddenly asked, "What do you think?" and I had nothing ready.)
Please give me:
1. A short phrase to buy myself 2-3 seconds to think, without going silent.
2. A simple sentence frame to give a basic opinion (fill-in-the-blank style).
3. One example, filled in using my situation above.
Do NOT give me a long speech. Keep everything short enough to say without reading. 英語で急に質問されたり意見を求められたりすると、固まってしまうことがあります。場面:(ここに場面を書く。例:会議で上司に突然『どう思う?』と聞かれて、何も用意していませんでした。)
次の3つをください。
1. 黙り込まずに、考える時間を2〜3秒稼げる短い一言。
2. 基本的な意見を言うための、空欄を埋めるだけの簡単な文の型。
3. 上に書いた場面に当てはめて埋めた例を1つ。
長いスピーチはいりません。読まずに言えるくらい短くまとめてください。 使いかた
- 1 自分がよく固まる場面を『場面』に具体的に書く
- 2 そのまま送る
- 3 1の『間を持たせる一言』だけを先に覚えて、口癖にする
- 4 2の型に自分の考えを当てはめて、声に出す練習を3回する
こんな形で返ってきます
入れたもの(例)
場面:オンライン授業で先生に『意見は?』と聞かれて、何も出てこなかった
返ってくる形(抜粋)
1. "That's a good question, let me think for a second." 2. "I think ___, because ___." 3. "That's a good question, let me think for a second. ... I think online classes are convenient, because I can join from anywhere."
返ってきたら、この一言を続ける
-
Give me 2 more buy-time phrases so I don't repeat the same one every time.
毎回同じ言葉にならないように、時間を稼ぐ言い方をもう2つください。
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Make the opinion frame work for a yes-or-no question too.
この意見の型を、はい・いいえで聞かれる質問にも使える形にしてください。
AI相手に、声に出してみる
音声を聞いて、そのまま真似してください。AIとの英会話は、この一言から始まります。
Can we roleplay this as a real phone call, with you playing the other speaker?
これを実際の電話のつもりで、あなたが相手役になってロールプレイしてもらえますか。
Pretend the connection is bad and ask me to repeat myself.
回線が悪いふりをして、もう一度言うように聞き返してください。
Speak first, and give me only two seconds before I have to answer.
先にあなたが話しかけて、私が答えるまで2秒しか待たないでください。
AI時代の英語学習、ここだけは
『言えた』英語だけを、スマホに1行で残しておく
AIに出してもらったフレーズのうち、実際に自分の口から出てきたものだけを、スマホのメモに1行で書き足していきます。出てこなかったフレーズより、出てきたフレーズを増やすほうが、とっさの場面には効きます。次に似た場面が来たとき、そのメモを見返すだけで思い出せます。
練習は声に出す。目で読むだけでは、とっさに出てこない
AIが用意したフレーズを画面で読むだけでは、本番で口が動きません。返ってきた文は、その場で3回声に出してから次に進むようにします。特に『間を持たせる一言』は、決まり文句として体に入れておくと、考える前に口が動くようになります。
同じ場面を、日を置いてもう一度AIに出させる
1回で覚えようとせず、旅行や会議の前日にもう一度同じ場面をAIに送ってみます。返ってくる言い方が毎回少しずつ違うので、自分がいちばん言いやすい言い方を選べます。言いやすいと感じたほうを覚えれば十分です。
⚠️ 使うときの注意
⚠️ AIが用意したフレーズは、実際にその場で使ってみないと『自分に言えるかどうか』は分かりません。特に電話やオンライン会議では、回線の遅れや相手の話し方の癖まではAIには分かりません。声に出す練習はしつつ、本番でうまく言えなかったときのために、スマホに文字で打って見せる、という逃げ道も用意しておいてください。
とっさに英語が出てこないのは、単語を知らないからではなく、その場面用の言い方を1つも持っていないだけのことが多いです。今日紹介した言い方を、旅行や電話の前にもう一度読み返しておくと、本番で黙ってしまう時間が少し短くなります。
原田高志
よくある質問
AIが作ったフレーズを、そのまま海外の空港やお店で使っても大丈夫ですか。
文法としては自然な言い方を返しますが、実際にどう聞こえるかは相手や場の状況によって変わります。まずは日本にいるうちに声に出して練習し、通じなかったときの言い直し方までセットで覚えておくと安心です。