英語チャットが自然になるAIプロンプト3本|LINEやDMの返信に
AI×英語 第23回
海外の友達とLINEやDiscordでやり取りするとき、習った英語のままだと堅苦しく聞こえたり、相手の略語やスラングが読めなかったりします。日本語をカジュアルな英文に変えるプロンプト、届いたメッセージの略語を教えてもらうプロンプト、書いた英文が『先生みたい』になっていないか診断してもらうプロンプトの3本で、テキストのやり取りに自然に混ざれるようにします。
監修:原田高志(原田英語.com)
海外の友達とLINEやDiscordでメッセージをやり取りするとき、習った英語のまま送ったら『先生みたい』と笑われた経験はありませんか。反対に、届いたメッセージに知らない略語が混ざっていて、返信に困ったことは。今日は、日本語をカジュアルな英文に変えるプロンプトと、届いた英文の略語を教えてもらうプロンプト、そして書いた英文が硬すぎないか診断してもらうプロンプトの3本で、テキストのやり取りに備えます。
学校で習う英語は、相手を敬うための言葉づかいが中心です。ところが海外の友達とのLINEやDiscordのやり取りは、その正反対にあります。正しく書こうとするほど、かえって『距離のある人』に見えてしまうことがあるのです。
今日は、日本語で言いたいことをカジュアルな英文に変えるプロンプトと、届いたメッセージの中の略語やスラングを教えてもらうプロンプト、そして自分が書いた英文が『テキストにしては硬すぎないか』を診断してもらうプロンプトの3本で、友達とのチャットに自然に混ざれるようにします。
日本語で言いたいことを、友達に送る自然な英語のメッセージに変えてもらう
書く力が伸びる
海外の友達にメッセージを送るとき、学校で習った英語のままだと、丁寧すぎたり堅苦しく聞こえたりすることがあります。日本語で言いたいことを伝えるだけで、友達に送るときの自然な言い回しに整えてもらいます。
I want to text a friend something casual in English. Here is what I want to say in Japanese:
"""
(ここに友達に伝えたいことを日本語で書く)
"""
Rewrite this as a short, casual text message a teenager would actually send to a friend, 1 to 3 sentences. Use casual English, not formal English. You may use common abbreviations like lol or omg if they fit naturally. Do NOT make it sound like a formal email. 友達にカジュアルな英語のメッセージを送りたいです。以下が、日本語で伝えたい内容です。
"""
(ここに友達に伝えたいことを日本語で書く)
"""
これを、10代の若者が実際に友達へ送るような、短くカジュアルなテキストメッセージに書き直してください。1〜3文で、フォーマルな英語ではなくカジュアルな英語を使ってください。lol や omg のような一般的な略語も、自然に合うなら使ってかまいません。フォーマルなメールのような文にすることは、絶対にしないでください。 使いかた
- 1 伝えたいことを日本語でそのまま書き出す
- 2 返ってきた英文を、実際に送るつもりで声に出して読む
- 3 知らない略語や言い回しが返ってきたら、そのまま覚えて次に使う
- 4 短すぎたり長すぎたりしたら、文の数を指定して頼み直す
こんな形で返ってきます
入れたもの(例)
今日の部活、雨で中止になったんだけど、暇だったら電話しない?
返ってくる形(抜粋)
Practice got canceled bc of the rain today lol. Wanna call if you're free?
返ってきたら、この一言を続ける
-
Make it sound even more casual, like I'm texting my best friend.
もっとカジュアルに、親友に送るときのような言い方にしてください。
-
Add one emoji that would fit naturally here.
ここに自然に合う絵文字を1つ、加えてください。
友達から届いた英語のメッセージの、知らない略語やスラングを教えてもらう
読む力が伸びる
海外の友達から届くメッセージには、教科書に出てこない略語やスラングがよく混ざっています。意味が分からないまま返信すると、話がずれてしまうことがあります。届いた英文を貼るだけで、分からない部分だけを教えてもらいます。
A friend sent me this text message in English:
"""
(ここに届いたメッセージをそのまま貼る)
"""
Explain what this message means in Japanese, sentence by sentence. Point out any abbreviation, slang, or emoji that a non-native speaker might not know, and explain each one separately. Then suggest one short, natural reply in English. 友達から、以下の英語のメッセージが届きました。
"""
(ここに届いたメッセージをそのまま貼る)
"""
このメッセージの意味を、1文ずつ日本語で説明してください。英語のネイティブでない人が知らなそうな略語・スラング・絵文字があれば、それぞれ別に指摘して説明してください。そのあと、短くて自然な英語の返信を1つ提案してください。 使いかた
- 1 届いた英文をそのまま貼る。改変しない
- 2 知らなかった略語やスラングだけを、自分用のメモに書き写す
- 3 提案された返信をそのまま送るか、自分の言葉に少し変えて送る
- 4 同じ略語が別の友達から届いたときに、メモを見返す
こんな形で返ってきます
入れたもの(例)
omg i can't believe we're finally done w exams 🙌 wanna grab boba later?
返ってくる形(抜粋)
1文目:「うそでしょ、やっと試験終わったなんて信じられない」 omg=oh my god(驚きの略語)、w=with の略。🙌は『やった!』という達成の絵文字 2文目:「あとでタピオカ飲みに行かない?」 boba=タピオカミルクティーのくだけた呼び方 返信案:Omg yes, finally!! I'm so down, what time works for you?
返ってきたら、この一言を続ける
-
Where else might I see this abbreviation used?
この略語は、他にどんな場面で使われますか。
-
Give me three more common texting abbreviations like this one.
これと同じような、よく使われるテキストの略語をあと3つ教えてください。
動画で見る
書いた英語のメッセージが、テキストにしては堅すぎないか診断してもらう
書く力が伸びる
習った文法どおりに書くと正しいはずなのに、友達に送ると『先生みたい』と言われることがあります。書いた英語がテキストメッセージとして自然かどうか、AIに診断してもらいます。
Here is a text message I wrote in English:
"""
(送ろうとしている英文を貼る)
"""
Rate how natural this sounds as a casual text message to a friend, from "sounds like a formal email" to "sounds like a real text." Point out any words or phrases that sound too formal, and suggest a more casual replacement for each one. Do NOT rewrite the whole message unless I ask you to. 以下が、私が書いた英語のメッセージです。
"""
(送ろうとしている英文を貼る)
"""
これが友達に送るカジュアルなテキストメッセージとして、どれくらい自然に聞こえるか、『フォーマルなメールみたい』から『本物のテキストみたい』までの間で評価してください。堅すぎる単語やフレーズがあれば指摘し、それぞれにもっとカジュアルな言い換えを提案してください。私が頼まない限り、メッセージ全体を書き直すことはしないでください。 使いかた
- 1 送る前の英文を、直したい状態のまま貼る
- 2 指摘された単語だけを、提案された言い換えに置き換える
- 3 指摘が無かった部分は、そのまま自信を持って使う
- 4 全体を書き直してほしいときだけ、そう頼み直す
こんな形で返ってきます
入れたもの(例)
I would like to inform you that I am unable to attend the meeting tomorrow.
返ってくる形(抜粋)
Formality: sounds like a formal email (7/10) - "I would like to inform you" -> too stiff for a text. Try "just so you know" - "I am unable to attend" -> try "I can't make it" Example: Hey, just so you know, I can't make it tomorrow!
返ってきたら、この一言を続ける
-
Now show me the same message rewritten from start to finish.
では、このメッセージ全体を書き直したものを見せてください。
AI相手に、声に出してみる
音声を聞いて、そのまま真似してください。AIとの英会話は、この一言から始まります。
Can you make this sound less formal?
これをもっとカジュアルな感じにしてもらえますか。
What does this abbreviation mean?
この略語はどういう意味ですか。
Give me a more casual way to say this.
これをもっとくだけた言い方で教えてください。
AI時代の英語学習、ここだけは
略語は『覚える』より『聞く』
テキストの略語を単語帳のように覚えようとすると、量が多くて挫折します。分からない略語が届くたびにAIに聞いて、実際に使われた場面と一緒に頭に入れるほうが、ずっと定着します。
相手との関係を書き添えると、砕け方が変わる
同じ内容でも、friend・teacher・someone I just met のどれに送るかで、ちょうどいい英語の硬さは変わります。プロンプトに一言添えるだけで、AIが返す文の砕け方も変わります。
絵文字の使い方にも、国や年代の癖がある
同じ絵文字でも、国や世代によって意味の重さが違うことがあります。届いたメッセージの絵文字がよく分からないときは、単語やスラングと同じように、意味を聞いてしまってかまいません。
⚠️ 使うときの注意
⚠️ AIが教えてくれる略語やスラングの中には、地域や年代によっては古い言い方や、特定のコミュニティだけで通じる言い方が混ざっていることがあります。教えてもらった表現をそのまま使う前に、可能であれば実際に英語を話す友達や先生に、いまでも自然に使われる言い方かを確かめてください。
テキストで使う英語は、教科書の英語よりずっと生きています。今日の3本のうち1本でいいので、次に海外の友達とやり取りするときに試してみてください。
原田高志