英語の相づち|I see ばかりにならないAIプロンプト3本
AI×英語|第48回
英語の相づちが I see と Yes ばかりになる人へ。プロンプトを3本紹介します。1本目はAIの話に相づちを返す練習です。2本目は気持ち別の相づち一覧を作り、3本目は相づちのあとに質問を足す練習をします。
監修:原田高志(原田英語.com)
英語で話を聞いているとき、「I see.」しか出てこないことはありませんか。今日は、英語の相づちをAIで練習するプロンプトを3本用意しました。聞く・覚える・話すの順に試してみてください。
英語で相手の話を聞いていると、相づちが I see. と Yes. ばかりになりがちです。相手は、本当に興味を持って聞いてもらえているのか分からなくなります。
とはいえ、相づちは会話の途中で一瞬で返すものです。教科書で一覧を眺めても、口からはなかなか出てきません。
今日の3本では、AIに話し相手になってもらいます。相づちを実際に返して練習するためです。
AIの話を少しずつ聞いて、相づちを返す練習をする
聞く力が伸びる
相づちは、相手の話の途中で返すものです。AIに話を2〜3文ずつ区切って話してもらい、区切りごとに自分が相づちを返します。返した相づちが場面に合っていたかも、その場で教えてもらいます。
Let's practice reactions in English conversation.
Tell me a short story about something that happened to you last weekend.
Tell it in small parts, two or three sentences at a time.
After each part, stop and wait for my reaction (like "Really?" or "Oh no!").
Then:
1) say if my reaction fits the story: Good / Could be better
2) if it could be better, give me one better reaction and the reason in one short sentence in Japanese
3) continue the story
Do NOT tell the next part until I react. Use easy English. 英会話での相づちを練習しましょう。
あなたが先週末に体験したことについて、短い話をしてください。
一度に2〜3文ずつ、小分けにして話してください。
1つ話すごとに止まって、私の相づち(「Really?」や「Oh no!」など)を待ってください。
そのあとで、
1) 私の相づちが話に合っているかを示す: Good / Could be better
2) もっと良くできるなら、より良い相づちを1つと、その理由を日本語で短く1文で示す
3) 話の続きをする
私が相づちを返すまで、次の話はしないでください。やさしい英語を使ってください。 使いかた
- 1 プロンプトを貼ると、AIが話の最初の2〜3文を出してくる
- 2 読んだらすぐに、1〜3語の相づちを打って送る
- 3 Could be better と言われたら、示された相づちを声に出して言う
- 4 話が終わったら、同じプロンプトでもう一度、別の話をしてもらう
こんな形で返ってきます
入れたもの(例)
(プロンプトを貼ったあと、区切りごとに相づちを送る)
返ってくる形(抜粋)
AI: Last Saturday, I went to a new ramen shop. I waited in line for two hours! あなた: I see. → Could be better: Two hours? Wow! 理由: 2時間も並んだことに驚いてみせると、話をちゃんと聞いていると伝わります。 AI: When I finally got inside, they said the soup was sold out. あなた: Oh no! → Good AI: So I had to go home without eating anything...
返ってきたら、この一言を続ける
-
Tell me the story again, but this time with some good news in it.
もう一度話してください。今度は、良い知らせが入った話にしてください。
-
Which of my reactions sounded the most natural?
私の相づちの中で、いちばん自然に聞こえたのはどれか教えてください。
動画で見る
相づちの言い方を、気持ち別の一覧にしてもらう
単語力が伸びる
同じ相づちでも、驚いたとき・残念なとき・うれしいときで、使う言い方が変わります。気持ちごとに短い一覧を作ってもらい、それぞれがどんな場面で合うかを確かめます。
Make a list of short English reactions for conversations.
Group them by feeling:
- surprised
- happy for someone
- sorry for someone
- interested and want to hear more
For each reaction, show:
reaction / one short example situation / meaning in Japanese
Give me only four reactions for each feeling.
Do NOT include rude words or slang. 会話で使う、英語の短い相づちの一覧を作ってください。
気持ちごとに分けてください。
- 驚いたとき
- 相手のことを喜ぶとき
- 相手を気の毒に思うとき
- 興味があって、もっと聞きたいとき
それぞれの相づちについて、次の形で示してください。
相づち / 短い場面の例を1つ / 日本語の意味
1つの気持ちにつき、相づちは4つだけにしてください。
失礼な言葉やスラングは入れないでください。 使いかた
- 1 プロンプトを貼って、4つの気持ちごとの一覧を出してもらう
- 2 気持ちごとに1つずつ、自分が使えそうなものに印を付ける
- 3 印を付けた4つを、場面を思い浮かべながら声に出して言う
- 4 1本目のプロンプトに戻って、印を付けた相づちを使ってみる
こんな形で返ってきます
入れたもの(例)
(プロンプトを貼るだけ)
返ってくる形(抜粋)
■ 驚いたとき Really? / Tom says he lives in Canada. / 本当に? No way! / Your friend won a trip to Paris. / まさか! ... ■ 相手を気の毒に思うとき Oh no. / Your friend lost her phone. / ああ、それは大変 I'm sorry to hear that. / Your friend's cat is sick. / それはお気の毒に ...
返ってきたら、この一言を続ける
-
Which of these reactions are too casual for talking with a teacher or a boss?
この中で、先生や上司と話すときにはくだけすぎているものを教えてください。
-
Quiz me. Give me a situation and let me choose the best reaction.
私に問題を出してください。場面を1つ示して、いちばん合う相づちを私に選ばせてください。
相づちのあとに、質問を1つ足す練習をする
話す力が伸びる
相づちだけでは、会話はすぐに止まってしまいます。相づちのあとに短い質問を1つ足すと、相手はもっと話してくれます。AIが話す近況に、相づちと質問をセットで返す練習をします。
I want to practice keeping a conversation going.
You are my friend. Tell me one piece of news about your life in one or two sentences.
I will answer with a reaction and one question, like:
"Really? Where did you go?"
After my answer:
- say if my question fits your news: Yes / Not really
- if not, show me a better question
- answer my question in one or two sentences, then give me new news
Do NOT correct my grammar unless the meaning is unclear. 会話を続ける練習をしたいです。
あなたは私の友達です。あなたの近況を1つ、1〜2文で話してください。
私は、相づちと質問1つで答えます。たとえば、
「Really? Where did you go?」
私が答えたら、
- 私の質問があなたの話に合っているかを示す: Yes / Not really
- 合っていなければ、より良い質問を示す
- 私の質問に1〜2文で答え、それから新しい近況を話す
意味が分からない場合をのぞいて、私の文法は直さないでください。 使いかた
- 1 プロンプトを貼ると、AIが友達として近況を話してくる
- 2 相づちを1つ言ってから、When や Where で始まる短い質問を1つ足して送る
- 3 Not really と言われたら、示された質問を声に出して言う
- 4 5回ほど続けたら、音声入力に切り替えて同じことをする
こんな形で返ってきます
入れたもの(例)
(プロンプトを貼ったあと、近況に答えていく)
返ってくる形(抜粋)
AI: I started learning the guitar last month. あなた: Oh, how cool! Is it difficult? → Yes AI: It's hard for my fingers, but I practice every night. By the way, I'm moving to a new apartment next week. あなた: No way! Where is it? → Yes AI: It's near the station, so I can walk to work.
返ってきたら、この一言を続ける
-
Now make your news longer, and let me ask two questions.
今度は近況を長めにして、私に質問を2つさせてください。
動画で見る
AI相手に、声に出してみる
音声を聞いて、そのまま真似してください。AIとの英会話は、この一言から始まります。
Really? That sounds fun.
本当に? 楽しそうですね。
Oh no, I'm sorry to hear that.
ああ、それはお気の毒に。
No way! What happened next?
まさか! それからどうなったの?
AI時代の英語学習、ここだけは
「はい」のつもりの Yes は、賛成に聞こえることがある
Wikipedia|Aizuchiは、日本語の「はい」「うん」「なるほど」などの相づちを取り上げています。これらは、日本語を母語としない人に「賛成」と受け取られやすいそうです。言った本人は、「話を聞いています」「分かります」と伝えたいだけです。
英語では、分かったときは I see. と言います。賛成なら I agree. です。相手の提案に Yes, yes と相づちを打ち続けると、賛成したと思われることがあります。
短い音の相づちと、中身のある相づちを混ぜる
Wikipedia|Backchannel)によると、相づちには短い音があります。uh-huh や hmm のように、それだけでは意味をほとんど持たないものです。一方で、Oh wow のように、相手の話に対する気持ちを表すものもあります。
短い音だけが続くと、聞き流しているように聞こえることがあります。3回に1回は、驚き・喜び・気の毒の気持ちが入った一言を返してください。British Council の LearnEnglishは、興味を示す表現を紹介しています。How cool! や I'm sorry to hear that. などです。
相づちのあとに、質問を1つ
相づちは「聞いています」の合図ですが、それだけでは話が広がりません。相づちのあとに、短い質問を1つ足してください。Where? When? How was it? で十分です。
質問は長くなくてかまいません。相手の話に出てきた言葉を1つ拾って聞くだけで、会話は続きます。
⚠️ 使うときの注意
⚠️ AIは、あなたの相づちを「Good」と甘めに判定することがあります。気になったら、Would a native speaker really say this here? と聞き直してください。「この場面で、英語を母語とする人は本当にこう言いますか」という意味です。また、No way! のようなくだけた相づちは、目上の人には合わないことがあります。2本目の追い打ちで、どれがくだけすぎかを確かめてください。
相づちは、覚えた数より、口から出た数で身につきます。まずは1本目のプロンプトで、AIの話に10回、相づちを返してみてください。I see. 以外の相づちが3つ出てくれば十分です。
原田高志
よくある質問
英語の相づちにはどんなものがありますか?
驚いたときは Really? や No way! です。気の毒に思うときは Oh no. や I'm sorry to hear that. を使います。uh-huh や hmm のような短い音もあります。
英語で Yes と相づちを打つと、どう聞こえますか?
場面によっては、賛成したと受け取られることがあります。聞いていると伝えるだけなら I see. を使います。賛成なら I agree. です。