実証済み🔬 実証済み(論文)
語彙指導全般
意図的語彙学習
英語→意味より、意味→英語のほうが忘れやすい。
- カテゴリ
- 日本の定番・暗記・記憶術
- ありえへん度
- ★☆☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
実証済み =論文(多くはメタ分析)で効果が確かめられた方法です。
単語カード、単語リスト、作文、穴埋めといった“意図して覚える”語彙学習の研究22本をまとめたものです(Webb, Yanagisawa & Uchihara, 2020)。こうした活動で単語ははっきり身につく一方、時間がたつとかなり忘れることもわかりました。結果は、活動の種類や覚える方向によって大きく変わります。
📚 根拠論文・メモ(1本)
- WEBB, YANAGISAWA, UCHIHARA (2020) How Effective Are Intentional Vocabulary‐Learning Activities? A Meta‐AnalysisThe Modern Language Journaldoi.org/10.1111/modl.12671
🎓原田先生の使いこなし講義
👀 目から鱗ポイント
- 平均の学習率は、英語を見て意味を言うテストで直後が約60%。時間をおくと約39%まで下がりました。
- 日本語を見て英語を言うテストでは、直後の約59%から、時間をおくと約25%に。“言える力”のほうが抜けやすいのです。
- 単語帳は「覚える」で終わりではなく、「忘れる前に思い出す」までが1セット。研究の数字がそれを物語っています。
🙅 よくある誤解
「単語帳で覚えた単語は使えない」は言いすぎ。意図的に覚えた語は確かに身につきます。問題は、復習せずに放置することです。
💡 効かせるコツ
- 日本語→英語の練習を必ず混ぜる。言える力のほうが抜けやすい
- 覚えた日・翌日・1週間後など、間を空けて思い出すテストをする
- 覚えた語で、自分のことを書いた一文を作る
今日やること単語帳から10語を選び、日本語だけを見て英語を言えるかテストしてみましょう。
📝 語彙指導全般の取り入れ方
- 単語カードや単語帳で、覚える時間を決めて取る
- 英語→日本語だけでなく、日本語→英語でもテストする
- 1周で終わらせず、日を空けて何周も回す
- 覚えた語を使って、短い例文を自分で作る
🔬 語彙指導全般、研究ではどうなの?
100の「どれくらい効いたか」の大きさを表す数字。d や g で表す。一般的な目安は 0.2 で小さめ、0.5 で中くらい、0.8 で大きめ。外国語学習の研究では、もう少し厳しく 0.4・0.7・1.0 を目安にすることも多い。をもとに、「意味を思い出すテスト」と「英単語そのものを思い出すテスト」を分けて集計しています。論文自身も、こうした活動で必ず覚えられるとは限らないと述べています。また、単語テストの成績と、英語を使いこなす力は別のものです。
🤔 なぜ見落とされがち?
単語帳は「詰め込み」「使えない英語」と批判されがちです。一方で、1周すれば覚えたと思い込み、復習を忘れてしまう人も少なくありません。
英語学習あるあるテスト前日に覚えた単語、翌週にはきれいに消えている。
原田先生のひとこと 先生の感想
覚えた単語は放っておくと抜けていく。単語帳は“1周して終わり”じゃなく、復習とセットでどうぞ。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
