実証済み🔬 実証済み(論文)
シャドーイング
遅れて復唱
シャドーイングは上級者の技じゃない。苦手な人ほど伸びる。
- カテゴリ
- 日本の定番・発音・リスニング
- ありえへん度
- ★★☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
実証済み =論文(多くはメタ分析)で効果が確かめられた方法です。
聞こえた英語を少し遅れて追いかけて言う「シャドーイング」の効果を、日本の大学で英語を学ぶ43人で調べた研究です(Hamada, 2016)。聞き取りの力が低めのグループと中くらいのグループに分けて比べました。音を聞き分ける力は両方で伸びましたが、聞き取り問題の得点が伸びたのは低めのグループだけでした。
📚 根拠論文・メモ(1本)
- Hamada (2016) Shadowing: Who benefits and how? Uncovering a booming EFL teaching technique for listening comprehensionLanguage Teaching Researchdoi.org/10.1177/1362168815597504
🎓原田先生の使いこなし講義
👀 目から鱗ポイント
- シャドーイングは、意味を考える余裕を奪って音をそのまま拾わせる練習。だから「音が聞こえない」段階の人に効きやすいと考えられています。
- ついていけないのは失敗ではありません。内容を理解済みの音声で、音をまねることに集中すればよいのです。
- もともと通訳者の訓練法として知られていたものが、日本では学校の英語教育にまで広まりました。
🙅 よくある誤解
「シャドーイングは上級者向け」は誤解。研究では、聞き取りが苦手な学習者のほうが伸びやすいことが示されています。
💡 効かせるコツ
- 最初は小声や口パクでもOK。音のリズムをまねることを優先する
- 1〜2分の短い音声を、何日か続けて同じものでやる
- 自分の声を録音してお手本と比べ、崩れた所を探す
今日やること教科書の音声を1分だけ選び、スクリプトで意味を確かめてから3回シャドーイングしてみましょう。
📝 シャドーイングの取り入れ方
- スクリプトのある、やや易しめの音声を選ぶ
- 先にスクリプトで意味を確認する
- スクリプトを見ながら、音声に合わせて読む
- 文字を見ずに、少し遅れて聞こえたとおりに言う
🔬 シャドーイング、研究ではどうなの?
測られたのは、主に聞き取りの成績と、英語の音を正確に聞き分けられるかどうかでした。教室で一定期間行った実践研究で、話す力など他の技能にどこまで広がるかは、この研究だけでは言えません。
🤔 なぜ見落とされがち?
通訳訓練のイメージが強く、初心者には無理だと思われがちです。実際にやると最初はまったくついていけず、そこでやめてしまう人も多いのです。
英語学習あるある3語目で置いていかれ、口がパクパクするだけ。
原田先生のひとこと 先生の感想
シャドーイングは上級者の特技じゃなくて、むしろ聞き取りが苦手な人の味方なんです。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
