実証済み🔬 実証済み(論文)L1・一般学習の研究
読み書きの統合(作文)
作文量の増加
作文は“文法”より“書き方の作戦”で伸びる。
- カテゴリ
- 話す・書く
- ありえへん度
- ★☆☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
実証済み =論文(多くはメタ分析)で効果が確かめられた方法です。
4〜12年生(日本の小4〜高3にあたる)への作文の教え方を比べた研究をまとめたたくさんの研究の結果を集めて、全体として効果があるか、どれくらい効くかを数字でまとめる分析。1本の研究より信頼しやすい。です(Graham & Perin, 2007)。計画や見直しの手順(方略)をはっきり教える指導などは、作文の質を高めました。一方、文法を単独で教えるだけの指導には、作文の質を上げる効果が見られませんでした。ただし母語の作文指導の研究なので、英語の作文に当てはめるときは注意が必要です。
📚 根拠論文・メモ(1本)
- Graham, Perin (2007) A meta-analysis of writing instruction for adolescent students.Journal of Educational Psychologydoi.org/10.1037/0022-0663.99.3.445
※母語(L1)や一般的な学習の研究です。外国語学習にそのまま当てはまるかは慎重に考える必要があります。
🎓原田先生の使いこなし講義
👀 目から鱗ポイント
- 短い文を1つにつなぐ“文結合”の練習には効果がありました。文法は、文を作る作業の中で扱うほうが作文に生きるのです。
- 要約を書く、仲間と一緒に書く、具体的な目標を立てる、といった指導にも効果が見られました。
- 効果が最も大きかったのは、計画・見直しの方略の指導。書く前と書いた後の手順が、出来を大きく左右します。
🙅 よくある誤解
「文法が完璧になってから作文」は遠回り。文法の単独指導では作文の質は上がらず、書く手順の練習のほうが効果的でした。
💡 効かせるコツ
- 書く前に“何文で何を書くか”の目標を立てる
- 計画→下書き→見直しの手順を毎回繰り返す
- 仲間と書いたものを読み合い、助言し合う
今日やることテーマを1つ決め、言いたいことを日本語で3行の箇条書きにしてから英作文を書いてみましょう。
📝 読み書きの統合(作文)の取り入れ方
- 書く前に、言いたいことを箇条書きで計画する
- まず最後まで書き、その後で見直す
- 見直しは“内容”→“文法”の順でチェックする
- 短い2文を1文につなぐ練習をする
🔬 読み書きの統合(作文)、研究ではどうなの?
4〜12年生を対象にした実験(もとからあるクラスどうしを比べるなど、くじ引きで人を分けずに行う実験。手軽だが、グループの元の差が結果に混ざりやすい。を含む)を集め、指導法ごとに作文の質への効果を比べて、効果的な11の要素を挙げました。対象は母語で書く生徒です。英語を外国語として書く学習者の研究ではありません。
🤔 なぜ見落とされがち?
“文法ができないと作文は書けない”と思われがちで、文法の勉強ばかりに時間をかけてしまいます。書く手順そのものを練習する発想はあまりありません。
英語学習あるある1文目の書き出しで、30分悩む。
原田先生のひとこと 先生の感想
「文法を完璧にしてから作文」だと、なかなか書き始められない。書く手順そのものを練習しましょう。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
