根拠うすい🗾 日本の定番学習法
英文写経(書き写し)
英文を手で書き写す
うたい文句「文法・語彙が身につく」
手書きが効くと示されたのは、“初めて見る文字”の学習でした。
- 発祥
- 日本で定番
- 対象言語
- 英語
- カテゴリ
- 日本の定番・暗記・記憶術
- ありえへん度
- ★★☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
根拠うすい =この方法そのものを直接確かめた研究が見当たらない、という意味です(効かない、という意味ではありません)。
英文を手で書き写す方法です。手書き中の脳のつながりを調べた研究や、新しい文字を覚え始めるときには手書きが役立つという研究はあります。ただ、英文の書き写しで文法や語彙が身につくかを直接確かめた研究は見当たりません(=効かないという意味ではありません)。写し方を工夫すれば、思い出す練習に変えることはできます。
📚 根拠論文・メモ
根拠メモ手書きと脳活動の研究(van der Meer 2023)はあるが英文写経そのものの検証なし
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- アラビア文字を学ぶ大人42人を調べたWiley & Rapp(2021)では、手書きで練習した人が、タイピングや見るだけの人より速く覚えました。
- 多言語話者のArguellesが勧める「Scriptorium」は、声に出しながら一語ずつ写し、書き終えたら読み直して形と意味を確かめる方法です。
- 写す前に1文を読んで目を離し、思い出して書く。これだけで“写す作業”が“思い出す練習”に変わります。
🙅 よくある誤解
「手で書けば何でも覚えられる」は言いすぎ。手書きの効果が示されたのは主に新しい文字の学習で、英文の文法や語彙とは別の話です。
💡 代わりにこうする(効く版)
- 写す前に意味を確認し、1文ずつ“見ずに書く”形にする
- 書いたら必ず原文と照合し、つづりや冠詞のミスを直す
- 量より質。1日数文を、意味を浮かべながら丁寧に写す
今日やること好きな英文を3文選び、1文ずつ読んで目を離し、思い出しながらノートに書いてみましょう。
📝 英文写経(書き写し)のやり方
- 意味がわかる短い英文を選び、一度音読する
- 1文を読んだら目を離し、思い出しながら書く
- 声に出しながら、ゆっくり丁寧に書き写す
- 書いた英文を読み直し、原文と比べて違いを直す
🔬 英文写経(書き写し)、研究ではどうなの?
大学生36人の頭につけた電極で測る、脳の電気的な活動。眠りの深さや、起きているかどうかがわかる。を測ったのが、Van der Weel & Van der Meer(2024)です。単語を手書きしているときのほうが、タイピングのときより脳の広い範囲で結びつきが強まっていました。ただし学習の成果を測った研究ではありません。英文を書き写すことで文法や語彙が身につくかは、別に確かめる必要があります。
🤔 なぜ信じられてきた?
手を動かすので勉強した実感があり、ノートが埋まっていく達成感もあるからです。気持ちが落ち着く、集中できるという声も多い方法です。
英語学習あるあるきれいなノートができた満足感で、内容は覚えていない。
原田先生のひとこと 先生の感想
書き写すと落ち着くのはわかります。ただ、ぼーっと写すと手の運動で終わっちゃいます。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
