部分的に支持🌍 世界の学習法
Remembering the Kanji(RTK)リメンバリング・ザ・カンジ
2200字をキーワードと物語で覚える
うたい文句「数ヶ月で常用漢字」
読み方を覚えずに、漢字2,000字以上を先に覚える方法です。
- 別名・統合
- Wanikani / Heisig RTK
- 発祥
- 米国(James Heisig)
- 対象言語
- 日本語
- カテゴリ
- 文字・漢字・ほかの言語
- ありえへん度
- ★★★☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
部分的に支持 =一部の要素・条件でだけ支持されているか、うたい文句が誇張ぎみです。
Heisigの方法は、漢字1字ごとに英語のキーワードを決め、部品を組み合わせた物語で形と意味を覚えます。読み方を後回しにするのが特徴です。部品に分けたり、イメージを使ったりする記憶術には一定の研究の支持があります。ただし「数か月で常用漢字」は形とキーワードを覚える段階の話で、読みや語彙を含めた日本語の力とは別のものです。
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- 1巻では読み方を扱わず、形とキーワードだけを覚えます。音読み・訓読みは別の巻で学ぶ設計です。
- 学校の配列ではなく、前に覚えた部品を使って次の字を覚えられる順に並べてあるのが特徴です。
- 1字に英語のキーワードを1つ割り当てるので、日本語での意味とずれる場合もあります。キーワードは覚えるための“名札”です。
🙅 よくある誤解
「RTKを終えれば漢字が読める」は誤解。覚えるのは形とキーワードで、音読み・訓読みや単語としての使い方は別に学ぶ必要があります。
💡 代わりにこうする(効く版)
- 物語は短く具体的に。自分が思い浮かべやすい場面を使う
- 書けるかどうかを確かめる復習を、日を空けて行う
- 読み方を後回しにしすぎず、早めに単語学習を並行させる
今日やること最近覚えた漢字を3つ選び、部品に分けて自分だけの短い物語を作ってみましょう。
📝 RTK(Heisig式漢字)のやり方
- 1日の目標字数を決めて、少しずつ進める
- 部品を確認し、キーワードを使った短い物語を作る
- キーワードを見て、何も見ずに漢字を書けるか確かめる
- 覚えた漢字を含む単語を、読み方とセットで別に学ぶ
🔬 RTK(Heisig式漢字)、研究ではどうなの?
記憶術の「キーワード法」にはこんな研究があります。ロシア語の単語を、音の似た英単語とイメージで結びつけて覚えた学生のほうが、比べたグループより多く覚えていました(Atkinson & Raugh, 1975)。RTKは音ではなく形と意味を物語で結ぶ点が異なり、この方法自体の比較研究は見当たりません。
🤔 なぜ信じられてきた?
漢字の多さに圧倒された学習者に、「部品と物語で全部覚えられる」というはっきりした道筋を示したからです。英語圏の日本語学習者のあいだで長く定番になっています。
英語学習あるあるキーワードは言えるのに、その漢字の読み方がわからない。
原田先生のひとこと 先生の感想
漢字を物語で覚えるのは、語呂合わせと同じ発想ですね。ただ、読み方の勉強はまた別に必要です。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
