部分的に支持🌍 世界の学習法
Lexical approachレキシカル・アプローチ
文法でなくチャンク(定型句)を覚える
うたい文句「流暢さはチャンクから」
自然な英語の多くは、“決まった組み合わせ”でできている。
- 発祥
- 英国(Lewis)
- 対象言語
- 汎用
- カテゴリ
- 教授法・メソッド
- ありえへん度
- ★☆☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
部分的に支持 =一部の要素・条件でだけ支持されているか、うたい文句が誇張ぎみです。
文法のルールより、決まった言い回しやよくいっしょに使われる語の組み合わせ。make a mistake、heavy rain など。(いくつかの語がひとかたまりで使われる表現。How about ~? や I'm afraid that ~ など。)をひとまとまりで覚えることを大事にする考え方です。英語を使うとき決まった表現が大きな役割を果たすことは、研究で支持されています。語の組み合わせを教える指導の効果も同様です。ただし文法がいらなくなるわけではなく、教え方の体系としての効果は十分に確かめられていません。
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- 英語の文章のおよそ半分は“決まった言い回し”でできている。Erman & Warren(2000)はそう推定しました。
- “strong tea”は自然でも“powerful tea”は不自然。文法的に正しいかより、“よく一緒に使うか”が英語らしさを決めます。
- チャンクで覚えた表現は、話すときに一から文を組み立てずに済むので、すばやく口から出やすくなります。
🙅 よくある誤解
「チャンクを覚えれば文法はいらない」は誤解。チャンクは近道ですが、組み合わせて新しい文を作るには文法の土台が必要です。
💡 代わりにこうする(効く版)
- 単語帳の例文から“動詞+名詞”の組み合わせを抜き出して覚える
- 迷った組み合わせは、辞書の例文で実際に使われているか確かめる
- 覚えたチャンクの一部を入れ替えて、文法の型ごと使い回す
今日やること今日読んだ英文から“動詞+名詞”の組み合わせを5つ探し、ノートに書き出してみましょう。
📝 Lexical approachのやり方
- 単語は“make a decision”のように相手の語とセットで覚える
- 英文を読んだら、よく出る組み合わせに線を引く
- 辞書の例文やコロケーション欄をチェックする
- 覚えたチャンクで自分のことを一文作る
🔬 Lexical approach、研究ではどうなの?
新聞・会話・小説などの実際の英語を大量に集めたデータ。どの語がどれくらい、どう使われるかを調べられる。(大量の実例データ)で語の使われ方を学ぶ指導があります。その研究をまとめたBoulton & Cobb(2017)では、比べたグループより成績がよかったと報告されています。一方、Lewis(1993)が提唱したレキシカル・アプローチ全体を、ほかの教え方と比べた研究は見当たりません。
🤔 なぜ信じられてきた?
“文法が苦手でも話せる”という希望を与えてくれ、会話表現集などの教材とも相性がよいからです。
英語学習あるある“do a decision”と言って、後で“make”だったと気づく。
原田先生のひとこと 先生の感想
“make a decision”みたいに丸ごと覚えるのは、まさに単語帳の例文の使いどころです。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
