研究で支持🌍 世界の学習法
Picture-word / dual codingピクチャー・ワード/デュアル・コーディング
絵と言葉の二重符号化
うたい文句「記憶向上」
“絵で覚える”が効くのは、記憶の入口が2つになるから。
- 発祥
- カナダ(Paivio)
- 対象言語
- 汎用
- カテゴリ
- 暗記・記憶術
- ありえへん度
- ★★☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
研究で支持 =複数の研究やメタ分析で効果が確認されています。
言葉とイメージの両方で記憶すると思い出しやすい、という「二重符号化理論」に基づく方法です。唱えたのはカナダの心理学者Paivioです。外国語の単語でも、文字だけの注釈に画像などを加えると学習が伸びることが、たくさんの研究の結果を集めて、全体として効果があるか、どれくらい効くかを数字でまとめる分析。1本の研究より信頼しやすい。で支持されています。ただし抽象的な語は絵にしにくく、絵を足すほど良くなるわけでもありません。
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- 具体的な語ほど覚えやすい“具体性効果”も、二重符号化で説明されます。“りんご”は絵が浮かび、“正義”は浮かびにくいからです。
- Lotto & de Groot(1998)の大人の実験では、絵より母語の訳と組にしたほうがよく覚えられました。“絵が最強”とは限りません。
- 絵の上手さは関係ありません。一般の単語リストの記憶実験では、意味を自分で描くと覚えやすいことが繰り返し示されています。
🙅 よくある誤解
「絵で覚えれば何でも倍覚えられる」は誤解です。具体的な語には効きやすい一方、抽象語やつづりには別の練習が必要です。
💡 効かせるコツ
- 絵は棒人間で十分。描く上手さより、意味を考えながら描くことが大事
- 絵だけでなく日本語訳も添え、思い出す手がかりを2つ持たせる
- 抽象語は“その語が出てくる場面”を描き、例文もセットにする
今日やること今日覚えたい具体的な名詞を5つ選び、棒人間レベルの絵を添えて単語カードを作りましょう。
📝 絵と言葉で覚えるのやり方
- 覚えたい単語の意味を、10秒で描ける簡単な絵にする
- カードの表に英単語、裏に絵と日本語訳を入れる
- 絵を見て英単語を言い、英単語を見て絵を思い浮かべる
- 抽象語は、その語を使う場面を1コマで描く
🔬 絵と言葉で覚える、研究ではどうなの?
22の研究をまとめたRamezanali, Uchihara & Faez(2021)では、文字だけの単語の注釈に画像などを加えると、単語の成績が上がりました。直後のテストでも、時間をおいたテストでも同じです。ただし、さらに3つ目の形式を足しても上積みはなく、効果は時間とともに小さくなっていました。
🤔 なぜ信じられてきた?
絵本や図鑑で言葉を覚えた経験と重なり、直感的に納得しやすい方法だからです。画像つきの単語帳やアプリが増え、手軽に試せることも後押ししています。
英語学習あるある絵を描くのに夢中で、単語より絵がうまくなる。
原田先生のひとこと 先生の感想
絵がヘタでも問題なし。大事なのは上手さじゃなくて、言葉とイメージがつながるかどうか。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
