部分的に支持🌍 世界の学習法
Dogme ELTドグマ・イー・エル・ティー
教科書なし、会話から教材を生む
うたい文句「生徒中心」
名前の由来は映画運動。教科書を手放す英語の授業。
- 発祥
- 英国(Thornbury)
- 対象言語
- 英語
- カテゴリ
- 教授法・メソッド
- ありえへん度
- ★★☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
部分的に支持 =一部の要素・条件でだけ支持されているか、うたい文句が誇張ぎみです。
教科書に頼る部分を減らし、教室での会話から教材を生み出す教え方です。学習者の関心から始め、その場で出てきた表現に先生が手を入れます。この部分は、意味のあるやり取りや、誤りを直すフィードバックを重視する研究と重なります。ただし、教科書を使わないほうが優れていると示した比較研究はありません。また、ただ雑談するだけでは成り立たない点にも注意が必要です。
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- 名前の元は、人工照明やセットを使わない映画運動“Dogme 95”。Thornburyが2000年に、教材に頼りすぎる授業に疑問を投げかけるため、この名前を借りました。
- “教科書なし”は手抜きではありません。生徒が言えなかったこと、言い間違えたことをその場で拾い、教材に変えるのが教師の仕事です。
- のちにMeddings & Thornbury(2009)の『Teaching Unplugged』として本にまとまり、“アンプラグド”の名でも知られます。
🙅 よくある誤解
「教科書なし=雑談すればいい」は誤解です。会話で出てきた表現に教師が働きかけ、学ぶ材料にするところまでが方法です。
💡 代わりにこうする(効く版)
- 独学なら、オンライン英会話で自由に話した後“言えなかったこと”をまとめる
- 会話を録音し、言えなかった表現を調べて次回に使う
- 話題は自分の関心から選ぶ。話したいことがあると、調べる意欲も続く
今日やること今日あった出来事を英語で1分話して録音し、言えなかった表現を1つ調べましょう。
📝 Dogme ELTのやり方
- 学習者の関心のある話題で会話を始める
- 言えなかったことや誤りをメモしておく
- 会話の後、その表現を板書して一緒に直す
- 直した表現を使って、もう一度同じ話をする
🔬 Dogme ELT、研究ではどうなの?
この教え方を、教科書中心の授業と比べた研究は見当たりません。ただ、会話の中で誤りを口で直すことには、効果が長く続くことがLyster & Saito(2010)のたくさんの研究の結果を集めて、全体として効果があるか、どれくらい効くかを数字でまとめる分析。1本の研究より信頼しやすい。で示されています。先生が働きかける部分には、裏付けがあるのです。
🤔 なぜ信じられてきた?
教材に縛られず、生徒が“今話したいこと”から始められる自由さが、教師の間で共感を呼びました。教材を用意しにくい環境でも実践できる点も魅力です。
英語学習あるある雑談が盛り上がりすぎて、何を学んだか思い出せない。
原田先生のひとこと 先生の感想
教科書なしの授業は、教師の腕が一番試されるやつ。生徒の“言えなかった”を拾えるかが勝負です。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
