研究で支持🌍 世界の学習法
Desirable difficultiesデザイアブル・ディフィカルティーズ
あえて難しくする
うたい文句「長期記憶」
スラスラ解ける練習ほど、実は身についていないかも。
- 発祥
- 米国(Bjork)
- 対象言語
- 汎用
- カテゴリ
- 暗記・記憶術
- ありえへん度
- ★★★☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
研究で支持 =複数の研究やメタ分析で効果が確認されています。
練習を少し難しくすると、その場の出来は落ちても長く記憶に残る、という考え方です。唱えたのはBjorkです。間を空ける、混ぜる、思い出すといった具体策は、それぞれ研究で支持されています。ただし難しければ何でもよいわけではありません。読みにくいフォントのように、効果が確認されなかった“難しさ”もあります。
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- Bjorkの理論では、記憶には“今すぐ思い出せる強さ”と“深く蓄えられた強さ”があり、思い出しにくい時に頑張るほど後者が伸びるとされます。
- 同じ勉強でも、5分後に強い方法と1週間後に強い方法は違います。テストの時期によって“正解の勉強法”が入れ替わるのです。
- “難しさ”にも当たり外れがあります。覚えやすいとうたう読みにくいフォントは、Taylor ほか(2020)の4実験で記憶を助けませんでした。
🙅 よくある誤解
「難しいほど身につく」も誤解です。効くのは、思い出す・間を空ける・混ぜるといった、学ぶ中身に関わる難しさです。
💡 効かせるコツ
- ノートを読み返す代わりに、閉じて書き出す“白紙テスト”にする
- 一夜漬けより、同じ量を3日に分けて復習する
- 間違えた問題に印をつけ、数日後にもう一度だけ解き直す
今日やること今日の授業ノートを閉じ、覚えている英語表現を白紙に3分で書き出してみましょう。
📝 望ましい困難のやり方
- 答えを見る前に、まず自分で思い出してみる
- 復習は、少し忘れかけた頃まで間を空ける
- 似た種類の問題を、順番を混ぜて解く
- 正解率が下がっても焦らず、1週間後の成績で判断する
🔬 望ましい困難、研究ではどうなの?
文章を4回読むグループと、1回読んで3回思い出すテストをするグループなどを比べた研究があります(Roediger & Karpicke, 2006)。5分後は読むグループが上でしたが、1週間後はテストを繰り返したグループが上回りました。ただし文章の記憶の実験で、ちょうどよい難しさは教材や学習者で変わります。
🤔 なぜ信じられてきた?
練習中にスラスラ解けると「できた」と感じやすく、苦しい練習は遠回りに見えます。直感に反するため、知っていても実行しにくい考え方です。
英語学習あるある前の晩は完璧だった単語が、本番で出てこない。
原田先生のひとこと 先生の感想
練習でスラスラだと安心するけど要注意。ちょっと苦しいくらいがちょうどいいんです。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
