部分的に支持🌍 世界の学習法
Comprehensible Input(i+1)コンプリヘンシブル・インプット
理解可能なインプットを大量に浴びる
うたい文句「習得はインプットでのみ起こる」
何年も聞いて理解できるのに、話すと間違える。その理由。
- 発祥
- 米国(Krashen)
- 対象言語
- 汎用
- カテゴリ
- 多読・多聴・インプット
- ありえへん度
- ★☆☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
部分的に支持 =一部の要素・条件でだけ支持されているか、うたい文句が誇張ぎみです。
理解できる英語を聞いたり読んだりして、取り込むこと。を大量に、というKrashenの考え方です。インプットが大切なことは、多読などの研究からも広く支持されています。ただし「習得はインプットでのみ起こる」という強い主張には、異論が多くあります。文法のルールをはっきり教える指導や、誤りを直すフィードバックにも効果があることが、たくさんの研究の結果を集めて、全体として効果があるか、どれくらい効くかを数字でまとめる分析。1本の研究より信頼しやすい。で示されています。インプットは土台ですが、“それだけ”ではありません。
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- 授業をフランス語で受けるカナダのイマージョン教育の生徒は、理解力は高いのに、話す・書くでは文法の誤りが残りました。ここからSwainは、英語を話したり書いたりして、自分から使うこと。の役割を唱えました。
- “今の力(i)より少しだけ難しい(+1)英語を理解することで身につく、というクラッシェンの考えを表す記号。”は今の力より少しだけ上のインプットのこと。ただし、その“+1”を正確に測る方法は示されていません。
- Krashenは“習得”と“学習”を分け、意識して覚えた知識は習得につながらないと考えました。ここが最も議論を呼んだ点です。
🙅 よくある誤解
「文法の勉強や話す練習は不要」は誤解です。インプットは土台ですが、文法指導や訂正にも効果があることが示されています。
💡 代わりにこうする(効く版)
- インプットは“ほぼわかる”レベルで量を確保する。難しすぎる素材は避ける
- 気になった表現は文法書で確認し、インプットと説明を組み合わせる
- 週に一度は話す・書く機会を作り、言えなかったことに気づく
今日やること辞書なしでほぼ読めるやさしい英文を1ページ、止まらずに読み切ってみましょう。
📝 理解可能なインプットのやり方
- ほとんどわかる、やさしい英語の素材を選ぶ
- 毎日、読む・聞く時間を決めて続ける
- わからない部分で止まらず、前後から推測して進む
- 慣れたら少しずつ難しい素材に上げる
🔬 理解可能なインプット、研究ではどうなの?
多読研究をまとめたNakanishi(2015)では、多読をしたグループが、比べたグループより伸びていました。一方、Norris & Ortega(2000)では文法のルールをはっきり教える指導に、Lyster & Saito(2010)では口頭での訂正に効果がありました。インプット以外の働きかけも学習を後押しします。
🤔 なぜ信じられてきた?
「浴びるだけで身につく」という魅力的な考え方で、映画やドラマ、多読で学ぶ人の理論的な支えになっています。
英語学習あるある海外ドラマを“勉強”と言い張って、一気見してしまう。
原田先生のひとこと 先生の感想
たくさん聞いて読むのは基本中の基本。そこに文法の説明や間違い直しを足すと、もっと強くなります。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
