実証済み🔬 実証済み(論文)
口頭訂正フィードバック
会話中の誤りを訂正
先生が言い直すより、“自分で言い直す”ほうが残ります。
- カテゴリ
- 研究で確かめられた指導
- ありえへん度
- ★☆☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
実証済み =論文(多くはメタ分析)で効果が確かめられた方法です。
教室で話した誤りを口頭で直す「訂正フィードバック」の研究をまとめた、Lyster & Saito(2010)のたくさんの研究の結果を集めて、全体として効果があるか、どれくらい効くかを数字でまとめる分析。1本の研究より信頼しやすい。です。訂正には、はっきりした効果があり、時間をおいても残りました。中でも、正しい形を学習者自身に言わせる「促し」は、先生が正しく言い直す「学習者の間違いを、先生がさりげなく正しい形で言い直す訂正のしかた。会話は止まらないが、直されたことに気づかれにくい。」より効果が大きい傾向でした。ただし、すべての誤りを直せばよいという意味ではありません。
📚 根拠論文・メモ(1本)
- Lyster, Saito (2010) ORAL FEEDBACK IN CLASSROOM SLAStudies in Second Language Acquisitiondoi.org/10.1017/s0272263109990520
🎓原田先生の使いこなし講義
👀 目から鱗ポイント
- リキャスト(さりげない言い直し)は会話の流れを止めない反面、直されたこと自体に気づかれにくいのが弱点です。
- “Pardon?”と聞き返すのも立派な促し。答えを言わずに“どこか違うよ”と伝えるだけで、学習者は自分で正解を探し始めます。
🙅 よくある誤解
「間違いを直すとやる気を失う」は一面的です。訂正の効果は確認されており、自分で言い直す機会を与える形なら学びにつながります。
💡 効かせるコツ
- 直されたら“Thank you”で終わらせず、正しい文を1回言い直す
- 全部を直してもらうより、“今日は時制だけ”など重点を決めて頼む
- 会話を録音し、直された箇所を後で聞き返す
今日やること英会話や授業で間違いを指摘されたら、正しい文をその場でもう一度口に出しましょう。
📝 口頭訂正フィードバックの取り入れ方
- オンライン英会話などで“間違いは直して”と先に頼む
- 直されたら、その場で正しい文をもう一度言う
- よく直される間違いをノートに記録する
- 次の会話で、その表現をわざと使ってみる
🔬 口頭訂正フィードバック、研究ではどうなの?
教室で行われた15の研究・827人分のデータをまとめたLyster & Saito(2010)では、訂正の効果が時間をおいても残っていました。若い学習者ほど効果が大きく、自分で文を組み立てて答えるテストで効果が目立ちました。どの促し方が最良かまでは確定していません。
🤔 なぜ見落とされがち?
教室で日常的に行われている一方、「直しすぎると話さなくなる」という心配から、控えめにする先生も多い方法です。
英語学習あるある直された直後は言えるのに、5分後にまた同じミス。
原田先生のひとこと 先生の感想
直されるのは恥ずかしいことじゃなく、伸びるチャンス。自分で言い直せたら、なお良しです。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
