部分的に支持🌍 世界の学習法
AJATT (All Japanese All The Time)エージャット(オール・ジャパニーズ・オール・ザ・タイム)
生活のすべてを日本語化し、1万文をSRSで覚える
うたい文句「教室なしでネイティブ級」
やる気より“環境”。生活を丸ごと外国語にする独学法。
- 発祥
- 米国(Khatzumoto)
- 対象言語
- 日本語
- カテゴリ
- 多読・多聴・インプット
- ありえへん度
- ★★★★☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
部分的に支持 =一部の要素・条件でだけ支持されているか、うたい文句が誇張ぎみです。
生活を学びたい言語で埋め尽くし、気に入った文を集めて覚えた度合いに合わせて、復習の間隔をだんだん広げていく方法。Anki などの単語アプリはこの仕組みで次の復習日を決めている。で覚える独学法です。大量の英語を聞いたり読んだりして、取り込むこと。と、間を空けた復習という柱は、それぞれ研究の支持がある原理です。一方で「1万文で流暢」「教室なしでネイティブ級」という約束は、検証されていません。わからない音を流しっぱなしにするだけでよいわけでもありません。
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- 提唱者Khatzumotoの合言葉は“一日を計画するな、環境を計画せよ”。意志の力より、つい触れてしまう環境づくりを重視します。
- “1万文”は、気に入った文を自分で選んで集めるのが前提。教科書の例文ではなく、好きな場面の文を覚えるのが特徴です。
- 動画の場面を、音声や画像つきの復習カードにするツールも生まれ、このやり方は今も形を変えて受け継がれています。
🙅 よくある誤解
「わからない音でも流しっぱなしで身につく」は誤解です。効くのは、理解できる素材を大量に浴び、気になる文を復習することです。
💡 代わりにこうする(効く版)
- 流しっぱなしより、理解できる素材に絞って“わかる量”を増やす
- カード作りに時間をかけすぎない。1日に作る枚数の上限を決める
- 睡眠や人間関係は削らない。英語の時間は“置き換え”で作る
今日やることスマホの表示言語を英語に切り替え、今日一日そのまま過ごしてみましょう。
📝 AJATTのやり方
- スマホやパソコンの表示言語を、学びたい言語にする
- 好きな動画・音楽・本を、学びたい言語のものに替える
- 理解できて使いたい文を見つけたら、カードにする
- カードを間隔反復アプリで毎日復習する
🔬 AJATT、研究ではどうなの?
理解できる文章を大量に読む多読の効果はNakanishi(2015)のたくさんの研究の結果を集めて、全体として効果があるか、どれくらい効くかを数字でまとめる分析。1本の研究より信頼しやすい。で、間を空けた復習の効果はKim & Webb(2022)のメタ分析で示されています。ただし、生活をすべて目標言語に切り替えるやり方全体を比べた研究は見当たりません。
🤔 なぜ信じられてきた?
ネット上の体験談から広まり、教室に通わず好きなものだけで学べる自由さが支持されました。“生活ごと変える”という思い切りのよさも魅力です。
英語学習あるあるスマホを英語設定にしたら、元に戻す方法がわからなくなる。
原田先生のひとこと 先生の感想
好きなものを英語に置き換えるのは大賛成。ただ、睡眠と友達付き合いまで削らないでくださいね。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
