
2月といえば、日本では節分(せつぶん)という伝統行事があります。「鬼は外、福は内」という掛け声とともに豆をまき、恵方巻を食べる光景は、日本の冬の風物詩ですよね。
しかし、いざ外国人の友人にこの行事を英語で説明しようとすると、「なぜ豆を投げるの?」「鬼って何?」「恵方巻のルールは?」など、意外と難しい質問に直面することも。この記事では、節分の歴史・由来から、豆まき・恵方巻の習慣、そしてそれらを英語で説明するための実践的なフレーズまで、超絶詳しく解説します。2026年の節分は2月3日(火曜日)です!
✅ この記事で分かること
- 節分の正確な意味と、なぜ立春の前日なのか
- 豆まきの由来と正しいやり方(なぜ炒った大豆なのか?)
- 恵方巻のルールと2026年の恵方(方角)
- 外国人に説明できる実践的な英語例文11選+α
節分とは? 日本独自の厄払い行事
節分は、豆を投げて鬼(悪霊の象徴)を追い払う、日本独自の伝統行事です。そのルーツは中国の「追儺(ついな)」という鬼払いの儀式にありますが、長い年月をかけて日本風に進化しました。
古来、日本では季節の変わり目には邪気(悪い気)が生じやすいと考えられていました。そのため、新しい季節を迎える前に厄払いを行い、無病息災を祈る習慣が根付いたのです。
💡 豆知識:昔は節分が年4回あった?
実は「節分」という言葉は本来、立春・立夏・立秋・立冬の前日すべてを指していました。しかし、旧暦で新年の始まりとされていた「立春」が特に重要視されるようになり、現代では春の節分だけが残っています。
節分はなぜ「立春の前日」なのか?
節分の日付は「立春の前日」と決まっています。立春とは、二十四節気のひとつで「春の始まり」を意味する日です。国立天文台が太陽の位置(太陽黄経が315度になる瞬間)を基準に毎年決定しています。
そのため、節分の日付は固定ではなく、年によって2月2日、3日、4日のいずれかになります。2026年の立春は2月4日なので、節分は2月3日(火)となります。
📅 近年の節分カレンダー
- 2024年:2月3日(土)
- 2025年:2月2日(日)
- 2026年:2月3日(火)
- 2027年:2月3日(水)
豆まきの由来と正しいやり方
節分といえば「豆まき(Mamemaki)」。炒った大豆(福豆)を使って、「鬼は外、福は内(Oni wa soto, Fuku wa uchi)」と唱えながら豆を投げる風習です。鬼は悪霊や災厄の象徴であり、それを家の外に追い払い、福(幸運)を家の中に招き入れるという意味があります。
🫘 なぜ「豆」を使うのか?
豆を使う理由には、いくつかの説があります。
1. 語呂合わせ説:「豆(まめ)」は「魔滅(まめ)」に通じ、「魔(悪いもの)を滅する」という意味があるとされています。
2. 京都・鞍馬の伝説:昔、鞍馬山に現れた鬼を、毘沙門天のお告げに従って豆を投げて退治したという伝説が由来とも言われています。
3. 五穀の霊力:古来、穀物には邪気を払う力があると信じられていたため、大豆が使われるようになりました。
🔥 なぜ「炒った」大豆でなければならないのか?
豆まきには必ず炒った大豆(福豆)を使います。生の豆を使わない理由は、「拾い忘れた豆から芽が出ると縁起が悪い」とされているからです。「悪いものが芽を出す」ことを防ぐため、火を通して発芽できない状態にした豆を使うのです。
📝 豆まきの正しい手順
- 夜になったら、家の奥の部屋から順番に豆をまいていきます。
- 窓や玄関を開け、外に向かって「鬼は外!」と言いながら豆を投げます。
- すぐに窓や戸を閉め、室内に向かって「福は内!」と言いながら豆を投げます。
- これを玄関まで繰り返し、最後に玄関から豆をまいて戸を閉めます。
- 豆まきが終わったら、自分の年齢+1個の豆を食べて、1年の健康を祈ります。
💡 地域差:北海道ではピーナッツ?
北海道や東北、九州の一部では、大豆の代わりに殻付きのピーナッツ(落花生)を使う地域があります。雪の上でも見つけやすく、殻があるので衛生的に食べられるという実用的な理由からです。
恵方巻とは? 2026年の恵方は「南南東」
恵方巻(えほうまき / Ehomaki)は、節分の夜に食べる太巻き寿司です。もともとは関西地方の風習でしたが、コンビニエンスストアの販売戦略をきっかけに、1990年代後半から全国に広まりました。
🧭 恵方巻の正しい食べ方
- その年の恵方(幸運の方角)を向いて食べる:2026年は南南東(正確には南南東やや南)です。
- 願い事をしながら、黙って食べる:食べている間は一言も話してはいけません。
- 一本を切らずに丸かじりする:「縁を切らない」という意味があり、切り分けずに食べます。
🎯 恵方(方角)はどうやって決まる?
「恵方」とは、その年の福を司る神様「歳徳神(としとくじん)」がいる方角のことです。恵方は毎年変わりますが、実は4つの方角(東北東・西南西・南南東・北北西)しかなく、十干(じっかん)に基づいて5年周期でローテーションしています。
🧭 近年の恵方一覧
- 2024年:東北東やや東
- 2025年:西南西やや西
- 2026年:南南東やや南
- 2027年:北北西やや北
🍣 恵方巻の具材は7種類が基本
恵方巻には、七福神にちなんで7種類の具材を入れるのが縁起が良いとされています。代表的な具材は、かんぴょう、きゅうり、椎茸煮、卵焼き(伊達巻)、うなぎ(あなご)、桜でんぶ、高野豆腐などです。
節分を英語で説明しよう!実践フレーズ集
ここからは、外国人に節分を説明するときに使える英語フレーズを紹介します。各例文には日本語訳と文法・語彙のポイント解説を付けています。
📚 節分関連の英語ボキャブラリー
- 豆まき → Mamemaki / bean-throwing / throwing roasted soybeans
- 恵方巻 → Ehomaki / lucky direction sushi roll / fortune sushi roll
- 鬼 → Oni / demon / devil / evil spirit
- 立春 → Risshun / the first day of spring / the beginning of spring
- 恵方 → Eho / lucky direction / auspicious direction
- 福豆 → Fukumame / fortune beans / roasted soybeans
📖 英語例文11選+α
例文1:節分の基本説明
🇯🇵 節分は、1年を健康に過ごせるように悪いものを追い払うイベントです。
🇺🇸 Setsubun is an event to drive away evil spirits so that we can spend the year in good health.
💡 ポイント:”drive away” は「追い払う」。”so that ~” で「~できるように」という目的を表現。
例文2:言葉の意味
🇯🇵 節分という言葉は「季節を分ける」という意味です。
🇺🇸 The word “Setsubun” literally means “division of the seasons.”
💡 ポイント:”literally means” は「文字通り~という意味」。語源を説明するときに便利。
例文3:日付の説明
🇯🇵 節分は立春(春の始まりの日)の前日に行われます。
🇺🇸 Setsubun is celebrated on the day before Risshun, the first day of spring in the traditional Japanese calendar.
💡 ポイント:”the day before ~” で「~の前日」。”traditional Japanese calendar” で旧暦・伝統暦の文脈を補足。
例文4:由来の説明
🇯🇵 昔の人々は、季節の変わり目には邪気が生じると信じていたので、厄払いの儀式を行うようになりました。
🇺🇸 In ancient times, people believed that evil spirits appeared at the change of seasons, so they started performing purification rituals.
💡 ポイント:”In ancient times” で「昔は」。”purification rituals” は「厄払いの儀式」。
例文5:豆まきの掛け声
🇯🇵 「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまきます。
🇺🇸 We throw beans while shouting “Oni wa soto, Fuku wa uchi,” which means “Demons out, Fortune in!”
💡 ポイント:”while ~ing” で「~しながら」。”which means ~” で意味を補足説明。
例文6:豆を食べる習慣
🇯🇵 節分では、自分の年齢より1つ多い数の豆を食べます。
🇺🇸 On Setsubun, we eat one more bean than our age to wish for good health throughout the year.
💡 ポイント:”one more ~ than …” で「…より1つ多い~」。”to wish for ~” で目的を表現。
例文7:使う豆の種類
🇯🇵 豆まきには一般的に炒った大豆を使います。
🇺🇸 Roasted soybeans are typically used for the bean-throwing ritual.
💡 ポイント:”roasted” は「炒った」。”typically” は「一般的に」。
例文8:恵方巻の説明
🇯🇵 節分の日に恵方(その年の幸運の方角)を向いて恵方巻を食べると、幸運が訪れると言われています。
🇺🇸 It is said that eating Ehomaki while facing the year’s lucky direction on Setsubun will bring good fortune.
💡 ポイント:”It is said that ~” で「~と言われている」。”bring good fortune” で「幸運をもたらす」。
例文9:恵方巻の食べ方ルール
🇯🇵 恵方巻を食べるときは、黙って食べなければなりません。
🇺🇸 When eating Ehomaki, you must remain silent and not speak until you finish the whole roll.
💡 ポイント:”remain silent” は「黙ったままでいる」。”until you finish” で「食べ終わるまで」。
例文10:方角の変化
🇯🇵 恵方は毎年変わります。2026年は南南東です。
🇺🇸 The lucky direction changes every year. In 2026, it is south-southeast.
💡 ポイント:”changes every year” で「毎年変わる」。方角は “south-southeast” のようにハイフンで繋ぐ。
例文11:丸かじりの理由
🇯🇵 恵方巻は切らずに一本丸ごと食べます。「縁を切らない」という意味があるからです。
🇺🇸 Ehomaki should be eaten whole without cutting. This is because cutting it would symbolize “cutting off” good fortune or relationships.
💡 ポイント:”eaten whole” は「丸ごと食べる」。”symbolize” は「象徴する」。
📝 追加の応用フレーズ
歴史について詳しく説明したいとき:
“Setsubun originated from an ancient Chinese ritual called ‘Tsuina’ and was introduced to Japan during the Heian period (794-1185). It became a popular custom among common people during the Muromachi period (1336-1573).”
(節分は中国の「追儺」という古代儀式に由来し、平安時代に日本に伝わりました。室町時代に庶民の間で広まりました。)
家族の習慣について話したいとき:
“In my family, my father wears an oni (demon) mask, and the children throw beans at him. It’s a lot of fun!”
(うちの家族では、父が鬼のお面をかぶって、子どもたちが父に豆を投げます。とても楽しいですよ!)
地域差について説明したいとき:
“In some regions like Hokkaido, people throw peanuts in the shell instead of soybeans. This is because peanuts are easier to find in the snow and more hygienic to eat.”
(北海道などの一部地域では、大豆の代わりに殻付きピーナッツを投げます。雪の中でも見つけやすく、衛生的に食べられるからです。)
<まとめ>節分を英語で説明できるようになろう!
節分は、日本の伝統的な厄払い行事であり、豆まきや恵方巻といった独特の風習が魅力です。外国人にとっては馴染みのない文化ですが、だからこそ英語で説明できると、日本文化への理解を深めてもらう良い機会になります。
この記事で紹介したフレーズを使って、ぜひ外国人の友人や同僚に節分を紹介してみてください。「なぜ豆を投げるの?」「恵方巻のルールは?」といった質問にも、自信を持って答えられるようになるはずです。
🎯 2026年の節分ポイントまとめ
- 日付:2026年2月3日(火)
- 恵方:南南東(やや南寄り)
- 食べる豆の数:年齢+1個
