
「ニンバスって何?」「今のコロナって、何がそんなにヤバいの?」「この激痛、英語でなんて言えば伝わるの?」――次々と現れる新しい情報に、頭が混乱していませんか?
この記事では、そんなあなたの疑問に一つずつ、Q&A形式で分かりやすくお答えします。現在、日本で猛威を振るう新変異株「ニンバス」の正体から、医師が警鐘を鳴らす衝撃的な症状、そして、いざという時に自分と家族を守るための「実践的な英語表現」まで。
Q1. そもそも新変異株「ニンバス」って何ですか?名前の意味は?
A. まず、「ニンバス」はWHOなどが公式に付けた名前ではなく、一部で使われている“通称”です。その正体は、オミクロン株からさらに進化した、非常に多くの変異を持つ新しい株のグループを指します。
名前の由来は、ラテン語で「雲」や「後光」を意味する “Nimbus” から来ています。これは、以下の2つの不気味な特徴を表しています。
- 雲のように広がる感染力: 雨雲のように、非常に速く広範囲に拡散する様子。
- 正体が見えにくい性質: 過去の感染やワクチンで作られた免疫(後光)を、雲のように覆い隠し、すり抜けてしまう様子。
Q2. 今のコロナの症状、何がそんなに大変なんですか?
A. 第一線で治療にあたる医師が、特に警鐘を鳴らしているのが以下の3つのポイントです。
✅ 医師が警告する3大特徴
- 【激痛】カミソリ級の喉の痛み
最大の脅威は、多くの人が「カミソリの刃を飲み込んだよう」と表現するほどの激しい喉の痛みです。この痛みで飲食が困難になり、特にこの猛暑の中では「脱水症状」を引き起こす危険性が非常に高いとされています。 - 【時間差】後から悪化する症状
「最初はただの風邪だと思った」という油断が命取りに。軽い喉の違和感から始まっても、2日目、3日目に急激に症状が悪化する「時間差攻撃」が典型的なパターンです。 - 【見逃し】熱が出ないケースも多数
37度前半の微熱だったり、全く熱が出なかったりするケースも珍しくありません。全身の倦怠感、頭痛、関節痛といった症状が強く出るのが今年の特徴です。「熱がないから大丈夫」という自己判断は絶対にやめましょう。
Q3. この「激しい喉の痛み」、英語でどう伝えればいいですか?
A. 海外滞在中や、外国人とのコミュニケーションで、この独特の痛みを正確に伝えるためのフレーズを、ステップアップ形式で紹介します。
✅ 症状を伝えるための実践英語フレーズ集
- 【STEP 1】基本の表現
まずは「ひどく痛い」ことを伝えましょう。
“I have a severe sore throat.” (喉がひどく痛みます。)
“It hurts to swallow.” (飲み込むと痛いです。) - 【STEP 2】比喩で痛みのレベルを伝える
より具体的に、衝撃的な痛みを表現します。
“My throat is killing me. It feels like I’m swallowing razor blades.” (喉が死ぬほど痛い。カミソリの刃を飲み込んでいるようです。)
“It feels like I’m swallowing broken glass.” (割れたガラスを飲み込んでいるようです。) - 【STEP 3】状況を付け加えて、深刻さを伝える
痛みによって何ができないのかを説明します。
“The pain is so intense that I can barely eat or drink.” (痛みが強すぎて、飲食がほとんどできません。)
“My sore throat started mild, but it got significantly worse on the second day.” (喉の痛みは軽く始まりましたが、2日目に著しく悪化しました。)
Q4. 結局、私たちは何をすればいいのですか?
A. 脅威は本物ですが、過度に恐れる必要はありません。やるべきことはシンプルです。
- 基本の感染対策に戻る: 人混みでのマスク、こまめな手洗い、換気を、もう一度徹底しましょう。
- 万が一に備える: 喉の痛みで食事ができなくなる可能性を考え、経口補水液、ゼリー飲料、アイスクリームなど、喉を通りやすいものを今のうちに準備しておきましょう。
- 体調不良時は休む: 少しでも異変を感じたら、無理せず休み、必要であれば医療機関に相談する。この当たり前の行動が、自分と周りの人を守ります。
正しい知識を武器に、冷静に行動すること。それが、この困難な状況を乗り越えるための、最も確実な方法です。