Ate that
【読み方】
エイト・ザット
【意味・使い方】
★ 誰かがあることを非常にうまくやり遂げたことを称賛する際に使われるスラング表現。
★ 直訳すると「それを食べた」という意味だが、比喩的に「完璧にこなした」「圧倒的に成功した」といったニュアンスで使われる。
★ 「Ate that and left no crumbs(完璧にこなして、残りクズ一つ残さなかった)」というフレーズで、さらに強調されることもある。
★ 特に、ダンスパフォーマンスやラップバトルなどで優れた技を見せた時などに使われることが多い。
★ もともとはアフリカ系アメリカ人やLGBTQコミュニティで生まれた表現だが、今ではSNSを中心に広く使われている。
【ポイント解説】
「Ate that」の語源ははっきりとは分かっていませんが、2000年代半ばにニューヨークのクイーンズ地区で生まれたと言われています。もともとはドラァグクイーンのパフォーマンスなどを称える言葉として使われていましたが、その後、ヒップホップやダンス、ファッションなど、様々なシーンに広がっていきました。
「食べる」という表現を用いるのは、「相手を圧倒するほど優れている」という比喩からきています。まるで目の前のものを平らげてしまうかのように完璧にこなす様子を表現しているのです。「and left no crumbs(パン屑も残さない)」と付け加えることで、さらに完璧さが強調されます。
ポジティブな意味で使われることがほとんどですが、時に皮肉を込めて「やり過ぎだ」という意味で使われることもあるので、文脈に注意が必要です。
【例文】
A: Did you see her dance performance last night? She totally ate that stage!
「昨夜の彼女のダンス、見た?ステージを完全に食べちゃってた(圧倒的なステージだったわ)よね!」
B: Yeah, I’ve never seen anyone move like that before. She ate that and left no crumbs!
「ああ、あんなふうに踊る人、今まで見たことないよ。完璧にこなしてて、残りクズ一つ残ってなかったよ!」