ENGLISH TEACHER’S BRIEFING
📬 原田先生の英語教育ニュースレター
中高英語教師のための授業アイデア&最新情報
2026年2月25日(水)| Vol.010
⚡ TODAY’S HEADLINE
国立大学3校が留学生定員の上限緩和へ — 4月から「5%超過」を初認定
文部科学省は、東北大学・筑波大学・広島大学の計11学部に対し、2026年4月から留学生の定員上限を5%超過できる特例措置を初めて認定しました。東北大・筑波大は留学生比率を約20%に、広島大は10%増を目指します。日本の留学生数は2025年6月時点で43.5万人に達し、2033年目標を8年前倒しで達成。英語で授業を行うプログラム(ETP)の拡充も加速しており、中高の英語教育が「大学の国際化」の土台として一層重要性を増しています。
🔗 参考:The Japan Times — Three national universities to raise international student enrollment caps
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今日の帯活動アイデア(5分でできる!)
🎤 “Expert Interview”(エキスパート・インタビュー)
対象:中学2年〜高校 | 時間:5分 | 準備:職業カード(なくても可)
▶ やり方:
① ペアを作り、1人が「職業カード」を引く(例:astronaut, chef, YouTuber)
② カードを引いた生徒はその職業の「専門家」になりきる
③ もう1人がインタビュアーとして英語で質問する:“What do you do every day?” “What’s the hardest part of your job?”
④ 2分後に役割交代。最後にクラスで面白かった回答を共有!
💡 ポイント:即興力+質問文の練習に最適。職業カードがなければ先生が黒板に3つ書くだけでOK。生徒の「なりきり回答」で爆笑間違いなし!
✏️ Shrinking Summary(シュリンキング・サマリー)
対象:中学3年〜高校 | 時間:5分 | 準備:前回の授業内容
▶ やり方:
① 前回の授業やリーディング教材の内容を、まず20語で要約する
② 次に同じ内容を10語に凝縮する
③ 最後に5語にまとめる!
④ ペアで見せ合い、ベスト5語サマリーをクラスで発表
💡 ポイント:要約力+語彙の精選力が一気に鍛えられます。大学入試の英作文対策にも直結。「5語で言い切る」制限がゲーム感覚で盛り上がります!
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AI × 英語指導 最前線
🆕 注目ツール:Nolej AI
動画・音声・PDF・URLを入力するだけで、インタラクティブな学習教材が自動生成される画期的ツール。クイズ、フラッシュカード、用語集、クロスワード、インタラクティブ動画まで一括作成。TED TalkのURLを貼るだけで、その内容に基づいた多様な練習問題が完成します。
✅ Google Classroom・Moodle・Microsoft Teamsと連携可能
✅ クロスワード・ワード検索ゲームで語彙定着
✅ インタラクティブ動画で「見ながら答える」形式を実現
✅ プロジェクト型学習のアイデア提案機能つき
🎓 活用例:YouTube英語動画のURLを入れるだけで、リスニング+語彙+内容理解のオールインワン教材が5分で完成!
📱 Conker AI — クイズ作成を3分で完了
トピックと学年を入力するだけで、選択式・穴埋め・読解応答型の多様なクイズが即座に生成されるAIプラットフォーム。累計60万件以上のクイズが作成済み。Google FormsやCanvasへのエクスポートにも対応し、印刷用ワークシートも出力可能。無料プランでは5つのクイズ・50回の回答収集が可能で、有料プランは月額$3.99から。
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英語教育ニュース FLASH
🇯🇵 JAPAN
留学生43.5万人 — 2033年目標を8年前倒し達成、高度人材は86.6万人に
出入国在留管理庁のデータによると、2025年6月時点の留学生数は43.5万人(前年比8.2%増)に達し、政府が掲げていた「2033年までに40万人」の目標を8年前倒しで達成。初入国留学生は18万人で過去最多。一方、高度外国人材は86.6万人と10年前の5倍に。大学の英語プログラム拡充が、中高英語教育への期待値をさらに引き上げています。
🔗 参考:ICEF Monitor — Japan surpassed its foreign enrolment target of 400,000 in 2025
🇯🇵 JAPAN
東北大、留学生の授業料を年90万円に引き上げへ — 国立大の「差額化」始まる
2024年まで留学生の授業料は国内学生の1.2倍が上限でしたが、この制限が撤廃。東北大学は2027年度から留学生の年間授業料を90万円(36.4万円増)に設定予定。筑波大も60.8万円に引き上げ。増収分は言語サポートや留学生支援体制の充実に充てられます。日本の大学が「英語環境の質」で世界と競争する時代に入っています。
🔗 参考:THE — Japan eases cap on foreign student enrolment at top universities
🌍 GLOBAL
韓国、2025年3月からAIデジタル教科書を導入 — 英語・数学・情報で先行実施
韓国教育部が、小3・4年、中1、高1を対象にAIデジタル教科書を2025年3月から導入開始。リアルタイムでの学習データ分析、個別最適化されたコンテンツ配信、即時フィードバック機能を搭載。2026年までに全教師へのデジタル研修完了を目指し、政府は3年間で約7,400億ウォン(約740億円)を投資。日本の「GIGAスクール」の次のステップを考えるヒントになります。
🔗 参考:World Bank Blog — Teachers are leading an AI revolution in Korean classrooms
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超絶使える!英語学習ツール
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世界の英語授業から学ぶ
🇰🇷 韓国式:AIデジタル教科書と「教室革命」
韓国は2025年3月から、英語の授業にAI搭載デジタル教科書を本格導入。生徒一人ひとりの理解度に応じてコンテンツの難易度やペースを自動調整し、リアルタイムでフィードバックを提供します。教師はAIが分析した学習データを基に、個別指導の精度を高める「共同指導体制(教師+AIアシスタント)」を実践しています。
🔑 明日から使えるテクニック
韓国の「Free Semester Program」のエッセンスを応用。学期の1単元を「テスト無し・発表と体験中心」で運営してみましょう。例えば、2週間の英語プロジェクトで「英語でポッドキャスト番組を作る」などの課題を設定。テストのプレッシャーから解放されると、生徒の発話量が劇的に増えます。
TODAY’S QUOTE FOR TEACHERS
“Education is not preparation for life;
education is life itself.”
— John Dewey
「教育は人生の準備ではない。教育こそが人生そのものである。」
💡今日の1分ティップス
発問は「オープンクエスチョン → クローズドクエスチョン」の順番で使い分けると効果的。まず “What do you think about…?” で思考を広げ、次に “Do you agree or disagree?” で立場を明確にさせる。この2段階発問で、生徒の発話の「量」と「質」を同時に引き出せます。Yes/Noだけで終わらない授業はここから始まります!
📎 今号の参考リンクまとめ
📰 ニュース記事
・The Japan Times — 国立大3校の留学生定員上限緩和
・ICEF Monitor — 日本、留学生40万人目標を8年前倒し達成
・Japan Today — 東北大・筑波大・広島大の留学生枠拡大
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haradaeigo.com
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