実証済み🔬 実証済み(論文)L1・一般学習の研究
繰り返し読み
同じ文章を繰り返し読む
同じ本文を何度も読む。地味だけど“読む速さ”が育つ。
- カテゴリ
- 多読・多聴・インプット
- ありえへん度
- ★☆☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
実証済み =論文(多くはメタ分析)で効果が確かめられた方法です。
同じ文章を何度も読む「繰り返し読み」の効果を、18の研究からまとめたたくさんの研究の結果を集めて、全体として効果があるか、どれくらい効くかを数字でまとめる分析。1本の研究より信頼しやすい。です(Therrien, 2004)。繰り返し読むと、読む速さ(流暢さ)と理解が向上しました。その効果は、初めて読む文章にもある程度及んでいました。ただし対象は母語で読む5〜18歳の子どもなので、英語学習に当てはめるときは注意が必要です。
📚 根拠論文・メモ(1本)
- Therrien (2004) Fluency and Comprehension Gains as a Result of Repeated ReadingRemedial and Special Educationdoi.org/10.1177/07419325040250040801
※母語(L1)や一般的な学習の研究です。外国語学習にそのまま当てはまるかは慎重に考える必要があります。
🎓原田先生の使いこなし講義
👀 目から鱗ポイント
- “決まった回数読む”より、“目標の速さに届くまで読む”方式のほうが、効果が大きかったと報告されています。
- 同級生と組んで読むより、大人がついて読む方式のほうが、効果が大きい傾向でした。
- 同じ文章で速くなるのは当然。注目すべきは、初めて読む文章にも効果が及んだことです。
🙅 よくある誤解
「同じ文章を何度読んでも、もう知っている内容だから無駄」は誤解。繰り返しで育った“スラスラ読む力”は、初見の文章にもある程度生きます。
💡 効かせるコツ
- 目的は暗記ではなく、“スラスラ読める状態”を作ること
- 誰かに聞いてもらい、つまった所を教えてもらう
- 慣れたら、同じレベルの新しい文章でも速さを測る
今日やること教科書の本文を1段落選び、3回音読して毎回のタイムを記録しましょう。
📝 繰り返し読みの取り入れ方
- 教科書の本文など、短めの文章を1つ選ぶ
- 時間を計りながら、同じ文章を声に出して読む
- 目標タイムを決め、届くまで繰り返す
- つまった語や意味のわからない所を確認する
🔬 繰り返し読み、研究ではどうなの?
慣れた文章と初めての文章の両方で、読む速さと理解の伸びを比べた研究を集めました。効果を高める要素としては、大人が指導することや、読み間違いを直すことなどが挙げられています。学習障害のある子どもを含む、母語の読みの研究です。
🤔 なぜ見落とされがち?
同じ文章を読むのは退屈で、新しい文章を読むほうが勉強している感覚があります。“読み返しは効果が低い”という話と混同されがちなのも理由です。
英語学習あるある3回目の音読で、急に内容がわかり始める。
原田先生のひとこと 先生の感想
同じ本文を何回も読むの、正直退屈ですよね。でもその退屈の先に“スラスラ”が待ってます。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
