実証済み🔬 実証済み(論文)
ストラテジー指導
学習方略を教える
“勉強のしかた”を教わるだけで、英語の成績は上がりうる。
- カテゴリ
- 研究で確かめられた指導
- ありえへん度
- ★☆☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
実証済み =論文(多くはメタ分析)で効果が確かめられた方法です。
学習方略(ストラテジー)、つまり“勉強のしかた”を教えると外国語の学習に効くのかを、61の研究からまとめたたくさんの研究の結果を集めて、全体として効果があるか、どれくらい効くかを数字でまとめる分析。1本の研究より信頼しやすい。です(Plonsky, 2011)。方略を教えると、平均して小〜中くらいの効果がありました。ただし効果は、教える方略の種類や数、学習環境、指導の期間などで変わります。どんな「勉強のコツ」でも効くわけではありません。
📚 根拠論文・メモ(1本)
- Plonsky (2011) The Effectiveness of Second Language Strategy Instruction: A Meta‐analysisLanguage Learningdoi.org/10.1111/j.1467-9922.2011.00663.x
🎓原田先生の使いこなし講義
👀 目から鱗ポイント
- 効果は“何を教えるか”で変わります。方略の種類や、一度に教える方略の数によって差が出ました。
- 日本のような外国語環境か、英語圏で暮らす母語のあとに身につける言語。研究では、外国語として学ぶ英語もふくめてこう呼ぶ。環境かによっても、効果の大きさは違っていました。
- 方略は英語を学ぶ時間を奪うものではなく、その時間の“効率を上げる道具”と考えられます。
🙅 よくある誤解
「勉強法なんて人それぞれ、教わるものではない」は誤解。方略の指導には平均して効果があり、学び方も学べるスキルです。
💡 効かせるコツ
- 一度に多くの方略を試さず、1つを繰り返し使って慣れる
- “なぜこの方法を使うのか”を理解してから使う
- 効いたかどうかは、点数や時間の記録で確かめる
今日やること次に読む英文で、タイトルから内容を予測してから読み、予測が当たったかメモしましょう。
📝 ストラテジー指導の取り入れ方
- 読む・聞く・覚えるなど、伸ばしたい技能を1つ決める
- その技能のコツ(予測・要約など)を1つ選ぶ
- 2週間ほど、同じコツを使い続ける
- 効いたかを振り返り、合わなければ替える
🔬 ストラテジー指導、研究ではどうなの?
61の研究から95の学習者グループを取り出して「どれくらい効いたか」の大きさを表す数字。d や g で表す。一般的な目安は 0.2 で小さめ、0.5 で中くらい、0.8 で大きめ。外国語学習の研究では、もう少し厳しく 0.4・0.7・1.0 を目安にすることも多い。を計算し、効果を左右する条件を分析しました。平均の効果は d=0.49 で、条件による差も大きく出ています。研究ごとに教えた方略も、測った力もさまざまです。
🤔 なぜ見落とされがち?
勉強法は“自分で何となく身につけるもの”と思われがちで、わざわざ学ぶ対象とは考えられていません。英語そのものの勉強時間を削るように感じるのも理由です。
英語学習あるある勉強法の動画を見ているうちに、勉強時間が終わる。
原田先生のひとこと 先生の感想
英語そのものだけでなく「どう勉強するか」も教える価値がある。勉強法図鑑を作ってる身としては心強いデータです。
📎出典
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最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
