研究で支持🌍 世界の学習法
Leitner systemライトナー・システム
カード箱を5段階に分けて復習
うたい文句「SRSのアナログ版」
間隔反復アプリより前に、“紙の箱”がありました。
- 発祥
- ドイツ
- 対象言語
- 汎用
- カテゴリ
- 暗記・記憶術
- ありえへん度
- ★☆☆☆☆
⚖️判定の根拠 研究の結論
研究で支持 =複数の研究やメタ分析で効果が確認されています。
カードを箱に分け、覚えたものほど後ろの箱へ移して復習の間隔を広げていく、紙で行う覚えた度合いに合わせて、復習の間隔をだんだん広げていく方法。Anki などの単語アプリはこの仕組みで次の復習日を決めている。の仕組みです。間を空けた復習と、カードで思い出す練習は、それぞれ研究で支持されている原理です。ただし、この“5つの箱”というやり方そのものが、他の復習スケジュールより優れていると示されたわけではありません。
📚 根拠論文・メモ(1本)
- Kim, Webb (2022) The Effects of Spaced Practice on Second Language Learning: A Meta‐AnalysisLanguage Learningdoi.org/10.1111/lang.12479
🎓原田先生のガチ講義
👀 目から鱗ポイント
- 考案者はドイツの科学ジャーナリストSebastian Leitner。1972年の著書で、この箱の仕組みを広めました。
- Kim & Webb(2022)では、復習の間隔を一定にしても徐々に広げても、成績にはっきりした差はありませんでした。大事なのは“間を空けること”そのものです。
- 間違えたカードは最初の箱に戻すのがルール。苦手な語ほど何度も出会う仕組みが、自動的にできあがります。
🙅 よくある誤解
「アプリでないと間隔反復はできない」は誤解です。紙の箱でも、間を空けて思い出すという原理は同じように使えます。
💡 効かせるコツ
- カードの表は英語、裏は意味と短い例文。答えを言ってからめくる
- 新しいカードは1日の枚数を決め、1番目の箱をあふれさせない
- ときどき裏から表(日本語→英語)でもテストする
今日やること空き箱や封筒を3つ用意し、単語カード10枚を1番目に入れてテストを始めましょう。
📝 Leitner systemのやり方
- 箱を5つ用意し、新しいカードは1番目の箱に入れる
- 答えを隠して思い出し、言えたら次の箱へ移す
- 言えなかったカードは1番目の箱に戻す
- 1番目は毎日、後ろの箱ほど間を空けて復習する
🔬 Leitner system、研究ではどうなの?
外国語の学習で間を空ける効果を調べた48の実験、3,411人分のデータをまとめたのがKim & Webb(2022)です。学習は分けたほうが有利で、時間をおいたテストでは長めの間隔が有利でした。ただし、特定の箱の数や日程が最適だと示したものではありません。
🤔 なぜ信じられてきた?
スマホやアプリなしで、手を動かしながら進み具合が目に見えるのが魅力です。カードが後ろの箱へ進んでいく達成感もあります。
英語学習あるある1番目の箱だけ、いつまでもパンパン。
原田先生のひとこと 先生の感想
カードを次の箱に移すのはちょっとした快感。アプリが苦手な人は、こっちのほうが続くかもしれません。
📎出典
🤔次の判定、どっちだと思う?
予想してからタップ。答えを見たら、そのまま次へ。
最終確認日 2026-10-11/判定基準・出典
