やさしい英語で多読!【音声つき】

【やさしい英文de多読!】<11> No Milk for Cats? ~英文を楽しく&音声つきで読もう!~

原田英語マン
原田英語マン
このコーナーは、やさしい英文(CEFR-A2レベル~)で楽しく飽きずに多読できる仕掛けになっています。英語をたくさん読むことは、大学入試はもちろん、英語力アップに欠かせません。特に大学入学共通テストでは長文が多く出題され、速く正確に読む力が重要になります。そこで、1日3~5分で読める英語コンテンツを配信します!学校の行き帰りの短時間で、無理なく英語に触れられます。音声付きなのでリスニング力も鍛えられますよ。内容は、楽しい話題から大学入試によく出るテーマまで幅広くカバー。興味を持ちやすく、自然と英語に慣れていける仕組みです。毎日の積み重ねで、読むスピードも理解力もアップ!気軽に続けて、英語の力を伸ばしましょう!!

No Milk for Cats?

Many people think cats love milk. But do you know that cow’s milk can be harmful for cats? Baby cats drink their mother’s milk for the first few weeks after birth. But after that, cats lose the ability to digest lactose, a type of sugar found in cow’s milk. This makes most cats lactose intolerant.

If a cat drinks milk, it might have problems such as stomach pain, gas, or even diarrhea. This is because cats cannot break down lactose, so it moves into the large intestine and causes trouble. Drinking milk often can lead to more serious problems like dehydration or malnutrition.

Cats may like milk because it has proteins and fats, which they need for energy. Milk also has a special protein called casein, which might make cats feel relaxed. Still, milk is not a good choice for cats.

If you really want to give your cat milk, use a special cat milk without lactose. Regular cow’s milk or plant-based milk like almond milk can still cause stomach trouble. Always check with a vet if you’re not sure about what your cat can drink. Remember, your cat’s health is very important!

<音読用音声>


<Important Words>

★ harmful : causing damage or bad for health
★ ability : the skill or power to do something
★ digest : to change food in the stomach into energy
★ problem : something that causes trouble or worry
★ dehydration : not having enough water in the body
★ malnutrition : poor health caused by eating wrong foods
★ check : to look or ask carefully about something
★ important : very useful or needed

<日本語訳>猫に牛乳を与えてはいけないの?

多くの人が、猫は牛乳が大好きだと思っています。でも、実は牛乳は猫に害を与えることがあると知っていますか?子猫は生まれてから数週間は母乳を飲みます。しかしその後は、猫は牛乳に含まれる乳糖という糖分を消化する能力を失います。そのため、多くの猫が乳糖不耐症になります。

猫が牛乳を飲むと、腹痛やおなら、下痢といった問題が起きる可能性があります。猫は乳糖を分解できないため、大腸まで届いて問題を起こします。牛乳を頻繁に飲むと、脱水症状や栄養不良といった深刻な問題を引き起こすこともあります。

猫が牛乳を好むのは、牛乳に猫が必要とするタンパク質や脂肪が含まれているからです。また、牛乳に含まれるカゼインというタンパク質には、猫をリラックスさせる効果があるかもしれません。それでも、牛乳は猫にとって良い選択ではありません。

もしどうしても猫にミルクを与えたい場合は、猫専用の乳糖が含まれていないミルクを使いましょう。普通の牛乳やアーモンドミルクのような植物性ミルクも消化不良の原因になる可能性があります。猫に与える食べ物で迷ったら、必ず獣医さんに確認しましょう。猫の健康はとても大切です!

【原田英語コラム】猫は本当にミルクが好き?牛乳神話をぶった斬る意外な真実!

「猫にミルクをあげる」というイメージは、世界中の漫画や映画、CMでよく見かけます。しかしこのイメージ、実はとんでもない大誤解!多くの猫は牛乳に含まれる「乳糖」をうまく消化できず、実はお腹を壊してしまうのです。

では、なぜ「猫=牛乳好き」のイメージが広まったのでしょう?実は昔、牛乳を絞った後の余りを猫に与える習慣がありました。猫もその味に惹かれゴクゴク飲んだのですが、その後にお腹を壊していることまでは気づかれなかったのです。

さらに衝撃なのが、「猫に良かれと思って」最近流行りの豆乳やアーモンドミルクを与える飼い主さんがいますが、これも大NG!植物性ミルクにも猫が消化できない成分があり、逆に体調不良の原因になることがあるんです。

では、猫にミルクを飲ませる方法はないのでしょうか?ご安心ください。最近では、乳糖を取り除いた猫専用のミルクがペットショップで手軽に買えます。牛乳好きな猫ちゃんには、この特別なミルクが安全でベストな選択肢です。

私たちの常識が実は動物には非常識だった…なんてことは意外と多いもの。猫の健康を守るためにも、普段与える食べ物はしっかりと獣医さんに相談しておきましょう。