最近、X(旧Twitter)などのSNSを開くと、かわいらしい猫の画像と一緒に「ゲイリーが〇〇を持ってきたよ。ゲイリーにありがとうと言って」という不思議なメッセージを目にしませんか?ゲイリー(@garyJapan__)さん / X

「この『ゲイリー』って一体何者…?」「どうして皆『ありがとう』って言ってるの?」「もしかして、ちょっと怖いやつ…?」
そんな風に気になっていた方も多いのではないでしょうか。
ご安心ください!この記事を読めば、話題の猫ミーム「ゲイリーにありがとう」の全てがスッキリ分かります。その正体から人気の秘密まで、楽しく紐解いていきましょう!
そもそも「ゲイリーにありがとう」ミームってどんなもの?
このミームの仕組みは、とってもシンプルで心温まるものなんです。
主役は…?: 「ゲイリー」という名前の、茶トラの愛らしい子猫です。
何をしてくれるの…?: 私たちのために、お花やドーナツ、時にはクスッと笑えるユニークなものまで、色々なプレゼントを持ってきてくれます。
私たちのお約束は…?: 投稿を見かけたら、健気なゲイリーに「ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えること。
たったこれだけです!
ゲイリーが何かをプレゼントしてくれて、それを見たみんなが「ありがとう」と返す。この優しくて平和なコミュニケーションの輪が、SNS上でどんどん広がっているんです。

https://x.com/garyJapan__/status/1942481101873692737
気になる元ネタはどこから来たの?
「こんなに流行っているんだから、日本の誰かが始めたのかな?」と思いますよね。
実は、このミーム、海外のSNSが発祥の「逆輸入ミーム」なんです!
もともとは2024年の中頃、TikTokやInstagramといった海外のプラットフォームで、「Gary has brought you ○○. Say thank you to Gary.(ゲイリーが〇〇を持ってきたよ。ゲイリーにありがとうと言って)」という英語の投稿が始まりでした。
このシンプルで真似しやすいフォーマットが海外で人気となり、数ヶ月かけて日本にも伝わってきました。そして2025年の春ごろから、日本のSNSユーザーの間で一気に火が付いた、というわけなんです。

https://x.com/higary__/status/1934807421463220533
【☕️ちょっと豆知識】あの「ゲイリー」とは違います!
「ゲイリー」と聞いて、有名なゲーム『Fallout 3』に登場する、ちょっとホラーなクローン人間「ゲイリー」を思い浮かべた方もいるかもしれません。彼もまた別のミームで有名ですが、今回のかわいい猫のゲイリーとは全くの無関係です。どうぞご安心を!
「なんだか怖い…」その気持ち、分かります。真相は?
「正体不明の猫が、次々と何かを勧めてくる…」「みんなが一斉に『ありがとう』と返信していて、少し不気味に感じる…」
ミームの背景を知らないと、そのシュールな光景に少しだけ怖さを感じてしまうかもしれませんね。その気持ち、とてもよく分かります。
でも、結論から言うと、このミームに怖い意味や不気味な裏話は一切ありません!
むしろ、この現象は「ゲイリーをインターネットで最も有名な猫にしよう!」という、壮大なプロジェクトの一環ではないか、とも言われています。 その謎めいた雰囲気が、かえって人々の想像力をかき立て、「何か裏があるのでは?」と思わせているだけなんです。
正体は、かわいくて平和な猫のミーム。安心して楽しんでください。

【SCPとは?】
ゲイリーのミームが「SCPだ!」と言われるのは、「SCP財団」という架空の組織が扱う超常現象や異常な物体のように、その起源や人気の理由が謎めいているためです。SCPとは「Secure(確保)・Contain(収容)・Protect(保護)」の略で、ネット上の架空設定で奇妙な現象や物体を収容し管理する概念を指します。ゲイリーミームもその不自然な広がり方や突然の流行から、「SCP案件のように異常なものだ」と例えられているのです。
なぜ?どうしてこんなに流行ったの?3つの秘密
それでは、なぜ「ゲイリー」はこれほどまでに多くの人の心を掴んだのでしょうか?その人気の秘密を、3つのポイントから解説します!
1. 誰でも参加できる、魔法のシンプルさ
このミーム最大の魅力は、なんといってもその「手軽さ」です。「ゲイリーが〇〇を持ってきたよ」という定型文は、誰でも簡単に真似して新しい投稿を作ることができます。この圧倒的な「参加のしやすさ」が、SNSでの爆発的な拡散につながりました。見るだけでなく、自分も発信者になれる楽しさがあるんですね。
2. 猫の魅力と「ありがとう」が作る、癒やしの連鎖
くりっとした瞳でこちらを見つめる子猫のゲイリー。その普遍的な可愛らしさと、「あなたのために」という健気な行動は、見るだけで心が和みますよね。さらに、このミームは「ありがとう」というポジティブな言葉で溢れています。感謝の言葉が飛び交う優しい世界観が、日々の疲れを癒やし、多くの人を惹きつけているんです。
3. 「ゲイリーって何者?」謎が謎を呼ぶミステリー性
「この猫はどこから来たの?」「誰が始めたの?」という素朴な疑問が、人々の好奇心を強く刺激しました。SNS上では「ゲイリーの正体」を考察する投稿が相次ぎ、それがさらなる話題を呼びました。あえて多くを語らないミステリアスな雰囲気が、人々をより深くミームの世界に引き込んでいったのです。
<まとめ>
「ゲイリーにありがとうと言って」ミームの謎は解けましたか?このミームは、SNS時代が生んだ新しい形の心温まるコミュニケーションなのかもしれません。見知らぬ誰かが投稿したゲイリーに、みんなで「ありがとう」と返す。そのささやかな交流が、デジタルな世界にほんの少しの優しさと繋がりを生み出しています。
もし、あなたのタイムラインにゲイリーが素敵なプレゼントを持って現れたら、ぜひ恥ずかしがらずに、こうコメントしてみてください!!
「ありがとう、ゲイリー!」
【要約版】
「ゲイリーにありがとうを言って!」というミームは、2024年夏ごろに海外のTikTokやInstagramなどのSNSで流行り始めた猫が主役のミームです。内容は、ゲイリーという名前の猫が何かを持ってきてくれた画像や動画に、「Gary has brought you… Say thank you to Gary(ゲイリーが○○を持ってきてくれたよ、ゲイリーにありがとうを言って)」という定型文を添えて投稿し、それを見たユーザーが「ありがとうゲイリー」と感謝の言葉を返すという癒し系のスタイルになっています。
このミームは、2024年12月ごろには「Garyプロジェクト」として海外メディアのフォーブスにも取り上げられ、より注目を集めました。その後、2025年3月には日本向けの公式アカウントがX(旧Twitter)で開設され、日本でも一気に知られるようになりました。特に、日本版では桜や和菓子など日本らしいテーマを取り入れた投稿が共感を呼び、2025年7月には国内のSNSでも大きな話題となっています。
流行の理由はシンプルです。誰でも簡単に真似ができる定型の投稿フォーマットと、猫と感謝という癒しの組み合わせがユーザーの共感を呼んだためです。また、語感がよく親しみやすいフレーズであることから、現在も多くの人が参加し、SNS上でますます広がりを見せています。
<英語訳>
The meme “Say thank you to Gary!” is a cat-centered meme that began trending on overseas social media platforms like TikTok and Instagram around the summer of 2024. The format involves posting images or videos of a cat named Gary bringing something, accompanied by the template text “Gary has brought you… Say thank you to Gary,” and users who see it respond with words of gratitude like “Thank you, Gary.” This creates a wholesome, healing-style interaction.
By December 2024, this meme gained even more attention when it was featured in international media outlets like Forbes as the “Gary Project.” Subsequently, in March 2025, an official Japanese account was established on X (formerly Twitter), and the meme quickly became known in Japan as well. The Japanese version particularly resonated with audiences through posts incorporating distinctly Japanese themes like cherry blossoms and traditional sweets, and by July 2025, it had become a major topic on domestic social media platforms.
The reason for its popularity is simple: the standardized posting format that anyone can easily imitate, combined with the healing combination of cats and gratitude, struck a chord with users. Additionally, because the phrase has a pleasant sound and friendly appeal, many people continue to participate, and the meme continues to spread widely across social media.