1.【青山学院大学(社会情報)2025】
The (1)delicate balance (2)of marine ecosystems (3)is threatening by pollution, (4)overfishing, and climate change.
【解説】
主語は “The delicate balance”(繊細なバランス)です。バランスは汚染などによって「脅かされる」側なので、受動態にする必要があります。能動態の進行形である (3) is threatening は間違いで、正しくは “is threatened” となります。
【訳】
海洋生態系の繊細なバランスは、汚染、乱獲、そして気候変動によって脅かされています。
2.【青山学院大学(社会情報)2025】
(1)Although numerous attempts (2)to solve the complex (3)equation, the mathematician (4)struggled to find a viable solution.
【解説】
(1) Although は接続詞なので、後ろには「主語+動詞」の形が続く必要があります。しかし、この文では “numerous attempts…” という名詞句が続いています。名詞句を伴って「〜にもかかわらず」という意味を表すには、前置詞の “Despite” や “In spite of” を使います。したがって、(1) Although は間違いです。
【訳】
複雑な方程式を解こうと数多くの試みをしたにもかかわらず、その数学者は実行可能な解決策を見つけるのに苦労しました。
3.【青山学院大学(社会情報)2025】
The conference (1)which he presented his research (2)was attended by experts from around the world, (3)all eager to share their (4)results and innovations.
【解説】
関係詞節 “he presented his research” は、先行詞 “The conference” を修飾しています。この関係詞節は「彼が彼の研究を発表した」という完全な文になっています。関係代名詞 which の後には不完全な文が続くため、ここでは使えません。「彼が研究を発表した会議」という意味にするには、場所や状況を表す関係副詞 “where” や、”at which” を使うのが適切です。したがって、(1) which は間違いです。
【訳】
彼が自身の研究を発表したその会議には、世界中から専門家が出席しており、皆がその成果と革新を共有することに意欲的でした。
4.【青山学院大学(社会情報)2025】
The legal (1)ramifications of the (2)controversial court ruling (3)have left many experts (4)divide on its potential impact.
【解説】
“leave + O + C” で「OをCの状態のままにする」という第5文型の構文です。目的語 “many experts” と補語の関係を考えると、専門家たちの意見が「分かれる」状態にさせられた、という意味になります。専門家が「分かれている」状態を表すには、形容詞の働きをする過去分詞 “divided” を使うのが適切です。したがって、動詞の原形である (4) divide は間違いです。
【訳】
その物議を醸す判決が法的に及ぼす影響は、多くの専門家の間でその潜在的なインパクトについて意見が分かれたままにさせています。
5.【青山学院大学(社会情報)2025】
The musical performance (1)captivated the audience, (2)leave them (3)fascinated by the (4)musicians’ grace.
【解説】
主節 “The musical performance captivated the audience” に続き、その結果として「観客を魅了された状態のままにした」という付帯状況を表す分詞構文が使われています。能動的な意味なので、現在分詞の “leaving” を使うのが適切です。したがって、動詞の原形である (2) leave は間違いです。
【訳】
その音楽演奏は観客を魅了し、音楽家たちの優雅さにうっとりさせました。
6.【青山学院大学(社会情報)2025】
The (1)historical significance of the (2)archaeology finding provides (3)valuable insights (4)into ancient civilizations.
【解説】
(2) archaeology は「考古学」という学問を表す名詞です。ここでは後ろの名詞 “finding”(発見)を修飾するため、形容詞の “archaeological”(考古学の)を使うのが適切です。”the archaeological finding” で「その考古学的な発見」という意味になります。したがって、(2) archaeology は間違いです。
【訳】
その考古学的な発見の歴史的重要性は、古代文明に関する貴重な洞察を提供します。
7.【青山学院大学(社会情報)2025】
The interplay (1)between supply and demand (2)dictates the (3)fluctuate prices in the global (4)commodities market.
【解説】
(3) fluctuate は「変動する」という動詞です。ここでは後ろの名詞 “prices”(価格)を修飾するため、形容詞の働きをする現在分詞 “fluctuating”(変動している)を使うのが適切です。”fluctuating prices” で「変動価格」という意味になります。したがって、(3) fluctuate は間違いです。
【訳】
需要と供給の相互作用が、世界の商品市場における変動価格を決定します。
8.【青山学院大学(社会情報)2025】
The neuroscientist’s (1)groundbreaking research offers new (2)perspecting (3)on the treatment of (4)neurodegenerative diseases.
【解説】
“perspective” は「視点、観点」という意味の名詞です。ここでは「新しい視点」という意味にするため、”new perspectives” と複数形にするのが適切です。(2) perspecting という単語は存在しません。
【訳】
その神経科学者の画期的な研究は、神経変性疾患の治療に関する新たな視点を提供します。
9.【青山学院大学(社会情報)2025】
Technological advancements in (1)renewable energy sources (2)are crucial for (3)reducing our (4)dependence in fossil fuels.
【解説】
“dependence on ~” で「〜への依存」という意味の決まった言い方です。前置詞は “on” を使います。したがって、(4) dependence in は間違いです。
【訳】
再生可能エネルギー源における技術の進歩は、化石燃料への依存を減らすために極めて重要です。
10.【青山学院大学(社会情報)2025】
The scientist, (1)which cutting-edge research (2)has revolutionized the field, (3)received numerous (4)accolades and awards.
【解説】
先行詞 “The scientist” と、それに続く名詞 “cutting-edge research” の関係は「その科学者の最先端の研究」という所有の関係になります。先行詞が人で、所有格の関係を表す関係代名詞は “whose” です。したがって、(1) which は間違いです。
【訳】
その最先端の研究がその分野に革命をもたらした科学者は、数多くの称賛と賞を受けました。