英検準1級 二次面接 / 6 of 6
🎧S-CBT のスピーキング
- S-CBT はスピーキングが最初(S→L→R→W)。会場前に声出し
- 時間が来ると自動で次へ。立場と理由を最初の1文に
- Why? は来ない。1回で立場+理由+例まで言い切る
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S-CBT のスピーキング:コツ
相手は画面。止まらず、1回で言い切る
問題の形式・内容・難易度・採点は従来型と同じ(ナレーション+No.1〜No.4)。違うのは 相手が画面 で、時間が来ると自動で次へ進む こと。Why? の追加質問はないので、1回の答えで完結させる。
| 項目 | 従来型 | S-CBT |
|---|---|---|
| 相手 | 面接委員 | 画面とヘッドセット |
| 進み方 | 面接委員の合図 | 時間で自動 |
| 追加の質問 | あることも | ない |
| 聞き返し | 自然な流れならOK | 相手がいない |
| 順番 | 一次の後日 | S→L→R→W の最初 |
| 身分証 | 原本が必須 | 原本が必須 |
- 受付・本人確認顔写真付き身分証明書の原本を出す(公式)。
- 着席・ヘッドセット音量とマイクを確認。ここで本番と同じ大きさの声を出しておく。
- 最初の簡単な質問自由会話にあたる質問があることが多い(受験者報告)。声出しのつもりで答える。
- 準備1分 → ナレーション2分中身は従来型と同じ。時間が来ると、途中でも次へ進む。
- No.1〜No.4各質問に制限時間がある。1問40秒前後という受験者報告が多い(公式の数字ではない)。
- リスニングへスピーキングの出来は引きずらない。ここで頭を切り替える。
画面の細かい動きは、公式の S-CBT 体験版(https://www.eiken.or.jp/s-cbt/demo/)で前日までに試そう。本番の画面に初めて会うのは避けたい。
- 録音中の表示を見てから話す表示が変わる前に話し始めると、最初の文が録音されないおそれがある。1拍おいて第一声。
- 立場と理由を最初の1文に途中で時間が切れても、立場と理由が先に録音されていれば骨組みは伝わる。No, I don't think so, because it would be too expensive for small companies.
- Why? を自分で先回り面接委員がいないので Why? は来ない。立場の直後に because か理由の1文を必ず続ける。
- ナレーションは30秒ごとの関所0:30で2コマ目、1:00で3コマ目、1:30で4コマ目。練習で体に入れておく。
- 早く終わったら1文足す時間が余ったら、4コマ目の気持ちか結果を1文足す。無理に埋めなくてもOK。She wished that she had listened to her husband.
- 沈黙しても時間は進む考えている間も時間は減る。Let me see. で声をつなぎ、3秒以内に立場へ。
- 言い直しは語だけ録音は巻き戻せない。間違えた語だけ sorry で直して先へ。He bought two, sorry, three tickets.
- 周りの声に負けない同じ部屋でほかの受験者も話すことが多い。少し大きめの声で、自分の画面だけを見る。
- マイクは最初に合わせて触らない口から近すぎず遠すぎず。途中で触ると雑音が入る。
- 質問は一度で聞き取る構え聞き返す相手はいない。質問の形(Should 〜/Do you think 〜)と主語に集中する。
- 筆記用具は会場の貸し出し2026年4月から、筆記用具は会場で貸し出し。自分のものは使えない(公式)。
S-CBT でも 顔写真付き身分証明書の原本 が必須(公式)。前日の夜にかばんへ入れておこう。
🎓 なぜ効く?本番と同じ形で練習するほど強い
覚えたことは、読み返すより「思い出す練習」をする方が定着する。タイマーと録音で本番どおりに話す練習は、その思い出す練習になる。重ねれば、時間で進む画面にも慌てなくなる。
出典:Roediger & Karpicke (2006) テスト効果
S-CBT のスピーキング:型・模範
0:00 カードの最初の文. 吹き出しの言い換え. 0:30 時間表示1, 動作. 様子・考え. 1:00 時間表示2, 動作. 伏線. 1:30 時間表示3, 結末. 人物 looked 気持ち.
30秒ごとに次のコマへ。遅れたら途中のコマを1文に削る。
2分で切れても、4コマ目の結末が言えていれば大崩れしない。
I'd be thinking, "今の状況. I should have 〜 / Next time, I'll 〜."
従来型と同じ。2文で約15秒。早く終わったら1文足す。
例:I'd be thinking, "I should have checked the date. Next time, I'll write it in my calendar."
質問の制限時間は、受験者報告では1問40秒前後が多い(公式の数字ではない)。下は40秒を想定した配分の目安。
| 秒(目安) | 中身 | 例 |
|---|---|---|
| 0〜5秒 | 立場+理由 | Yes, I think so, because 〜 |
| 5〜20秒 | 深掘り | This means that 〜 |
| 20〜35秒 | 具体例 | For example, 〜 |
| 35〜40秒 | 締め | So, I think 〜 |
立場, because 理由. This means that 誰に何が起きるか. For example, 具体例. So, I think 結論.
1文目に立場と理由を両方入れるのがS-CBT版のコツ。切れても骨組みが残る。
例:Yes, I think so, because debates help students express their opinions clearly. This means that they learn to support their ideas with reasons.
NGThat's a very interesting question. Well, there are many points of view, and...(ここで時間切れ)
OKYes, I think so, because it would save time.
前置きで時間を使うと、立場が録音されない。
NGYes, I do.(で終わる)
OKYes, I do, because it would help elderly people live safely.
Why? は来ない。理由まで1回で言う。
NGSorry, let me start again. One day, ...(最初から)
OKHe went to the station, sorry, the airport.
録音は巻き戻せない。語だけ直す。
NGI think so. Because it's good.
OKI think so, because it would give students more chances to use English.
理由は具体的に。good だけでは中身がない。
NGMaybe yes, maybe no. It depends.
OKIt depends on the area, but in most cases, I think so.
どちらかに寄せて言い切る。
S-CBT のスピーキング:裏ワザ
声の明るさが態度になる
採点基準は従来型と同じ(公式)。表情や目線が見えない分、声の明るさ・はっきりした語尾・沈黙しないことが、伝えようとする姿勢になる。口角を上げて話すと、声も明るくなる。
大声すぎも聞き取りにくい
周りに負けまいと叫ぶと、録音で音が割れてかえって聞き取りにくい。普段より少し大きめの声で、口を大きく動かしてはっきり言う方が伝わる。
As I said は使わない
録音式では、1問ずつの答えがそれだけで分かる形の方が安全。As I said before のように前の答えを指すより、毎回きちんと理由を言おう。
主語を名詞ではっきり言う
Yes, they should. だけだと、they が誰か録音では分かりにくい。Yes, I think companies should 〜 のように主語を名詞で言おう。1文目だけで質問の中身が分かる答えになる。
Yes, I think companies should let workers work from home.
はい、企業は従業員の在宅勤務を認めるべきだと思います。
1文目は12語前後まで
時間で切れる S-CBT では、最初の1文を短く。立場と理由を12語前後に収めると、言い切ってから深掘りに進める。長い1文目は途中で崩れやすい。
Yes, I think so, because it saves time for busy people.
はい、そう思います。忙しい人の時間の節約になるからです。
画面が変わったら1呼吸
次の問題に画面が変わったら、息を長く1回吐いてから質問を聞く。前の答えの反省も、ここで切り替えられる。1呼吸は2秒もかからない。
導入文は「テーマの語」だけ拾う
No.4 の話題導入文は聞き返せない。全部を聞き取ろうとせず、テーマの名詞を1つつかもう。そのあとの Do you think 〜? が本当の質問だ。
パソコンの前でヘッドホン練習
家での練習も、パソコンの画面に向かい、ヘッドホンをつけて話してみよう。本番に近い形で練習しておくと、当日の違和感が小さくなる。
録音の最初の5秒だけ聞く
練習の録音は、最初の5秒に立場と理由が入っているかだけ確かめる。入っていなければ、そこだけ直してもう1回。5分で3問は回せる。
詰まったコマは1文で切り上げる
ナレーションの途中で言葉が出ないコマは、1文だけ言って次の時間表示へ。時間は自動で進むので、1コマで止まるのが一番の損。4コマ目の結末を守ろう。
吹き出しは直接話法が速い
時間で切れる S-CBT では、間接話法に組みかえる時間が惜しい。吹き出しは He said, "〜." の直接話法でOK(公式の2級の模範も直接話法)。浮いた時間を4コマ目に回そう。
最初の質問もはっきり答える
ナレーションの前に簡単な質問が出ることが多い(受験者の報告)。これも録音されているつもりではっきり答えよう。声の大きさとマイクの距離を確かめる、本番1問目のつもりで。
No.1 は後悔の1文を先に
No.1 も時間で切れる。I'd be thinking, "I should have 〜." の1文を最初に言い切れば、核は残る。次の一手はそのあとに足そう。
背筋を伸ばすと声が通る
画面をのぞき込むと背中が丸まり、声がこもって録音に乗りにくい。画面から少し離れて背筋を伸ばそう。マイクとの距離も一定になる。
録音は速さより語の輪郭
録音された声は、対面より語と語がつぶれて聞こえることがある。速く話すより、1語1語の始まりと終わりをはっきり。特に語尾の -s・-ed は消えやすい。
S-CBT のスピーキング:実演
S-CBT を想定した実演。秒数は練習用の目安。
実演1:No.3 を40秒で言い切る
- 質問(画面から流れる)Should high schools hold more debates in class?
- 0〜5秒:立場+理由Yes, I think so, because debates help students express their opinions clearly.
- 5〜20秒:深掘りThis means that they learn to support their ideas with reasons.
- 20〜35秒:具体例(仮定)For example, if students debated whether their town needs a new park, they would have to listen to both sides.
- 35〜40秒:締めSo, I think it would make them better thinkers.(時間がなければ言わなくてOK)
Should high schools hold more debates in class?
Yes, I think so, because debates help students express their opinions clearly. This means that they learn to support their ideas with reasons. For example, if students debated whether their town needs a new park, they would have to listen to both sides. So, I think it would make them better thinkers.
和訳
はい、そう思います。ディベートで、生徒は自分の意見をはっきり言えるようになるからです。つまり、理由を挙げて考えを支える力がつきます。たとえば、町に新しい公園が必要かどうかを議論すれば、両方の意見に耳を傾けなければなりません。だから、より深く考えられる人になると思います。
- Should 〜? → Yes, I think so. に because をつなげ、1文目で立場と理由を録音。
- 最後の1文が切れても、答えとして成り立つ。
実演2:ナレーションの時間管理(「ナレーション」の実演2のカードで)
- 0:00〜0:30 1コマ目最初の文+画面の文字+妻の提案。ここで3文。
- 0:30 2コマ目に入るThree days later, で区切る。遅れていたら雲形の吹き出しを省いて1文に。
- 1:00 3コマ目に入るThat evening, +あふれた場面。妻の様子は時間があれば。
- 1:30 4コマ目に入るcomplained that → explained that → looked shocked。ここは削らない。
- 1:50〜 時間が余ったらHe realized that he should have listened to his wife. を足す。なければ待てばいい。
実演3:時間切れに強い No.4
Today, people often discuss food safety. Do you think food companies should be required to show more information on their labels?
Yes, I do, because clear labels help people make safe and healthy choices. In addition, many people in Japan have food allergies, so they need to know exactly what is in their food. For example, companies could use larger letters and simple icons for common allergens. This would protect consumers and build trust in food companies.
和訳
はい、そう思います。分かりやすい表示があれば、人々は安全で健康的な選択ができるからです。さらに、日本には食物アレルギーのある人が多く、食べ物に何が入っているかを正確に知る必要があります。たとえば、企業は大きな文字や、よくあるアレルゲンを示す簡単なマークを使えるでしょう。そうすれば消費者を守り、食品会社への信頼も高まります。
- 1文目で立場+理由。導入文の food safety をふまえ、2文目から社会の目線に。
- 主語は companies → This。自分の話は入れていない。
S-CBT のスピーキング:表現
S-CBT で使える表現
- Yes, I think so, because it would save people a lot of time.はい、そう思います。人々の時間を大きく節約できるからです。
- No, I don't think so, because it would cost too much.いいえ、そうは思いません。費用がかかりすぎるからです。
- Yes, I do, because it would help local businesses.はい、そう思います。地元の店の助けになるからです。
- This means that more people could enjoy it.つまり、もっと多くの人が楽しめるということです。
- For example, if schools offered online classes, students could study at home.たとえば、学校がオンライン授業を行えば、生徒は家で学べるでしょう。
- In addition, it would be good for the environment.さらに、環境にも良いでしょう。
- So, I think it's a good idea overall.だから、全体として良い考えだと思います。
- Let me see. Yes, I think so.そうですね。はい、そう思います。
- He bought two, sorry, three tickets.彼はチケットを2枚、失礼、3枚買った。
- She wished that she had checked the weather forecast.彼女は天気予報を確認しておけばよかったと思った。
- In the end, the family decided to go home early.結局、家族は早めに帰ることにした。