バズりニュースで英語学習【音声つき】

★「いじめ関連の生徒自殺への対応遅れで横浜の学校が批判される」★ 20240424 ~SNSでバズってるニュースを2分でサクッと英語で学ぼう!~【学校の問題行動に関する英単語&英語表現20つき】

Yokohama School Faces Criticism Over Delayed Response to Student Suicides Linked to Bullying

Two students committed suicide at a Yokohama city school in the same year and grade. Families claimed bullying was involved, but the school and city’s education board were slow to respond. Investigations were not conducted promptly, and preventive measures were lacking, potentially violating the anti-bullying law. (46語)


音声ダウンロード

日本語訳

「いじめ関連の生徒自殺への対応遅れで横浜の学校が批判される」

横浜市の学校で同学年の生徒2人が同じ年に自殺した。遺族はいじめの関与を主張したが、学校と市教育委員会の対応は遅れた。調査は迅速に行われず、予防策も不十分で、いじめ防止法に違反した可能性がある。

単語・熟語チェック

・face criticism 批判に直面する
・delayed response 遅れた対応
・suicide 自殺
・link A to B AをBに関連付ける
・bullying いじめ
・education board 教育委員会
・conduct an investigation 調査を行う
・promptly 迅速に
・preventive measures 予防策
・violate a law 法律に違反する

単語解説

・suicide
⇒自殺、自ら命を絶つこと。語源はラテン語の “sui” (自身の)と “caedere” (殺す)に由来。近年、SNSの普及によるサイバーいじめなどを背景に、若者の自殺が社会問題化しています。自殺予防への取り組みが各国で進められています。

・bullying
⇒いじめ、弱い者に対する継続的な嫌がらせや攻撃的な行為。語源は中世オランダ語の “boel” に由来し、恋人やいとしい人を意味していましたが、16世紀頃から現在のような否定的な意味で使われるようになりました。学校でのいじめ問題は世界共通の課題となっています。

・education board
⇒教育委員会。日本の地方自治体に設置される合議制の執行機関で、学校教育・社会教育に関する事務を管理・執行します。アメリカの school board も同様の役割を担っています。

・promptly
⇒迅速に、即座に、遅滞なく。prompt (促す、促進する)という動詞が形容詞化・副詞化したもの。ビジネスシーンでは「支払いを迅速に行う」といった使い方もされます。

・violate
⇒違反する、侵害する。名詞形は violation。法律や規則、合意事項などに反することを指します。違法行為のニュアンスが強い語で、よりカジュアルな文脈では break a rule (規則を破る)などが使われます。

原ちゃんチェック

いじめ問題は本当に根が深いですね。表面化しにくい面もあって、学校現場の対応の難しさを感じます。でも、生徒の命に関わる深刻な事態だからこそ、学校はもっと迅速に動く必要があったでしょう。

いじめ防止法ができた背景には、過去の痛ましい事件の教訓があるはずです。法の趣旨を踏まえた組織的な対応ができていなかったのは残念です。アンケートをとるだけでなく、生徒の小さな変化を見逃さないきめ細かな指導が大切だと思います。

一方で、いじめはどこの学校でも起こり得る問題だという認識も必要です。教員の意識向上と、専門家も交えた組織的なサポート体制の強化が急がれます。心の闇に寄り添い、SOSをキャッチする目を養っていかなければいけません。

子供たちが安心して学べる環境づくりは社会全体の責務だと思います。大人が真剣に向き合い、いじめを許さない文化を根付かせていく。そんな地道な取り組みの積み重ねが求められていると感じます。

関連URL

原田英語深堀りチェック

【学校の問題行動に関する英単語&英語表現20】

1. Bullying [いじめ] – Persistent, aggressive behavior intended to hurt or intimidate someone, often involving an imbalance of power. (力関係の不均衡を伴い、誰かを傷つけたり脅したりすることを目的とした、執拗で攻撃的な行動。)

2. Cyberbullying [サイバーいじめ] – Using digital technologies, such as social media or messaging apps, to harass, threaten, or humiliate someone. (ソーシャルメディアやメッセージアプリなどのデジタル技術を使って、誰かを嫌がらせ、脅迫、または屈辱を与えること。)

3. Harassment [ハラスメント] – Unwanted behavior that offends, humiliates, or intimidates a person, often based on factors such as race, gender, or sexual orientation. (人種、性別、性的指向などの要因に基づいて、人を不快にさせたり、屈辱を与えたり、脅したりする望ましくない行動。)

4. Vandalism [器物破損] – Deliberate destruction or damage to public or private property, such as graffiti or breaking windows. (落書きや窓ガラスを割るなど、公共または私有財産に対する意図的な破壊または損傷。)

5. Truancy [怠学] – Intentionally missing school without a valid excuse, often leading to academic and behavioral issues. (正当な理由なく意図的に学校を休むこと。多くの場合、学業や行動上の問題につながる。)

6. Substance abuse [薬物乱用] – The harmful use of drugs, alcohol, or other substances, which can impair judgment and lead to risky behaviors. (判断力を損ない、危険な行動につながる可能性のある、薬物、アルコール、またはその他の物質の有害な使用。)

7. Peer pressure [仲間からの圧力] – The influence exerted by a peer group to encourage an individual to change their attitudes, values, or behaviors to conform to group norms. (個人が集団の規範に適合するように態度、価値観、または行動を変えるよう奨励するために、仲間集団によって及ぼされる影響。)

8. Cliques [派閥] – Exclusive groups of friends, often formed based on shared interests or social status, which can lead to social isolation and conflicts. (共通の興味や社会的地位に基づいて形成されることが多い排他的な友人グループ。社会的孤立や対立を引き起こす可能性がある。)

9. Discrimination [差別] – Unjust or prejudicial treatment of people based on factors such as race, gender, age, or sexual orientation. (人種、性別、年齢、性的指向などの要因に基づく、不当または偏見に基づく人々の扱い。)

10. Antisocial behavior [反社会的行動] – Actions that show a disregard for others and societal norms, often leading to harmful or disruptive consequences. (他者や社会規範を無視する行動で、多くの場合、有害または破壊的な結果をもたらす。)

11. Juvenile delinquency [青少年非行] – Antisocial or criminal behavior committed by minors, often resulting from a combination of personal, family, and social factors. (未成年者によって行われる反社会的または犯罪的行動で、多くの場合、個人的、家庭的、社会的要因の組み合わせから生じる。)

12. School violence [学校内暴力] – Aggressive or violent acts that occur within the school setting, such as physical fights or the use of weapons. (身体的な喧嘩や武器の使用など、学校環境内で発生する攻撃的または暴力的な行為。)

13. Academic dishonesty [学業上の不正行為] – Cheating, plagiarism, or other forms of deception used to gain an unfair academic advantage. (不当な学業上の利益を得るために使用される、カンニング、盗作、またはその他の形態の欺瞞行為。)

14. School phobia [学校恐怖症] – An irrational fear or anxiety related to attending school, often resulting in avoidance behaviors and academic difficulties. (学校に通うことに関連する非合理的な恐怖や不安で、多くの場合、回避行動や学業上の困難につながる。)

15. Social exclusion [社会的排除] – The process of marginalization or isolation of individuals or groups from mainstream social, economic, or educational opportunities. (主流の社会的、経済的、または教育的機会から個人または集団を周縁化または孤立させるプロセス。)

16. Verbal abuse [言葉による虐待] – The use of language to criticize, insult, or manipulate others, often causing emotional distress or psychological harm. (他者を批判、侮辱、または操作するための言語の使用で、多くの場合、精神的苦痛や心理的危害を引き起こす。)

17. Victim blaming [被害者への非難] – Holding the victim of a crime, accident, or harmful behavior partially or entirely responsible for their own misfortune. (犯罪、事故、または有害な行動の被害者に、自分の不幸に対する部分的または全面的な責任があると考えること。)

18. Bystander effect [傍観者効果] – The tendency for people to be less likely to intervene or offer help in an emergency situation when other people are present. (他の人が存在する緊急事態において、人々が介入したり助けを申し出たりする可能性が低くなる傾向。)

19. Restorative justice [修復的司法] – An approach to justice that emphasizes repairing the harm caused by criminal behavior through cooperative processes involving victims, offenders, and community members. (犯罪行為によって引き起こされた害を、被害者、加害者、およびコミュニティのメンバーが協力して修復することを重視する司法へのアプローチ。)

20. Zero-tolerance policy [ゼロトレランス方針] – A strict enforcement approach that mandates predetermined consequences for specific offenses, regardless of the circumstances or the offender’s history. (状況や違反者の過去に関係なく、特定の違反行為に対して予め定められた結果を義務付ける厳格な執行アプローチ。)

関連記事