発音記号マスター(無料)英語の発音記号表・読み方・プリント

超かんたんに発音記号と英語の発音が学べるコーナー。「ローマ字と同じ11個」から始める7ステップ入門、口の形のイラストつき発音記号表(48音・音だけ/例語のネイティブ音声)、フラッシュカード、聞き分け(ミニマルペア)、クイズ、プリント8種、だいじろーさんなどのおすすめYouTube動画、先生用ガイドまで。

発音記号マスターとは

発音記号は「英語のふりがな」。このページでは、英語の発音記号48音を「ローマ字と同じ11個」「形は同じで音に注意の6個」「新しい形の7個」「母音」のグループに分けて、超かんたんに学べます。記号を押すとその音だけ、もう一度押すと例の単語をネイティブの音声で読み上げ。口の形のイラスト、日本人がまちがえやすいポイント、辞書による書き方のちがいもまとめました。聞き分け、クイズ、印刷できるワークシート8種、おすすめのYouTube動画、先生用ガイドつきで、中学・高校の発音指導や辞書指導にそのまま使えます。

主な機能

  • 7ステップの入門:ローマ字と同じ11個から始めて、辞書の発音記号が読めるまで
  • 発音記号表48音:音だけの音声・例の単語3つ・口の形のイラスト・コツ・落とし穴
  • フラッシュカード:記号を見て言う/音を聞いて当てる(プロジェクター向け)
  • 聞き分け:light / right、sheep / ship など16グループのミニマルペア
  • クイズ3種:記号→単語(辞書を読む)・音→記号・下線部の音
  • プリント8種:一覧表・なぞり書き・読んでみよう・下線部・聞き分けテスト・ビンゴ・カード・小テスト
  • だいじろーさんの「脱・日本語訛り英語」などおすすめYouTube動画26本
  • 先生用ガイド:帯活動の例・3年間のロードマップ・表記のちがい・FAQ

使い方(3ステップ)

  1. 「はじめの一歩」で発音記号のしくみをつかむ
  2. 「発音記号表」で記号を押して、音と口の形を確認
  3. 「聞き分け」「クイズ」で練習し、「プリント」で定着させる

授業での活用アイデア

中1の辞書指導に「ローマ字と同じ11個」から始めるので、発音記号が初めての生徒もすぐに読めます。辞書引きの授業の前に「はじめの一歩」を映して全員で確認しましょう。
5分の帯活動にフラッシュカードを全画面で映して記号を見せ、全員で音をコーラス。続けて聞き分けチャレンジで light / right を A・B で答えさせます。
定期テスト・入試の発音問題対策に「下線部の発音」プリントや20点の小テストで、記号と音の結びつきを確認できます。解答ページつきです。
先生の自己研修にも辞書による表記のちがい(ɪ と i、oʊ と ou など)や、日本人が苦手な音の指導のコツを先生用ガイドにまとめました。

よくある質問

無料で使えますか?

はい、無料・登録不要です。パソコン・タブレット・スマホ・電子黒板で使えます。プリントも自由に印刷・配布できます。

記号の音だけを聞けますか?

はい。記号のタイルを押すと、その音だけ(/θ/ など)をネイティブの音声で再生します。続けて押すと例の単語を読み上げます。

辞書と発音記号の書き方がちがいます。

辞書や教科書によって ɪ を i、oʊ を ou と書くなど、少しずつちがいます。先生用ガイドに対応表をのせています。

アメリカ英語ですか?

はい、日本の教科書の多くに合わせてアメリカ英語の発音です。

発音記号表(英語の発音記号 一覧・例語つき)

ローマ字と同じ(Same as romaji)

ローマ字読みでOK! もう知っている11個。

発音記号例語近い音発音のコツ
/p/pen /pen/、park /pɑːrk/、happy /ˈhæpi/プッ(息だけ)唇をとじて息をためて、パッと強く破裂させる。ティッシュがゆれるくらい強い息! 「プ」と母音のウをつけない。cup は「カップ」ではなく「カッp」。
/b/bag /bæg/、book /bʊk/、table /ˈteɪbl/ブッ唇をとじてから、のどをふるわせながら開く。 語末の b に「ウ」をつけない。
/t/ten /ten/、time /taɪm/、cat /kæt/トゥッ(息だけ)舌先を上の歯ぐきにつけて、強く息を出す。 cat を「キャット」と言わない。最後は「t」だけで止める。
/d/dog /dɔːg/、desk /desk/、red /red/ドゥッ舌先を上の歯ぐきにつけて、声を出しながら離す。 red を「レッド」と母音をつけない。
/k/cat /kæt/、key /kiː/、book /bʊk/クッ(息だけ)舌の奥を上あごにつけて、強く息を出す。 book は「ブック」ではなく「ブッk」。
/g/go /goʊ/、game /geɪm/、big /bɪg/グッ舌の奥を上あごにつけて、声を出しながら離す。 big を「ビッグ」と言わない。最後は g だけ。
/m/milk /mɪlk/、moon /muːn/、time /taɪm/ム(口をとじたまま)唇をとじたまま、鼻から声を出す「ンー」。 time を「タイム」と言わない。最後は唇をとじてハミング。
/n/nose /noʊz/、nine /naɪn/、sun /sʌn/ヌ(舌を歯ぐきに)舌先を上の歯ぐきにつけて、鼻から声を出す。 語末の n でも舌先をしっかり歯ぐきにつける(日本語の「ン」は舌がつかない)。
/s/sun /sʌn/、six /sɪks/、bus /bʌs/スー(息だけ)歯を軽くとじて、すき間から「スー」と息を出す。 sea を「シー」と言うと she になってしまう! si は「スィ」。
/z/zoo /zuː/、zero /ˈzɪroʊ/、nose /noʊz/ズーs と同じ口で、のどをふるわせて「ズー」。 zoo を「ズー」でなく「ヅー」と言わない。舌はどこにもつけない。
/h/hat /hæt/、house /haʊs/、hello /həˈloʊ/ハッ(息だけ)のどの奥から息だけを「ハー」と出す。窓に息を吹きかけてくもらせる感じ。 who や hood を「フー」と唇で言わない。唇は使わない。

形は同じ・音に注意(Look familiar — be careful)

見た目はアルファベットでも、日本語とちがう音。とくに f v l r は要注意!

発音記号例語近い音発音のコツ
/f/fish /fɪʃ/、five /faɪv/、coffee /ˈkɔːfi/フ(上の歯を下唇に)上の前歯を下唇の内側に軽くあてて、すき間から息を出す。 日本語の「フ」は両方の唇。英語の f は「歯と唇」! coffee の f も。
/v/van /væn/、very /ˈveri/、five /faɪv/ヴ(上の歯を下唇に)f と同じ口の形で、声を出して下唇をブルブルふるわせる。 「ブ」になると b の音に。very(とても)と berry(いちご)は別の単語!
/l/leg /leg/、love /lʌv/、apple /ˈæpl/ル(舌先を歯ぐきに)舌先を上の前歯のうらの歯ぐきに、ぎゅっと押しつけたまま声を出す。 日本語のラ行は舌で「はじく」。l は「押しつけたまま」。語末の l は「ウ」っぽく聞こえる。
/r/red /red/、rice /raɪs/、very /ˈveri/ゥル(舌はどこにもつけない)唇を少し丸めて、舌先を奥へ引く。舌はどこにもつけない。最初に小さく「ゥ」。 rice(ごはん)と lice(シラミ)、right と light。r は舌をつけない!
/w/water /ˈwɔːtər/、window /ˈwɪndoʊ/、sweet /swiːt/ウ(唇をすぼめて)唇を強くすぼめて前に突き出してから、パッと開く。 woman の w を「ウ」と軽く言わない。唇をしっかりすぼめる。
/j/yes /jes/、yellow /ˈjeloʊ/、you /juː/ヤ行のイ「イ」の口から次の音へすばやく移る。ヤ・ユ・ヨの最初の音。 ⚠️ 発音記号の j は「ジャ」ではなく「ヤ行」! jam の j は /dʒ/ と書く。

新しい形の子音(New consonants)

初めて見る形。でも7個だけ! 形と音をセットで覚えよう。

発音記号例語近い音発音のコツ
/θ/think /θɪŋk/、three /θriː/、mouth /maʊθ/ス(舌を歯ではさむ)舌先を上下の前歯で軽くはさむ(少し出す)。すき間から息だけを出す。 「ス」になると think が sink(しずむ)に! 鏡で舌が見えるかチェック。
/ð/this /ðɪs/、mother /ˈmʌðər/、they /ðeɪ/ズ(舌を歯ではさむ)θ と同じ舌の位置で、声を出して舌をふるわせる。 「ザ」「ズ」「ド」にならないように。this, that, the… とてもよく出る音。
/ʃ/she /ʃiː/、ship /ʃɪp/、fish /fɪʃ/シュ唇を丸めて前に突き出し「シュー」。「静かに!」のシー。 sea(スィー)と she(シー)は別の音。
/ʒ/vision /ˈvɪʒn/、television /ˈteləvɪʒn/、measure /ˈmeʒər/ジュʃ と同じ口の形で、のどをふるわせる「ジュ」。 数は少ないけれど television などで出てくる。
/tʃ/chair /tʃeər/、cheese /tʃiːz/、watch /wɑːtʃ/チュ舌先を歯ぐきにつけてから、唇を丸めて「チュ」。 日本語の「チ」より唇を丸めて息を強く。
/dʒ/jam /dʒæm/、juice /dʒuːs/、orange /ˈɔːrɪndʒ/ヂュ舌先を歯ぐきにつけてから、唇を丸めて「ヂュ」。 つづりは j でも、発音記号は dʒ。(記号の j はヤ行!)
/ŋ/sing /sɪŋ/、king /kɪŋ/、long /lɔːŋ/ング(グは言わない)舌の奥を上あごにつけたまま、鼻から声を出す。 sing を「シング」と最後に「グ」をつけない。

短い母音(Short vowels)

短く・軽く。日本語の「ア」に近い音が4つもある!

発音記号例語近い音発音のコツ
/ɪ/sit /sɪt/、big /bɪg/、fish /fɪʃ/イとエの間の短いイ力を抜いて短く「イ」。口は横に引かない。少し「エ」に近い。 sit(すわる)と seat(座席)、ship と sheep はちがう音!
/e/bed /bed/、red /red/、ten /ten/エ日本語の「エ」とほぼ同じ。少しだけ口を大きめに。 これは日本語に近いので安心!
/æ/cat /kæt/、apple /ˈæpl/、bag /bæg/エとアの間(エァ)「エ」の口のまま「ア」と言う。口を横にも縦にも大きく開けて、少し長めに。 cat は「キャット」に近い。「カット」と言うと cut になる!
/ʌ/cup /kʌp/、bus /bʌs/、sun /sʌn/短く強いア口をあまり開けず、のどの奥から短く強く「アッ」。びっくりした時の「あっ」。 cup と cap、hut と hat。æ と区別しよう。
/ɑ/hot /hɑt/、box /bɑks/、stop /stɑp/口を縦に大きく開けたアあくびのように口を縦に大きく開けた「ア」(アメリカ英語)。 hot は「ホット」より「ハット」に近い(アメリカ英語)。
/ʊ/book /bʊk/、put /pʊt/、good /gʊd/力を抜いた短いウ唇を軽く丸め、力を抜いて短く「ウ」。 pull と pool、full と fool はちがう音。
/ə/about /əˈbaʊt/、banana /bəˈnænə/、lemon /ˈlemən/あいまいな弱いア口も舌も力をぬいて、弱く短く「ァ」。アクセントのない所に出る。 英語でいちばん多い音! つづりが a・o・e でも、弱い所はみんなこの音。
/i/happy /ˈhæpi/、city /ˈsɪti/、money /ˈmʌni/軽いイ(語末など)iː ほど長くなく、ɪ ほどゆるくない軽い「イ」。単語の最後によく出る。 happy の y は「イ」の音。

長い母音(Long vowels)

「ː」は「長くのばす」のしるし。

発音記号例語近い音発音のコツ
/iː/see /siː/、tea /tiː/、meet /miːt/イー(口を横に)唇を横に強く引いて、はっきり長く「イー」。 ː は「のばす」のしるし。sheep(イー)と ship(ɪ)。
/uː/food /fuːd/、blue /bluː/、moon /muːn/ウー(唇を突き出す)唇を丸めて前に突き出し、長く「ウー」。 日本語の「ウ」より唇をしっかり丸めて前へ。
/ɑː/father /ˈfɑːðər/、spa /spɑː/、calm /kɑːm/アー(口を大きく)口を縦に大きく開けて、長く「アー」。 father の a は「ファー」と大きく口を開ける。
/ɔː/law /lɔː/、saw /sɔː/、talk /tɔːk/オーとアーの間唇を少し丸めて口を縦に開け、「オー」と「アー」の間の音。 walk(ɔː)と work(ɜːr)はちがう! 口を大きく開けるのが walk。
/ɜːr/bird /bɜːrd/、work /wɜːrk/、turn /tɜːrn/アー(舌を奥に引く)口をあまり開けず、舌先を奥へ引いたまま「アー」。こもった音。 work を「ワーク」と口を大きく開けると walk に聞こえる。

二重母音(Diphthongs)

2つの音をなめらかにつなげる。前を強く、後ろは軽く。

発音記号例語近い音発音のコツ
/eɪ/day /deɪ/、make /meɪk/、rain /reɪn/エイ「エ」を強く、「イ」へ軽く移る。 make を「メーク」とのばさない。「メイク」。
/aɪ/my /maɪ/、time /taɪm/、night /naɪt/アイ「ア」を強く大きく、「イ」は軽く。 日本語の「アイ」に近い。ア を長めに。
/ɔɪ/boy /bɔɪ/、oil /ɔɪl/、toy /tɔɪ/オイ唇を丸めた「オ」を強く、「イ」は軽く。 日本語の「オイ」に近い。
/aʊ/now /naʊ/、house /haʊs/、out /aʊt/アウ口を大きく開けた「ア」から、唇を丸めて「ウ」へ。 house は「ハウス」。ア を強く。
/oʊ/go /goʊ/、home /hoʊm/、boat /boʊt/オウ「オ」から唇をすぼめて「ウ」へ。 ⚠️ go を「ゴー」、home を「ホーム」と言わない!「ゴウ」「ホウム」。

r のつく母音(R-colored vowels)

最後に舌を奥へ引いて「r」のひびき(アメリカ英語)。

発音記号例語近い音発音のコツ
/ɪər/ear /ɪər/、here /hɪər/、deer /dɪər/イア(+舌を奥に)「イ」から「ア」へ、最後に舌を奥へ引く。 ear(耳)と year(年)はちがう! year は /j/ から。
/eər/air /eər/、there /ðeər/、bear /beər/エア(+舌を奥に)「エ」から「ア」へ、最後に舌を奥へ引く。 chair, hair, where… よく出る音。
/ʊər/tour /tʊər/、sure /ʃʊər/、poor /pʊər/ウア(+舌を奥に)軽い「ウ」から「ア」へ、最後に舌を奥へ引く。 sure は「シュア」。
/ɑːr/car /kɑːr/、star /stɑːr/、park /pɑːrk/アー(+舌を奥に)口を大きく開けた「アー」のあと、舌を奥へ引く。 car は「カー」より「カーr」。
/ɔːr/horse /hɔːrs/、door /dɔːr/、four /fɔːr/オー(+舌を奥に)唇を丸めた「オー」のあと、舌を奥へ引く。 four, door, horse の音。
/ər/teacher /ˈtiːtʃər/、sister /ˈsɪstər/、water /ˈwɔːtər/弱いア(+舌を奥に)力を抜いた弱い「ア」で、舌を奥へ引く。単語の最後によく出る。 teacher を「ティーチャー」とのばさない。弱く短く。

まちがえやすい音の聞き分け(ミニマルペア)

  • l と r:舌を押しつける l と、どこにもつけない r — light(光)/right(右)、long(長い)/wrong(まちがった)、glass(コップ)/grass(草)、play(遊ぶ)/pray(祈る)、fly(飛ぶ)/fry(揚げる)、collect(集める)/correct(正しい)
  • b と v:唇をとじる b と、歯を下唇にあてる v — berry(いちご類)/very(とても)、best(最高の)/vest(ベスト(服))、boat(ボート)/vote(投票する)、base(土台)/vase(花びん)
  • θ と s:舌をはさむ θ と、歯の間から息を出す s — think(思う)/sink(しずむ)、thick(厚い)/sick(病気の)、mouth(口)/mouse(ねずみ)、path(小道)/pass(通る)
  • θ と f:舌をはさむ θ と、歯を下唇にあてる f — three(3)/free(自由な)、thin(うすい)/fin(ひれ)
  • ð と d:舌をはさむ ð と、歯ぐきにつける d — they(彼らは)/day(日)、then(そのとき)/den(巣穴)
  • f と h:歯と唇の f と、のどから息の h — fall(落ちる)/hall(ホール)、fold(折りたたむ)/hold(持つ)
  • æ と ʌ:口を大きく横に開ける æ と、短く強い ʌ — hat(ぼうし)/hut(小屋)、cap(ぼうし)/cup(カップ)、bag(かばん)/bug(虫)、cat(ねこ)/cut(切る)、ran(走った)/run(走る)
  • ɑ と ʌ:口を縦に大きく開ける ɑ と、あまり開けない ʌ — not(〜でない)/nut(木の実)、lock(かぎ)/luck(運)
  • iː と ɪ:長くはっきり iː と、短くゆるい ɪ — sheep(羊)/ship(船)、seat(座席)/sit(すわる)、eat(食べる)/it(それ)、feel(感じる)/fill(満たす)、beat(打つ)/bit(少し)
  • uː と ʊ:長くとがらせる uː と、短くゆるい ʊ — pool(プール)/pull(引く)、fool(おろか者)/full(いっぱいの)
  • ɔː と oʊ:のばす ɔː と、「オウ」の oʊ — law(法律)/low(低い)、saw(見た)/so(だから)、ball(ボール)/bowl(どんぶり)、caught(つかまえた)/coat(コート)
  • ɜːr と ɔː/ɑːr:こもった ɜːr と、口を大きく開ける ɔː・ɑːr — work(働く)/walk(歩く)、heard(聞いた)/hard(かたい)、fur(毛皮)/far(遠い)、firm(会社)/farm(農場)
  • s と ʃ:歯の間から「スー」の s と、唇を丸めて「シュー」の ʃ — sea(海)/she(彼女は)、sip(すする)/ship(船)、seat(座席)/sheet(シーツ)、save(救う)/shave(そる)
  • tʃ と ʃ:舌をつけてから「チュ」の tʃ と、つけない「シュ」の ʃ — chip(かけら)/ship(船)、chair(いす)/share(分ける)、watch(見る)/wash(洗う)、cheap(安い)/sheep(羊)
  • n と ŋ:舌先をつける n と、舌の奥をつける ŋ — sin(罪)/sing(歌う)、thin(うすい)/thing(もの)、win(勝つ)/wing(つばさ)、ran(走った)/rang(鳴った)
  • year と ear:ヤ行の j があるかないか — year(年)/ear(耳)、yeast(イースト菌)/east(東)

プリント・ワークシート

  • 📋 発音記号一覧表(掲示・配布)
  • ✏️ 発音記号なぞり書き
  • 📖 読んでみよう(記号→単語)
  • 🔍 下線部の発音はどれ?
  • 👂 聞き分けテスト(ミニマルペア)
  • 🎯 発音記号ビンゴ
  • 🃏 発音記号カード(切って使う)
  • 📝 小テスト(3パート・20点)

発音記号が学べるおすすめ YouTube 動画

先生用ガイド

🎯 このコーナーのねらい

中学1年生から「辞書の発音記号を自分で読める」ようにするためのコーナーです。発音記号を「ローマ字と同じ11個」→「形は同じで音に注意の6個」→「新しい形の7個」→「母音」の順に分けて、「全部覚えなきゃ」という負担を減らしています。音はすべてネイティブの音声(Azure のニューラル音声で収録した MP3)で、記号そのものの音(/θ/ だけ)と例語の両方が聞けます。

⏱ 授業での使い方(帯活動 5分)

① フラッシュでコーラス(2分)「🎴 フラッシュ」を全画面で映し、記号を見せて全員で音を言う → タップで答えと例語。毎時間3〜5個ずつ。
② 聞き分けチャレンジ(2分)「👂 聞き分け」で A/B を指で示させる。light/right、sheep/ship など。間違えた子が多いペアは「発音記号表」で口の形を確認。
③ 辞書読みクイズ(1分)「🧠 クイズ」の「記号→単語」を全員で。新出単語の導入前に、教科書の新出語の発音記号を読ませるのも効果的。
④ 定着はプリントでなぞり書き → 読んでみよう → 小テスト(20点)。ビンゴは学期末や雨の日のお楽しみに。

🗓 3年間のロードマップ例

  • 中1 1学期:ローマ字と同じ11個+f v l r w j。アルファベット・フォニックスと並行して。「最後に母音をつけない」を徹底。
  • 中1 2〜3学期:新しい形の7個(θ ð ʃ ʒ tʃ dʒ ŋ)と短い母音(ɪ e æ ʌ ɑ ʊ ə)。辞書引き指導とセットで。
  • 中2:長い母音・二重母音・r のつく母音。教科書の新出語を発音記号から読む習慣づけ。音読テストのフィードバックに「θ が s になっていたよ」など記号で伝える。
  • 中3〜高校:アクセント(ˈ)・弱形(ə)・音の連結。入試の発音・アクセント問題の対策に「下線部の発音」プリント。

📚 辞書・教科書による書き方のちがい

発音記号は辞書や教科書によって少しずつ書き方がちがいます。生徒が「辞書と違う!」と混乱しないよう、最初に伝えておくと安心です。このコーナーは、多くの学習英和辞典に近いアメリカ英語式の書き方です。

このページほかの書き方例
ɪisit /sɪt/ = /sit/
ʊubook /bʊk/ = /buk/
oʊou ・ əʊ(英)go /goʊ/ = /gou/
eɪeiday /deɪ/ = /dei/
ɜːrəːr ・ ɝː ・ ɜː(英)bird /bɜːrd/ = /bəːrd/
ərɚ ・ ə(r)water /ˈwɔːtər/ = /wɔ́ːtɚ/
ɑɒ(英)・ɔhot /hɑt/ = /hɒt/(英)
eɛbed /bed/ = /bɛd/
rɹred /red/ = /ɹed/
ˈæplǽpl(母音の上にアクセント)日本の辞書・教科書はアクセントを母音の上の「 ́ 」で示すことが多い

💡 指導のコツ

  • 鏡を使う:θ・f・v・l は「見える音」。手鏡やタブレットのカメラで舌・歯・唇の位置を確認させると一気に通じます。
  • カタカナは「入口」だけ:カタカナのヒントは最初の手がかり。慣れてきたら「カタカナのヒント」を消して記号だけで読ませましょう。
  • まちがえやすいのは「j」:記号の j はヤ行(yes)。jam の音は dʒ。テストに出すと差がつきます。
  • 「最後の母音」をなくす:日本語は子音のあとに母音がつく言語。cat を「キャット」ではなく「キャッt」と言えるだけで、通じやすさが大きく変わります。
  • ə(シュワ)は英語でいちばん多い音:アクセントのない母音は弱く短く。banana /bəˈnænə/ で「強・弱」のリズムも同時に指導できます。

❓ よくある質問

Q. 発音記号は中学校で教えなくてもいいのでは?

学習指導要領では発音記号の指導は必須ではありませんが、「辞書で発音を自分で調べられる」ことは自律した学習者を育てる大きな武器になります。全部を暗記させる必要はなく、このコーナーのように「ローマ字と同じもの」から段階的に慣れさせるのがおすすめです。

Q. アメリカ英語とイギリス英語、どちらで教えればいい?

日本の中学・高校の教科書と音声の多くはアメリカ英語が基準です。このコーナーもアメリカ英語の音声です。イギリス英語では hot が /hɒt/、go が /gəʊ/、car が /kɑː/(r を発音しない)などのちがいがあります。

Q. 「音だけ」の音声が少し不自然に聞こえます。

/p/ /t/ /k/ のような音は、本来は単独では発音しにくい音です。音のイメージをつかんだら、必ず例語(cat・pen など)の音声で確認してください。

Q. プリントはそのまま配布してもいいですか?

はい、授業や家庭学習で自由に印刷・配布してください。PDF や Word でも保存できます。

基礎・フォニックスのほかのツール

🔢 基礎・フォニックスの一覧 ・ すべてのツール(407種) ・ 英語の先生のためのリンク集