英語スラング・略語・流行語・新語

【Let him cook.】SNSに超絶出てくる英会話・英語スラングの意味や使い方 ~音声つき~ TikTok,X,Facebookやネットに頻出!

原田英語マン
原田英語マン
ネイティブがよく使う英会話表現や慣用表現、ことわざ、イディオム、英熟語を特集していきます。2019年度の早稲田大学文化構想学部の会話表現問題で7問中6問が的中して話題となった原田高志著「ネイティブがよく使う順:英会話スピード表現520」が出版されてから10年以上が経ち、原田英語.comで”シン・英会話スピード表現”として生まれ変わります!

【意味・使い方】

★ 「彼にやらせておけ」「彼のやり方に任せよう」という意味のスラング。
★ 誰かが何かに挑戦しているとき、その人のやり方を尊重し、邪魔をせずにそのまま続けさせるよう促す言葉。
★ ラッパーのLil Bが2010年に「Let that boy cook」というフレーズを使ったのが語源とされる。
★ ミームでは、キングダムハーツIIIのウッディが「ちょっと待って…Let him cook」と言うシーンがよく使われる。

【読み方】

レット・ヒム・クック

【ポイント解説】

Let him cook」は、もともとはヒップホップ界隈で「踊らせておけ」という意味で使われていたスラングです。それが転じて、SNSなどで「自分のスタイルでやらせておけ」「口出ししないで見守ろう」といった意味合いで使われるようになりました。

特に、誰かが物議を醸すような行動に出ているときなどに、「とりあえず成り行きを見守ろう」と言外に伝えるのによく使われます。ミームでは、制止しようとするキャラクターを「Let him cook」と言って引き止めるシーンがよく使われています。

【例文】

A: The new guy wants to handle the project all by himself. Should we let him?
「新人君、このプロジェクトを一人でやりたがってるんだけど、やらせていいかな?」

B: Why not? Let him cook. He might surprise us with his skills.
「自由にやらせてみれば?意外な才能を発揮するかもしれないよ。」