なぜ「できない人」ほど自信満々なのか
Why incompetent people think they're amazing - David Dunning
「自分の無知に気づけないという罠」

動画はここから
スマホで読み取ると、動画と音声つき単語のページが開きます。
テスト前に「これは完璧」と思ったのに、点が伸びなかった。そんな経験はありませんか。自分の実力は、自分には意外と見えないのかもしれません。
| # | 英語 | 知ってる度 | 観る前:意味を予想 | 観たあと:正しい意味 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | overestimate | 知ってる見たことある初めて | ||
| 2 | incompetent | 知ってる見たことある初めて | ||
| 3 | confidence | 知ってる見たことある初めて | ||
| 4 | awareness | 知ってる見たことある初めて | ||
| 5 | bias | 知ってる見たことある初めて | ||
| 6 | feedback | 知ってる見たことある初めて |

日本語字幕で一度観て、効果の中身を頭に入れる
英語字幕で2回目。overestimateを含む表現を3〜5個ノートへ
3回目は30秒の区間を決め、リズムや間までまねて音読
それぞれの部分で、話し手が何を言ったか・何を見せたかを、日本語でメモしよう(キーワードだけでOK)。
| # | 聞き取れた英語(単語・フレーズ) | 意味 | 何分ごろ |
|---|---|---|---|
| 1 | |||
| 2 | |||
| 3 | |||
| 4 | |||
| 5 |
・skill、confidence、ability、overestimate など、自己評価に関する語彙が集中して出ると考えられます。
・「〜ほど…」「〜するほど…しにくい」という比較や因果の文に、慣れることができます。
In my opinion, ...
The main reason is ...
In the talk, the speaker ...
So, I believe ...
このトークは入試の「脳・心理・行動」テーマとつながっています。下の語から選んで入れよう(形を変えてもOK)。
トークの内容を1分で人に説明しよう(日本語→英語の順でもOK)。使えたキーワードに✓。
おすすめ区間:現象を定義する区間か、理由を述べる区間が向いています。抽象的な語が並ぶ部分は、意味を確認しながら30〜60秒だけ選びましょう。
2・9 キーワードの意味
- overestimate 過大評価する
- incompetent 能力のない
- confidence 自信
- awareness 自覚
- bias 偏り
- feedback フィードバック
9A マッチング
1-d 2-c 3-b 4-e 5-f 6-a
9B スペル
overestimate / incompetent / awareness / confidence / feedback / bias
10 テーマ単語(脳・心理・行動)
- motivation
- cognition
- empathy
- plasticity
- unconscious
- deprive
7 要点の例
- 自分への鏡:他人を笑う話ではなく、自分にも起こりうる現象として観ると発見があります。学習の自己評価を見直すきっかけになります。
- 心理学語彙の入口:ability や awareness など、能力と気づきに関わる語を聞けます。心理学系の長文でよく見かける言葉への、入り口です。
- 勉強法への応用:「分かったつもり」を疑う視点は、模試の振り返りや、仕事での自己評価にそのまま使えます。使いどころを探しながら観ましょう。
4 話の流れの例
- つかみ:お金の扱いは得意?人の気持ちは読める?と、身近な問いを重ねる導入です。
- 比べる意味:自分の力が他人と比べてどうかを知ることは、いろいろな場面で役に立つ、という前提が示されます。
- 研究の示すこと:ところが心理学の研究では、人は自分を正確に評価するのが苦手だと分かってきました。
- 過大評価:私たちは、自分の力を実際より高く見積もりがちだという傾向が紹介されます。
- まとめ:この現象をダニング=クルーガー効果として説明し、自分を見直す視点として締めくくる流れです。
観終わると身につくこと
「自分は分かっている」と思う瞬間に、一度立ち止まれるようになります。研究を紹介する英語の流れも、短い動画でしっかり耳に残ります。
このトークで伸びる力
overestimate、ability、awarenessなど心理学の語彙が学べます。研究の主張を紹介して具体例で補う展開は、入試の論説文と同じ構造で読みやすいです。
授業プラン(50分)
| 0〜5分 | 導入 | ワークシート①の問いをペアで話す(日本語OK) |
| 5〜10分 | 単語 | キーワード予習。知ってる度チェック→意味の予想 |
| 10〜16分 | 1回目 | 日本語字幕で全体を観る。②の話の流れマップを書く |
| 16〜21分 | 確認 | ペアで話の流れを説明し合う。聞き取れた英語をシェア |
| 21〜27分 | 2回目 | 英語字幕で。聞き取れた英語メモを増やす |
| 27〜46分 | 書く | ③観たあとの問い+英語で意見(PREP) |
| 46〜50分 | 共有 | 2〜3人が発表。④の自己評価 |
こんな人に
- 模試の結果とズレを感じる人
- 「分かったつもり」を防ぎたい人
- 心理学の英語に触れたい人
タイプ別の使い方
高校生:テスト勉強の自己評価を見直すヒントになります。日本語字幕で楽しんだあと、confidence など自分に使える語を2つ覚えましょう。
受験生:抽象的な内容の英文に慣れる練習になります。過去問や模試の見直しで、自己評価と実力のずれを英語で言い表してみましょう。
大学生:心理学の入門として使えます。現象を定義して、例を挙げ、自分に置き換えるという発表の型を分析してみましょう。
社会人:仕事でのふり返りや、後輩指導に応用しやすい話です。通勤中に聞き、自己評価を考える習慣づくりに使えます。
つまずきポイント
- 抽象的な語が多く、意味を取りにくいことがあります。1周目は日本語字幕で流れをつかみ、語彙は2周目にしましょう。
- 人を批判する話と誤解しないように注意しましょう。自分に当てはめて考える姿勢で観ると、学びが深まります。
入試とのつながり
心理や学習、自己認識を扱う話題は、長文や自由英作文で出やすい分野です。原因と結果を述べる英語に慣れておくと、意見文にも役立ちます。
豆知識
この現象は、研究者の名前から「ダニング=クルーガー効果」と呼ばれます。1999年ごろに発表された研究がきっかけで、広く知られるようになりました。
採点のめやす(英作文 8)
内容(問いに答えている)3点/理由と例 3点/英語の正確さ 2点。キーワードを使えたら+1点のボーナス。