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入試テーマ:脳・心理・行動A4・6ページ・単語テスト・例文・表現・英作文・解答
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EXAM THEME WORKSHEET
BACKGROUND1 / 6
2027 入試予想 第2位★★★★★単語24・表現8・論点6

脳・心理・行動

記憶・睡眠・思い込み。脳の話が読めると強い

日付クラス・番号名前
原田英語の予想

睡眠・集中・SNSと心の健康・習慣づくり。実験→結果→解釈の流れは、長文の定番の組み立てです。

13分で分かる背景知識BACKGROUND読む

脳は、約860億個と推定される神経細胞(ニューロン)が電気と化学の信号をやり取りすることで働く器官です。記憶は大きく、短い時間だけ保つ短期記憶と、長く残る長期記憶に分けて説明されます。睡眠中には、日中に得た情報が整理され定着しやすくなると考えられており、睡眠不足が集中力や判断力を下げることも広く知られています。また、脳は経験によって配線を変える性質があり、これを神経可塑性(plasticity)と呼びます。人の判断は、いつも合理的とは限りません。思い込みに引っ張られる確証バイアスや、最初に見た数字に影響される係留(アンカリング)など、認知バイアスと呼ばれる偏りが知られています。ダニエル・カーネマンが広めた「速い思考と遅い思考」という整理も、よく引き合いに出されます。一方で、「脳は10%しか使われていない」といった話は俗説です。また、心理学の一部の実験結果が再現できなかった問題もあり、研究結果は慎重に読む姿勢が求められます。入試では、こうした用語の意味に加え、「なぜそう言えるのか」という根拠の読み取りが問われます。

なぜ入試に出る?

脳や心理の話は誰にとっても身近で、しかも研究結果を根拠に論を進めやすいため、長文の素材として重宝されます。「実験でこう分かった」「ただし一般化には注意が必要だ」という科学的な文章の型が学べる点も理由のひとつです。さらに、スマホ依存、ストレス、学習の効率、睡眠不足など現代の課題ともつながるので、自由英作文や小論文のお題にもなりやすい分野です。専門用語は多そうに見えて、実は繰り返し登場する基本語が中心なので、慣れれば得点源にできます。

こんな形で出る

長文読解:実験結果を紹介し、その解釈と限界を述べる論説文が中心です。「研究によると〜だが、〜とは限らない」という展開をつかめると、内容一致や要約の設問に強くなります。筆者が結論をどこまで言い切っているかにも注意しましょう。

リスニング:講義形式や研究者へのインタビューで出やすい話題です。睡眠と記憶、ストレスへの対処などを題材に、実験の手順と結果を順に聞き取る力が試されます。数字や順序をメモしながら聞くと安定します。

自由英作文・小論文:「スマホは集中力を奪うか」「失敗から学ぶには」など、身近な行動を題材にした意見論述が考えられます。理由と具体例を添えて書く練習に向いています。賛否を決めてから書き始めましょう。

2読んで書き出そうCHECK5分
Q1
背景知識で、いちばん大事だと思った語句を3つ書き出そう。
Q2
このテーマについて、今のあなたの意見を1文で(日本語OK)。
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EXAM THEME WORKSHEET
VOCABULARY2 / 6
日付クラス・番号名前点数  /48
3英語 → 日本語VOCABULARY TEST A24点
#英語意味#英語意味
1cognition13motivation
2perception14reward
3stimulus15instinct
4consolidate16addiction
5plasticity17empathy
6neuron18unconscious
7bias19deprive
8impulse20habit
9anxiety21trait
10resilience22mindset
11attention23retain
12distract24procrastinate
4日本語 → 英語VOCABULARY TEST B24点
#日本語英語#日本語英語
1定着させる、固める13依存、中毒
2注意、集中14保持する、覚えている
3無意識の15神経細胞、ニューロン
4認知、知的な働き16やる気、動機づけ
5衝動17習慣、癖
6本能、直感18刺激
7ものの考え方19回復力、立ち直る力
8可塑性(変化する性質)20共感
9気を散らす21先延ばしにする
10奪う(deprive A of B)22偏り、先入観
11知覚、受け止め方23報酬、ごほうび
12不安24特性、性質
覚え方のコツ1回目で書けなかった語に印をつけて、3日後にもう一度。ゲーム「ワードブラスター」でこのテーマを選ぶと、同じ24語で遊べます。
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IN CONTEXT3 / 6
5例文で穴埋めFILL IN THE BLANKS12点
WORD BANKretainneuronempathyunconsciouscognitionrewardperceptionresilienceaddictionplasticitystimulusmindset

必要なら形を変えよう(複数形・過去形など)。下の和訳がヒント。

1
Sleep affects memory and other parts of .
睡眠は記憶など、認知のさまざまな働きに影響します。
2
The brain releases chemicals when we expect a .
ごほうびを期待すると、脳はある種の化学物質を出します。
3
We more information when we review it regularly.
定期的に復習すると、より多くの情報を覚えていられます。
4
Reading stories can develop for other people.
物語を読むことで、他の人への共感が育つことがあります。
5
A loud sound is a strong for the brain.
大きな音は、脳にとって強い刺激です。
6
Brain allows us to learn new skills at any age.
脳の可塑性のおかげで、私たちは何歳でも新しい技能を身につけられます。
7
A positive can change how we deal with problems.
前向きな考え方は、問題への向き合い方を変えることがあります。
8
helps people recover from failure.
回復力があると、人は失敗から立ち直りやすくなります。
9
Our of time changes when we are bored.
退屈しているとき、時間の感じ方は変わります。
10
Many of our choices are made by processes.
私たちの選択の多くは、無意識の働きによって決まっています。
11
Each sends signals to many others.
一つひとつのニューロンが、多くの別のニューロンに信号を送ります。
12
Some people worry about to social media.
SNSへの依存を心配する人もいます。
6英文を和訳しようTRANSLATION4題
1
Sleep helps the brain consolidate new memories.
2
Fear is an instinct that helps us avoid danger.
3
A good habit is easier to keep if it is simple.
4
It is hard to pay attention when you are tired.
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PHRASES4 / 6
7使える表現で1文ずつUSEFUL PHRASES8題

英作文・スピーキングでそのまま使える表現です。このテーマについて、表現を使った英文を書こう。

1 Studies suggest that ...
研究によれば〜と考えられる
2 This does not necessarily mean that ...
これは必ずしも〜を意味しない
3 There is a growing body of evidence that ...
〜という証拠が増えつつある
4 It is easy to overlook the fact that ...
〜という事実は見落とされがちだ
5 Individual differences play a role.
個人差が影響している
6 This tendency can be explained by ...
この傾向は〜で説明できる
7 On the one hand ..., on the other hand ...
一方では〜、他方では〜
8 We should be careful not to generalize.
一般化しすぎないよう注意すべきだ
よく出る文章の組み立て

・常識への疑い:「意志が強ければ誘惑に勝てる」は一見もっともだが、実は環境づくりのほうが重要だ、と常識を覆して主張を示す展開です。

・実験→結果→限界:実験の内容、得られた結果、そして「対象が限られる」といった限界の順に述べます。However のあとに、筆者の慎重な見方が出やすいです。

・問題→原因→対策:ストレスや睡眠不足などの問題を示し、脳のしくみから原因を説明して、生活習慣の改善という解決策で締める型です。

・個人差の指摘:「効果がある」と述べた後に「ただし人によって差がある」と補います。安易な一般化を避けるのが、科学的な文章の作法です。

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WRITING5 / 6
8論点を整理しようPROS & CONS10分
論点賛成側の理由反対側の理由
スマホは脳に悪いか
才能は生まれか育ちか
マルチタスクは有効か
9予想・自由英作文ESSAY80〜100語・20分
問
「スマホは脳に悪いか」について、あなたの意見を、理由を2つ挙げて80〜100語の英語で書きなさい。
※原田英語のオリジナル予想問題です。
P立場I agree / disagree that ...
R1理由1First, ...
R2理由2Second, ... / In addition, ...
P結論For these reasons, ...
語数 語 | 自己採点 /10
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ANSWERS & TEACHER'S NOTES
ANSWERS6 / 6

3・4 単語24

  1. cognition 認知、知的な働き
  2. perception 知覚、受け止め方
  3. stimulus 刺激
  4. consolidate 定着させる、固める
  5. plasticity 可塑性(変化する性質)
  6. neuron 神経細胞、ニューロン
  7. bias 偏り、先入観
  8. impulse 衝動
  9. anxiety 不安
  10. resilience 回復力、立ち直る力
  11. attention 注意、集中
  12. distract 気を散らす
  13. motivation やる気、動機づけ
  14. reward 報酬、ごほうび
  15. instinct 本能、直感
  16. addiction 依存、中毒
  17. empathy 共感
  18. unconscious 無意識の
  19. deprive 奪う(deprive A of B)
  20. habit 習慣、癖
  21. trait 特性、性質
  22. mindset ものの考え方
  23. retain 保持する、覚えている
  24. procrastinate 先延ばしにする

5 穴埋め

  1. cognition
  2. reward
  3. retain
  4. empathy
  5. stimulus
  6. plasticity
  7. mindset
  8. Resilience
  9. perception
  10. unconscious
  11. neuron
  12. addiction

6 和訳

  1. 睡眠は、脳が新しい記憶を定着させるのを助けます。
  2. 恐怖は、危険を避けるのに役立つ本能です。
  3. 良い習慣は、簡単なものほど続けやすいです。
  4. 疲れていると、集中するのは難しいものです。

8 論点の例

スマホは脳に悪いか
賛成:通知や短い動画が注意を細切れにし、集中力や深く考える力を妨げるおそれがあります。寝る前の使用が睡眠の質を下げることも心配されているという主張です。
反対:使い方しだいで学びや交流の道具にもなります。影響には個人差が大きく、原因と結果が逆の可能性もあるため、「脳に悪い」と断定すべきではないという主張です。

才能は生まれか育ちか
賛成:性格や能力に遺伝の影響があることは、双子の研究などから示されています。得意・不得意には、生まれ持った差もあると考える立場です。
反対:脳は経験によって変化し、環境や練習の影響は大きいものです。生まれつきを強調しすぎると、努力や教育の意味を軽く見てしまうという主張です。

マルチタスクは有効か
賛成:簡単な作業や慣れた作業なら、同時にこなせることもあります。音楽を聴きながらのほうがはかどる人もおり、場面を選べば時間の節約になるという主張です。
反対:複雑な作業では、切り替えるたびに効率が落ちることが多くの研究で示されています。同時にこなすより、一つずつ集中するほうが良い結果になりやすいという主張です。

脳トレは効果的か
賛成:練習したゲームの成績は確かに上がるので、記憶力や処理速度の維持に役立つ可能性があります。楽しみながら頭を使う習慣がつくのも利点だという主張です。
反対:練習した課題以外の力にまで効果が広がるかは、はっきりしていません。運動や睡眠のほうが確かな効果があるとして、過大な期待を戒める主張です。

感情は理性の敵か
賛成:怒りや不安は、冷静な判断をゆがめることがあります。大事な決断ほど、いったん感情から距離を置いて考えるべきだという見方です。
反対:感情は、危険を察知したり、何が大切かを判断したりする助けにもなります。感情が働かないと決断そのものが難しくなるという研究もあり、両者は協力関係にあるという主張です。

心理実験は信用できるか
賛成:よく設計された実験は、直感に頼らずに人の行動を調べる有力な方法です。多くの知見は繰り返し確認されており、事実に基づく議論の土台になるという主張です。
反対:参加者が大学生に偏るなどの限界があり、再現できなかった結果も報告されています。一つの研究だけで結論を出すのは危険だと考える立場です。

9 英作文の採点基準(10点)

  • 内容(立場が明確・問いに答えている)3点
  • 理由2つが具体的で、立場を支えている 3点
  • 構成(P→R→R→P、つなぎ言葉)2点
  • 英語の正確さ・語数(80〜100語)2点

先生・自習のヒント

脳・心理系の動画は、実験の紹介から日常への応用へと進む型が多めです。観る前に「どんな実験が出てくるか」を1分予想し、日本語字幕で「実験→結果→限界」の流れをつかみましょう。英語字幕では however や for example を含む表現を3つメモ。実験を説明する30秒をまねたら、最後に「自分の生活でどう使うか」を英語で1〜3文書きます。

関連トーク(TED HACKS で観られます)

  • 2つの言葉を話す脳は、なにがすごい?(TED-Ed・5:04)
  • 話す言葉が変わると、世界の見え方も変わる?(TED・14:13)
  • 「まだできない」が、人を伸ばす(TED・10:25)
  • 記憶はどうつくられ、どう失われるのか(TED-Ed・4:20)

予想長文

  • Willpower and Surroundings(294語)
  • Memory Is Not a Recording(451語)