日常生活の表現

【英会話・口語・イディオム表現45】Not my cup of tea. 「私の好みではない」 ~大学入試&日常英会話で出る英語表現の意味~

Not my cup of tea.
「私の好みではない」


[例文]

A: Do you like watching basketball games?
B: No, it’s not my cup of tea.

[日本語訳]

A: バスケットボールの試合を見るのは好き?
B: いや、私の好みではないね。

 [解説]

“Not my cup of tea”という英語のイディオムは、ある物や活動が自分の好みではないことを表現するために使われます。このフレーズは、英国の文化であるお茶文化に由来しています。

イギリスではお茶は非常に重要な存在であり、人々はお茶の種類や出し方にこだわりを持っています。そのため、自分の好みでないお茶を飲むことは、ある種の不快感や満足感の欠如を表現する象徴となりました。

[関連表現]

1.”Not to my taste.” 「私の好みではない」

2. “It’s not for me.” 「それは私には合わない」

3. “I’m not into it.” 「それには興味がない」

4. “It doesn’t float my boat.” 「それは私を喜ばせない」

5. “I don’t have a taste for it.” 「それに対する興味がない」

[英語で説明+日本語訳]

“Not my cup of tea” is an English idiom that means something is not to one’s liking or interest. The phrase originates from the British love of tea. Britons love to drink tea, and each person prefers their tea made a certain way. So, if something is not your ‘cup of tea’, it means it doesn’t suit your tastes or interests.

「Not my cup of tea」は、「私の好みではない」または「興味がない」という意味を持つ英語のイディオムです。このフレーズは、イギリス人のお茶への愛情から生まれました。イギリス人はお茶を飲むのが大好きで、各人が特定の方法でお茶を淹れることを好みます。よって、何かがあなたの「カップオブティー」ではないというと、それはあなたの好みや興味に合わないという意味になります。

入試問題

A: You didn’t seem to enjoy the karaoke last night.
B: I’m afraid I didn’t. Karaoke isn’t (  ). I know a lot of people like it, but I’ve never liked singing in front of others. I’m embarrassed by it.

ア my cup of tea  イ on my lips  ウ the apple of my eye エ on the tip of my tongue

【東京歯科大学(歯)2023】

【解答・解説】

A:昨夜のカラオケ、楽しんでいなかったようだね。
B:そうなんだ。カラオケは私の好みじゃないんだ。多くの人が好きだって知ってるけど、人前で歌うのが好きじゃないね。恥ずかしいし。

解説:
この文内での「Karaoke isn’t ( ).」はBのカラオケに対する気持ちや好みを表しています。選択肢の中から最も適切なものを選ぶ必要があります。この場合、Bがカラオケを好きではないという意味を表すために「私の好みじゃない」という表現が自然です。したがって、「ア my cup of tea」が正解となります。

イ on my lipsは「私の唇に」という意味で、この文脈には適していません。ウ the apple of my eyeは「私の大切なもの」という意味ですが、この文脈では適切ではありません。エ on the tip of my tongueは「言葉が出てこない」という意味で、この文脈には適していません。

入試問題

Paul: Have you watched any drama series recently, such as The Crown?
Timothy: No, they’re not really my cup of tea. (     ).
Paul: I see. Well, I have to get going. Take care of yourself.
Timothy: You too. See you again.

(1) I would prefer to drink hot coffee
(2) I’m into action and suspense thrillers
(3) I think he mentioned you were going
(4) I heard you like to watch them

【青山学院大学(社会情報)2022】

【解答・解説】

解答: (2) I’m into action and suspense thrillers

Paul: 最近、The Crownのようなドラマシリーズを観ましたか?
Timothy: いいえ、私の好みではありません。アクションやサスペンススリラーが好きです。
Paul: なるほど。じゃあ、行かないと。気をつけてね。
Timothy: きみもね。また会いましょう。

解説:
この文の中でのTimothyの発言は、Paulの質問に対する反応を表しています。選択肢の中から最も適切なものを選ぶ必要があります。この場合、TimothyがThe Crownのようなドラマシリーズが好きではないという状況に対して、彼がアクションやサスペンススリラーが好きであるということを示しているので、「(2) I’m into action and suspense thrillers」が正解となります。

(1) I would prefer to drink hot coffeeは「私はホットコーヒーを飲む方が好きだ」という意味ですが、この文脈では不適切です。
(3) I think he mentioned you were goingは「彼があなたが行くと言っていたと思う」という意味で、この文脈には適していません。
(4) I heard you like to watch themは「あなたがそれらを見るのが好きだと聞きました」という意味ですが、この場面での適切な反応とは言えません。