La Tomatina · Worksheet L0
トマティーナ(トマト祭り)をテーマにした英語の授業アイデア 5本
1. ルールを作れ!トマト祭り安全会議中学・20分
🎯 must / must not を使って、ルールを英語で言えるようになる。
2. トマトのお葬式ニュース速報高校・30分
🎯 過去形を使って、1957年の出来事をニュース原稿にまとめる。
3. 数字で比べる世界の“投げる祭り”高校・25分
🎯 比較級・最上級を使って、世界の祭りをくらべる。
4. ディベート:トマティーナは続けるべきか大学・45分
🎯 食品ロス・観光・地域文化の観点から、根拠をもって英語で議論する。
5. トマトでたどる世界地図小学校・15分
🎯 国の名前を英語で言い、トマトが旅した道を知る。
La Tomatina · Worksheet L1
授業手順書(詳細版) / 対象:中学 / 20分
You must ... / You must not ... を使って、祭りの安全ルールを英語で言える。
| 段階 | 分 | 先生 | 生徒 | Teacher Talk |
|---|---|---|---|---|
| 導入 | 4 | トマティーナの写真を見せ、「スペインの人口1万人の町に約2万人が集まり、100トンを超えるトマトを1時間投げ合う」と紹介する。「何が危ないと思う?」と聞き、日本語で出し合わせて板書する。 | 写真を見て、祭りで危ないことを日本語で出し合う。 | “Look at this street. What is this red stuff?” “It's tomatoes! About 20,000 people throw tomatoes for one hour.” “What is dangerous here? Tell me in Japanese.” |
| 展開1 | 5 | 本物のルールのカードを1枚ずつ見せ、意味を確認して全員で読む。must と must not の意味のちがいを、○と×の記号で示す。squash はジェスチャー(手でにぎりつぶす)で教える。 | 本物のルールを読み、must と must not のちがいをつかむ。 | “Here are the real rules. Read with me.” “You must squash a tomato before you throw it. Squash, like this.” “You must not tear other people's shirts.” “Must means do it. Must not means don't do it.” |
| 展開2 | 6 | 班ごとに、導入で出た「危ないこと」をもとに、自分たちのルールを must / must not で3つ作らせる。英語が出ない語は先生に聞いてよいことにする。シートに書けた班から、発表の練習をさせる。 | 班で must / must not を使ったルールを3つ作り、発表の練習をする。 | “Make three rules with your group.” “Use You must ... or You must not ...” “Need a word? Ask me.” |
| まとめ | 5 | 班ごとにルールを発表させ、本物のルールと同じ内容があれば拍手する。ゴーグルや脱げにくい靴など、主催者がすすめる持ち物にもふれる。最後に、Squash it before you throw it! を全員で言って終わる。 | 班のルールを発表し、本物のルールと比べる。 | “Group 1, please read your rules.” “Great! That's the same as a real rule.” “Everyone, together. Squash it before you throw it!” |
La Tomatina(Buñol, Spain) 8月の最終水曜日・正午から1時間・約2万人・100トン以上 本物のルール ○ You must squash a tomato before you throw it. × You must not tear other people's shirts. × You must not bring bottles. × You must not go too close to the trucks. ○ You must stop at the second signal. Our rules:You must ... / You must not ...
La Tomatina · Worksheet L2
授業手順書(詳細版) / 対象:高校 / 30分
過去形を使って、1957年の「トマトのお葬式」を60秒のニュースとして英語で伝えられる。
| 段階 | 分 | 先生 | 生徒 | Teacher Talk |
|---|---|---|---|---|
| 導入 | 4 | 「町の人が棺おけに入れて運んだのは何?」とクイズを出す。第3段落の音声を聞かせ、答えが大きなトマトだったことを確かめる。1950年代に町がトマト投げを何度も禁止したこと、2年後に祭りが正式になったことを押さえる。 | 音声を聞き、1957年に何が起きたかをつかむ。 | “In 1957, people carried something in a coffin. What was it?” “Listen to paragraph 3.” “A big tomato! Why did they do that?” |
| 展開1 | 10 | ペアで「記者」と「町の人」に分かれ、型を使ってインタビューの台本を作らせる。記者は Why did you carry a coffin? / What music did the band play? などを聞き、町の人は過去形で答える。最初の騒ぎが1945年だったことも入れるよう指示する。 | ペアで役を決め、過去形を使ったインタビュー台本を書く。 | “One of you is a reporter. The other is a townsperson.” “Reporter, ask why. Why did you carry a coffin?” “Townsperson, answer in the past tense. We wanted to ...” “Start your news with Good evening. This is ... from Buñol.” |
| 展開2 | 10 | 4人班を作り、ペアごとに60秒のニュースとして演じさせる。先生は時間を計る。見ているペアは「わかりやすかった点」を1つメモする。時間があれば2つの班を合わせて、もう一度演じさせる。 | 60秒のニュースを演じ、相手ペアの良かった点をメモする。 | “You have 60 seconds. Ready, go!” “Listeners, write one good point.” “Time's up. Change pairs.” |
| まとめ | 6 | 各班から代表のペアを1組選ばせ、全体の前で演じてもらう。クラスで「いちばん伝わったニュース」に投票する。最後に、禁止に笑いで抗議したことが、祭りが正式になるきっかけになったことを確認する。 | 代表のニュースを見て、いちばん伝わったものに投票する。 | “One pair from each group, please.” “Which news was the clearest? Let's vote.” “Two years after the funeral, the festival became official.” |
1945 パレードでけんか → 野菜屋台のトマトを投げる 1950年代 町が何度も禁止(ban) 1957 tomato funeral:棺おけ(coffin)に大きなトマト・悲しい音楽 1959 正式な祭りに(official) Reporter:Why did you carry a coffin? Townsperson:Because we wanted to ... 過去形:carried / played / wanted / banned
La Tomatina · Worksheet L3
授業手順書(詳細版) / 対象:高校 / 25分
比較級・最上級を使って、世界の「投げる祭り」を英語で比べられる。
| 段階 | 分 | 先生 | 生徒 | Teacher Talk |
|---|---|---|---|---|
| 導入 | 3 | 「食べ物を投げる祭りは、スペインだけ?」と問い、節分の豆まきも食べ物を投げる行事だと気づかせる。今日は4つの祭りを比べることを伝える。 | 日本にも食べ物を投げる行事があることに気づく。 | “People throw tomatoes in Spain. Do we throw food in Japan?” “Yes! We throw beans on Setsubun.” “Today, we will compare four festivals.” |
| 展開1 | 8 | 国くらべの抜き出しを読ませ、4つの祭りを表にまとめさせる。イビは12月28日に小麦粉と卵を投げ、200年以上続くと言われること、イヴレアはカーニバルでオレンジを投げ、最初は豆、次はりんごだったと言われることを確認する。節分は鬼を追い払うまじめな願いがこめられている点にも注目させる。 | 4つの祭りの情報を読み、表にまとめる。 | “Fill in the table. When, where, what, and why.” “In Ibi, people throw flour and eggs on December 28.” “In Ivrea, they throw oranges. At first, they threw beans.” “Why do we throw beans on Setsubun?” |
| 展開2 | 8 | 表をもとに、比較級・最上級の文を5つ書かせる。例として、Els Enfarinats is older than La Tomatina. / La Tomatina uses more food than Setsubun at home. を示す。事実かどうか本文で確かめられる文にするよう指示する。 | 比較級・最上級を使って、4つの祭りを比べる文を5つ書く。 | “Write five sentences. Use older, bigger, or the most.” “For example, Els Enfarinats is older than La Tomatina.” “Can you check it in the table? Make true sentences.” |
| まとめ | 6 | ペアで文を読み合い、表を見て内容が正しいか確かめさせる。正しければ○、まちがっていれば理由を言って直させる。何組かに、いちばんおもしろい比較の文を発表させる。 | ペアで文を読み合い、内容が正しいか確かめて直す。 | “Read your sentences to your partner.” “Is it true? Check the table.” “Tell us your most interesting sentence.” |
Food-throwing festivals La Tomatina(Spain)8月最終水曜日・トマト・1945年〜 Els Enfarinats(Ibi, Spain)12/28・小麦粉と卵・200年以上と言われる Battle of the Oranges(Ivrea, Italy)カーニバル・オレンジ(最初は豆→りんご) Setsubun(Japan)豆まき・鬼を追い払う Els Enfarinats is older than La Tomatina. ... is the most ...
La Tomatina · Worksheet L4
授業手順書(詳細版) / 対象:大学 / 45分
食品ロス・観光・地域文化の観点から、トマティーナを続けるべきかについて根拠を挙げて英語で議論できる。
| 段階 | 分 | 先生 | 生徒 | Teacher Talk |
|---|---|---|---|---|
| 読解 | 10 | advanced を読ませ、論点整理シートに賛成・反対の論点を書き出させる。100トンを超える食べ物を投げることへの批判と、主催者の「祭り用に育てた、売れないほど熟したトマト」という説明、2013年の入場券制、約4割が外国からの参加者であること、2025年の「トマト療法」をおさえる。 | advanced を読み、3つの観点で賛成・反対の論点を書き出す。 | “Read the text. Find points for and against.” “What do the critics say? What do the organizers say?” “Why did the town start selling tickets in 2013?” |
| 準備 | 10 | 論題 La Tomatina should continue. を示し、賛成・反対のチームに分ける。各チームに、観点の異なる根拠を3つ準備させる。相手の根拠を予想し、反論も1つ用意させる。 | チームで根拠を3つと反論を1つ準備する。 | “The motion is: La Tomatina should continue.” “Prepare three reasons. Use food, tourism, and local culture.” “What will the other team say? Prepare one answer.” |
| ディベート | 15 | 賛成側立論3分、反対側立論3分、作戦タイム1分、反対側反論2分、賛成側反論2分、まとめ各1分の順で進める。残りの時間で、聞き手から最も強かった論点を挙げさせる。 | 立論・反論・まとめの順でディベートをする。 | “Affirmative team, three minutes. Please begin.” “Negative team, your rebuttal.” “Summaries, one minute each.” “Which point was the strongest?” |
| まとめ | 10 | チームの立場を離れ、自分の本当の意見を100語の英文で書かせる。主張・理由2つ・反対意見への答え・結論の順で書くよう示す。 | 自分の本当の意見を100語の英文で書く。 | “Now write your real opinion. About 100 words.” “Answer one point from the other side, too.” “Hand it in at the end of class.” |
Motion: La Tomatina should continue. 食品ロス:100トン以上を投げる ⇔ 祭り用に育てた・熟しすぎて売れない 観光:1983 TV → 人が増えすぎ → 2013 入場券で約半分に 約4割が外国から(2011年のインド映画) 地域文化:町の人口 約1万人 2025 80回目「Tomato Therapy」(前年10月の洪水)
La Tomatina · Worksheet L5
授業手順書(詳細版) / 対象:小学校 / 15分
Mexico・Spain・Italy・Japan を英語で言い、トマトがメキシコから世界へ旅したことを知る。
| 段階 | 分 | 先生 | 生徒 | Teacher Talk |
|---|---|---|---|---|
| 導入 | 3 | 🍅のカードを見せて Tomato! と言わせる。「トマトはもともとどこの国の野菜?」とクイズを出し、日本・イタリア・メキシコから選ばせる。答えはまだ言わない。 | トマトの生まれた国を予想する。 | “What is this? Yes, a tomato!” “Where does the tomato come from?” “Japan? Italy? Mexico? Raise your hand.” |
| 展開1 | 4 | 国旗カードを見せながら Mexico・Spain・Italy・Japan を言わせ、世界地図で探させる。見つけたら国に丸をつける。 | 国の名前を英語で言い、地図で探して丸をつける。 | “This is Mexico. Say it. Mexico!” “Find Mexico on your map.” “Next, Spain. Where is Spain?” |
| 展開2 | 4 | 答えはメキシコだと伝え、Tomatoes come from Mexico. を全員で言う。トマトがメキシコからスペインへ、スペインからイタリアへ広がり、のちに日本にも来たことを、赤鉛筆の矢印で地図に書きこませる。日本へはイタリアからではなく、江戸時代にオランダ人が長崎へ伝えたとされます。日本では最初、食べ物ではなくながめて楽しむ植物だったことも伝える。(野生のトマトは南米アンデスの生まれで、メキシコで育てられていたトマトをスペイン人がヨーロッパへ持ち帰りました。) | Tomatoes come from Mexico. を言い、地図に矢印を書きこむ。 | “The answer is Mexico! Tomatoes come from Mexico.” “Draw a red arrow. Mexico to Spain.” “Spain to Italy. Later, tomatoes came to Japan, too.” |
| まとめ | 4 | 「トマトの旅」ゲームをする。🍅のカードを持った子が Mexico! と言って次の子に渡し、次の子は Spain! と言って渡す、と順番に国名を言いながらカードを回す。最後の子が Japan! と言えたら成功。 | 国名を順番に言いながら、トマトのカードを回す。 | “Let's play the tomato trip game.” “Say the country and pass the tomato.” “Mexico, Spain, Italy, Japan. Good job!” |
Tomatoes come from Mexico. 🍅 Mexico → Spain → Italy (のちに Japan へ) Mexico(メキシコ) Spain(スペイン):トマト祭り La Tomatina Italy(イタリア) Japan(日本):さいしょは ながめて たのしむ しょくぶつだった