Bastille Day · Worksheet L0
パリ祭(フランス革命記念日)をテーマにした英語の授業アイデア 4本
1. 「パリ祭」は何語?呼び名くらべ中学・15分
🎯 同じ日が国によって違う名前で呼ばれることに気づき、英語・フランス語のあいさつを言えるようにする。
2. 1789年か1790年か?議員になって決めよう高校・35分
🎯 1880年の議会の立場に立ち、理由を挙げて英語で主張する。
3. 7人の囚人ミステリー中学・20分
🎯 数字を使った英語の読み取りと、予想を確かめる活動を楽しむ。
4. 7月4日と7月14日の比較プレゼン大学・45分
🎯 アメリカ独立記念日とフランス革命記念日を比べ、国家の記憶のつくられ方について英語で発表する。
Bastille Day · Worksheet L1
授業手順書(詳細版) / 対象:中学 / 15分
同じ7月14日が、国によってちがう名前で呼ばれることに気づく。Happy Bastille Day! と Bon 14 Juillet! を言える。
| 段階 | 分 | 先生 | 生徒 | Teacher Talk |
|---|---|---|---|---|
| 導入 | 3 | 4枚の呼び名カードを黒板に貼り、「これは全部同じ日。どこで使われている名前?」と問う。場所カードを配り、班でカードの組み合わせを予想させる。 | 4つの呼び名がどこで使われているか、班で予想する。 | “Look at these four names. They are all for the same day, July 14.” “Where do people use each name? Guess with your group.” “Is Pari-sai a French word?” |
| 展開1 | 4 | プリントを読ませて答え合わせをする。パリ祭は1933年に日本で公開されたフランス映画の邦題から生まれたこと、Bastille Day はイギリスやアメリカの呼び名でフランス人はまず使わないこと、フランスではふだん le 14 Juillet と日付で呼ぶことを確認する。 | プリントを読み、予想と答えを比べる。 | “Let's check. Pari-sai comes from a French movie in 1933.” “Bastille Day is the English name. French people don't usually say it.” “In France, people say le 14 Juillet. It means July 14.” |
| 展開2 | 4 | 英語ページの音声であいさつを聞かせ、Happy Bastille Day! と Bon 14 Juillet! をまねて言わせる。ペアで、相手が英語圏の人なら英語、フランス人ならフランス語、と役を決めてあいさつし合う。 | あいさつを聞いてまね、ペアで役を決めて言い合う。 | “Listen and repeat. Happy Bastille Day!” “Bon 14 Juillet! Quatorze means fourteen.” “Your partner is from France. What do you say?” |
| まとめ | 4 | アメリカ人も独立記念日を the Fourth of July と日付で呼ぶことを紹介し、フランスとの共通点に気づかせる。最後に、日本の行事で、外国と呼び方や過ごし方がちがう例(クリスマスイブの過ごし方など)を班で1つ探して発表させる。 | 日付で呼ぶ共通点に気づく。日本と外国で呼び方や過ごし方がちがう行事の例を探す。 | “Americans say the Fourth of July. The French say the Fourteenth of July.” “Can you find another example? A Japanese event that is different abroad.” “Christmas Eve in Japan is very different. Why?” |
7月14日の呼び名 パリ祭 … 日本(1933年の映画の邦題から) Bastille Day … イギリス・アメリカ le 14 Juillet … フランス(ふだん)=July 14 la Fête nationale … フランス(正式)=国民の祝日 Happy Bastille Day! Bon 14 Juillet! the Fourth of July(アメリカ)⇔ le 14 Juillet(フランス)
Bastille Day · Worksheet L2
授業手順書(詳細版) / 対象:高校 / 35分
1880年の議員の立場に立ち、I think we should ... because ... の形で理由を挙げて英語で主張できる。
| 段階 | 分 | 先生 | 生徒 | Teacher Talk |
|---|---|---|---|---|
| 導入 | 5 | 「1880年、あなたはフランスの議員。7月14日を国の祝日にする。でも、何年の7月14日?」と問いかける。英語ページ本文の第1〜3段落の音声を聞かせ、7月14日に2つの出来事があったことに気づかせる。 | 音声を聞き、1789年と1790年の2つの7月14日があることをつかむ。 | “It's 1880. You are a member of the French parliament.” “July 14 will be a national holiday. But which July 14?” “Listen. What happened in 1789? What happened in 1790?” |
| 展開1 | 8 | 要約プリントを読ませ、まとめ表を完成させる。1789年はバスティーユ襲撃(攻めた側の死者約100人)、1790年はシャン・ド・マルスでの連盟祭(国王も誓いを立てた平和な式典)であることを確認する。 | プリントを読み、2つの出来事を表にまとめる。 | “Fill in the table. What happened? Was there fighting?” “In 1789, about 100 people died on the attacking side.” “In 1790, even the king made a promise. There was no fighting.” |
| 展開2 | 6 | クラスを「1789年派」「1790年派」「年を書かない派」の3つに分ける。各派で、I think we should ... because ... を使った30秒の主張を考えさせる。理由を2つ入れるよう指示する。 | 派ごとに、主張と理由2つを英語で準備する。 | “Three groups. 1789, 1790, and no year.” “Prepare a 30-second speech. Use I think we should ... because ...” “Give two reasons.” |
| 展開3 | 8 | 各派の代表が30秒ずつ主張する。2巡目は、ほかの派への反論を1つずつ言わせる。最後にクラス全員で投票する。 | 派ごとに主張と反論をし、投票する。 | “1789 group, you have 30 seconds. Go!” “Now, answer one point from another group.” “Time to vote. Raise your hand.” |
| まとめ | 8 | 実際の1880年の法律はたった1文で、年が書かれていなかったことを明かす。advanced の第2段落を読ませ、なぜ年を書かなかったのか(共和派も穏健派も、それぞれの7月14日を見つけられた)を確かめる。英語1文で理由を書かせる。 | advanced を読んで年を書かなかった理由を確かめ、英語1文で書く。 | “Here is the answer. The law did not say the year!” “Read paragraph 2. Why did they leave out the year?” “Write one sentence. They left out the year because ...” |
Which July 14? 1789.7.14 バスティーユ襲撃(攻めた側の死者 約100人) 1790.7.14 連盟祭(国王も誓う・血が流れない) 1880 7月14日を国民の祝日に(法律は1文・年は書いていない) I think we should choose ... because ... They left out the year because each group could find its own July 14.
Bastille Day · Worksheet L3
授業手順書(詳細版) / 対象:中学 / 20分
英文から数字の情報を読み取り、予想を確かめられる。人々の本当の目的が火薬だったことを英語で答えられる。
| 段階 | 分 | 先生 | 生徒 | Teacher Talk |
|---|---|---|---|---|
| 導入 | 4 | バスティーユの絵を見せ、「王の力の象徴とされた牢獄」と紹介する。How many prisoners were in the Bastille? と聞き、生徒に数を予想させて黒板に書く。100人、1,000人などの予想が出るのを待つ。 | バスティーユにいた囚人の数を予想する。 | “This is the Bastille. It was an old fortress and prison in Paris.” “How many prisoners were in the Bastille in 1789?” “100? 1,000? Write your guess.” |
| 展開1 | 6 | 第2段落を音声で聞かせ、読ませる。only 7 prisoners の部分を見つけさせ、答えを発表する。予想とのちがいに驚かせたあと、「では、人々は何のためにバスティーユに行ったのか」と次の問いを出す。 | 第2段落を読み、囚人の数を見つけて予想と比べる。 | “Listen and read paragraph 2. Find the number.” “Only 7 prisoners! Were you surprised?” “So why did the people go there?” |
| 展開2 | 5 | 第1段落を読ませ、数字カード(30,000 と 250)が何の数かをペアで探させる。人々は約3万丁の銃を持っていたが火薬がなく、バスティーユには250樽の火薬があったことを確認する。Why did they go to the Bastille? に To get gunpowder. と英語で答えさせる。 | 第1段落を読み、数字の意味を探す。人々の目的を英語で答える。 | “Read paragraph 1. What is 30,000? What is 250?” “They had guns, but they had no gunpowder.” “Why did they go to the Bastille?” “Yes. To get gunpowder.” |
| まとめ | 5 | 「囚人は7人だけだったのに、なぜバスティーユは革命のシンボルになったのか」を日本語で短く話し合わせる。象徴(みんなが思っていたイメージ)と事実(中にあったもの)のちがいを板書で整理する。 | 象徴と事実のちがいについて、日本語で話し合う。 | “Only 7 prisoners. But it became a big symbol. Why?” “A symbol is what people believe it means.” “A fact is what was really there.” |
How many prisoners were in the Bastille? 予想:___ 人 → 答え:only 7 30,000 … guns(銃) 250 … barrels of gunpowder(火薬の樽) Why did they go to the Bastille? ― To get gunpowder. 象徴:王の力のしるし 事実:囚人7人・火薬250樽
Bastille Day · Worksheet L4
授業手順書(詳細版) / 対象:大学 / 45分
アメリカ独立記念日とフランス革命記念日を比べ、国家の記憶がどう作られるかについて、グループで5分の英語プレゼンができる。
| 段階 | 分 | 先生 | 生徒 | Teacher Talk |
|---|---|---|---|---|
| 比較表 | 10 | 2つのページの myth の節を班で分担して読ませ、比較表にまとめさせる。フランスは「囚人がぎっしりいた」「ルイ16世の日記の『何もなし』」など、アメリカは「7月4日に署名した」「7月4日に自由の鐘が鳴った」などを例にする。 | 2つのページの誤解とホントを読み、表にまとめる。 | “Read the myth sections of both pages.” “Write the famous story, the fact, and the proof.” “Which myth surprised you the most?” |
| 日付の比較 | 8 | アメリカの7月4日は、投票(7月2日)でも署名(8月2日)でもなく、宣言が採択され印刷物に入った日付で決まったことを確認する。フランスは法律に年が書かれていないことを、advanced の第2段落で確かめる。2つの国の日付の決まり方のちがいを英語で1文にまとめさせる。 | 2つの国の日付の決まり方を比べ、1文にまとめる。 | “How did America choose July 4?” “How about France? Read paragraph 2 of the advanced text.” “Write one sentence about the difference.” |
| つながり | 7 | 1790年、ラファイエットがバスティーユの鍵の1つをジョージ・ワシントンに贈り、今もマウントバーノンに飾られていることを紹介する。ラファイエットがアメリカ独立戦争で戦った人物であることから、2つの革命のつながりを班で調べさせる。 | バスティーユの鍵の話から、2つの革命のつながりを調べる。 | “In 1790, Lafayette sent a key of the Bastille to George Washington.” “It is still at Mount Vernon today.” “Why did he send it? What connects the two revolutions?” |
| プレゼン | 20 | 8分でプレゼンの構成を作らせ、2班ずつ組んで5分ずつ発表し合う。聞き手の班は質問を1つする。残りの時間で、全体に向けて最も鋭かった比較を紹介させる。 | 構成メモを作り、5分の英語プレゼンを行う。質疑応答をする。 | “You have eight minutes to prepare.” “Each group has five minutes. Then the other group asks one question.” “What was the best point you heard today?” |
July 4(USA) 投票 7/2・採択 7/4・署名 8/2 → 印刷物の日付で記憶 誤解:7/4に署名・7/4に鐘 July 14(France) 1789 襲撃 / 1790 連盟祭 1880 法律に年を書かない 誤解:囚人がぎっしり(実は7人)・日記の Rien つながり:Lafayette → Bastille key → Washington(1790)