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★古代ローマから現代まで!エイプリルフール (April Fool’s Day) の歴史と豆知識★

原田英語マン
原田英語マン
「原田高志の大学受験お役立ち英語コラム」では、毎回大学受験英語や英語学習に役立つ情報を、楽しくご紹介していきます!一緒に”英語楽習”しちゃいましょう!

★古代ローマから現代まで!エイプリルフールの歴史と豆知識★ 

4月1日は「エイプリルフール」。嘘をついたり、ドッキリを仕掛けたりする日として知られています。でも、なぜこの日に嘘をつくようになったのでしょうか?その由来と伝説、面白い豆知識をご紹介します。

エイプリルフールの由来諸説

1.  新年の始まりが4月だった説
中世ヨーロッパでは、3月25日の「受胎告知の日」から数えて8日目の4月1日が新年とされていました。しかし、1564年にフランス王シャルル9世が新年を1月1日に変更。この変更を知らない人や忘れている人に、嘘の贈り物をしたり、呼び出したりするいたずらが流行したとか。

2. 春の訪れを祝う季節の行事説
春は嘘から始まるというフランスの農民の古いことわざがあります。冬の間は嘘のように春はこないと思っていたのに、4月にはついに春が訪れ、喜びのあまり嘘をついて祝ったという説です。

3. ローマ神話の神マルスの祭りが由来説
古代ローマでは3月25日前後に豊穣と農耕の神マルスを祭る行事があり、そこから転じて4月1日が祝日になったとも言われています。祭りでは仮装をしたり、若者たちが嘘の遊びをして楽しんだそうです。

4. キリスト教の逸話が由来説
キリストが処刑される日の前夜、ユダがキリストを嘘で裏切ったことから、4月1日は「嘘の日」とされたとか。また、キリストが十字架にかけられたとき、兵士たちが嘘でキリストを嘲笑ったことに由来するという説もあります。

5. 春の魚(ポワソン・ダブリル)の贈答が由来説
4月1日はフランス語で「ポワソン・ダブリル(4月の魚)」とも呼ばれ、魚の形をしたお菓子などを贈る習慣があります。これは、4月は魚が獲れない時期なので、嘘の魚を贈ったことが由来とか。また、キリスト教の復活祭の時期に、魚を贈ったことに由来するという説もあります。

エイプリルフールの豆知識

★ 1996年、アメリカの大手バーガーチェーン「バーガーキング」が「左利き用ハンバーガー」を発売すると発表し、多くの人が店舗に問い合わせの電話をかけました。

★ Googleは毎年エイプリルフールにジョークを飛ばすことで知られ、「Google 臭覚検索」「宇宙基地の求人」など、さまざまなネタを仕込んでいます。

★ スコットランドでは4月1日を「ハント・ザ・グウク・デー(カッコウを探す日)」と呼び、人をだますのは午前中だけで、午後からは「ツー・ペニー・デー(2ペニーの日)」と呼んで、人をからかった罰として2ペンスを支払うそうです。

★ 日本でエイプリルフールが広まったのは1980年代から。外資系企業の影響やインターネットの普及で、一気に定着しました。

エイプリルフールの由来には諸説ありますが、春の喜びと再生を祝う祭事の名残という見方が有力です。現代では単なるいたずらの日になっていますが、その起源に思いを馳せると、また違った楽しみ方ができそうですね。

【やさしい英語でエイプリルフールを学ぼう!】


April Fools’ Day is a holiday celebrated on April 1st every year. On this day, people play jokes and pranks on each other. The victim of the prank is called an “April fool”.

The origins of April Fools’ Day are not clear. Some believe it started in 1582 when France switched from the Julian calendar to the Gregorian calendar. In the Julian calendar, the new year began around April 1st. People who continued to celebrate the new year on April 1st after the calendar change were called “April fools”.

Another possible origin is the ancient Roman festival of Hilaria, which was celebrated at the end of March. It involved games, disguises, and general merriment.

Today, April Fools’ Day is observed in many countries, although the traditions vary. In France, the fooled person is called an “April fish” and children try to tape a paper fish to people’s backs. Many newspapers and media outlets also participate by publishing fake stories or headlines.

While the exact history is unknown, April Fools’ Day has become a lighthearted day to play harmless jokes on friends and family at the start of spring.

【日本語訳】

エイプリルフールは毎年4月1日に祝われる祝日です。この日、人々はお互いにジョークやいたずらをします。いたずらの被害者は「エイプリルフール」と呼ばれます。

エイプリルフールの起源ははっきりしていません。1582年にフランスがユリウス暦からグレゴリオ暦に切り替えた時に始まったと考える人もいます。ユリウス暦では、新年は4月1日頃に始まりました。暦の変更後も4月1日に新年を祝い続けた人々は「エイプリルフール」と呼ばれました。

もう一つの可能性は、3月末に祝われた古代ローマのヒラリア祭です。これには、ゲーム、変装、そして一般的な楽しみが含まれていました。

今日、エイプリルフールは多くの国で行われていますが、その伝統は様々です。フランスでは、だまされた人は「エイプリルフィッシュ」と呼ばれ、子供たちは人々の背中に紙の魚を貼ろうとします。多くの新聞やメディアも、偽の記事や見出しを掲載することで参加しています。

正確な歴史は不明ですが、エイプリルフールは春の始まりに友人や家族に無害なジョークを言う陽気な日になっています。

【原田高志の大学受験&英語学習お役立ちコラム】高校英語教師原田高志が大学受験英語や、英語学習に役立つ情報やコラムを掲載していきます。英検1級や全国通訳案内士の資格に独学&一発合格したノウハウをふんだんに詰め込んで、皆さんに役立つ情報をご提供します。