才能より「やり抜く力」が大事かも
Grit: The Power of Passion and Perseverance | Angela Lee Duckworth
「努力の見え方が変わる」

動画はここから
スマホで読み取ると、動画と音声つき単語のページが開きます。
コンサルの仕事を辞め、ニューヨークの公立校で7年生に数学を教え始めた研究者。成績の差を生むのはIQだけではない、と気づいたのが出発点でした。6分で、努力の見方が変わります。
| # | 英語 | 知ってる度 | 観る前:意味を予想 | 観たあと:正しい意味 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | grit | 知ってる見たことある初めて | ||
| 2 | perseverance | 知ってる見たことある初めて | ||
| 3 | passion | 知ってる見たことある初めて | ||
| 4 | talent | 知ってる見たことある初めて | ||
| 5 | long-term goal | 知ってる見たことある初めて |

1回目は日本語字幕で、やり抜く力の話の全体像をつかむ
2回目は英語字幕で、gritなど使える表現を3〜5個メモ
3回目は気に入った30秒を選び、声に出してまねる
それぞれの部分で、話し手が何を言ったか・何を見せたかを、日本語でメモしよう(キーワードだけでOK)。
| # | 聞き取れた英語(単語・フレーズ) | 意味 | 何分ごろ |
|---|---|---|---|
| 1 | |||
| 2 | |||
| 3 | |||
| 4 | |||
| 5 |
・talent、effort、passion、perseverance など、努力や成長を語る抽象名詞がそろっており、英作文でそのまま使い回せます。
・1文が比較的短く話速も落ち着いているため、TEDの中では初めてのシャドーイングに向いた部類だと考えられます。
In my opinion, ...
The main reason is ...
In the talk, the speaker ...
So, I believe ...
このトークは入試の「教育・学習・子ども」テーマとつながっています。下の語から選んで入れよう(形を変えてもOK)。
トークの内容を1分で人に説明しよう(日本語→英語の順でもOK)。使えたキーワードに✓。
おすすめ区間:冒頭のつかみ部分の30〜60秒か、アイデアを1文で示す部分が向いています。短い文が続くので、リズムをつかみやすく、成功体験を得やすい区間です。
2・9 キーワードの意味
- grit やり抜く力
- perseverance 粘り強さ
- passion 情熱
- talent 才能
- long-term goal 長期的な目標
9A マッチング
1-d 2-e 3-a 4-b 5-c
9B スペル
talent / long-term goal / grit / perseverance / passion
10 テーマ単語(教育・学習・子ども)
- curiosity
- comprehension
- curriculum
- compulsory
- foster
- discipline
7 要点の例
- 教室の経験から:教師として子どもたちを見てきた経験から、問いが生まれます。理論より先に、現場の実感があるのが大きな強みです。
- 6分で完結:短いのに、問い、考え、まとめまでしっかりそろっています。英語のスピーチの型を、コンパクトに学べます。ムダのない構成です。
- 自分に当てはめる:受験勉強や仕事の長い道のりを、どう乗り切るか。今の自分に置き換えて考えると、話が心に残ります。
4 話の流れの例
- つかみ:コンサルタントの仕事を辞め、中学生に数学を教えた経験から、成績の差は何で決まるのかという問いを立てる導入です。
- 問題提起:成功する生徒とそうでない生徒を分けるのは、IQだけではない、という気づきを示す流れです。聞き手が「確かに」と思える運びです。
- アイデア:情熱と粘り強さを合わせた「やり抜く力」という考え方を紹介する、動画の中心部分です。
- 根拠:やり抜く力が成功を予測するかを、研究で確かめようとした取り組みが要点になると考えられます。細部は動画で確認してください。
- ここから:最後は、この考え方を聞き手が自分の学びや仕事にどう生かすかを考えさせる流れのようです。締め方は動画で確かめましょう。
観終わると身につくこと
観終わると、才能があるかどうかより「続けられているか」に目が向きます。努力や成功をテーマにした英作文の材料も、手に入ります。
このトークで伸びる力
努力・成功・才能という学習テーマに直結する語彙が入ります。体験から理論へ進むシンプルな構成で聞き取りやすく、意見文で使える表現も見つかるので英作文の材料になります。
授業プラン(50分)
| 0〜5分 | 導入 | ワークシート①の問いをペアで話す(日本語OK) |
| 5〜10分 | 単語 | キーワード予習。知ってる度チェック→意味の予想 |
| 10〜17分 | 1回目 | 日本語字幕で全体を観る。②の話の流れマップを書く |
| 17〜22分 | 確認 | ペアで話の流れを説明し合う。聞き取れた英語をシェア |
| 22〜29分 | 2回目 | 英語字幕で。聞き取れた英語メモを増やす |
| 29〜46分 | 書く | ③観たあとの問い+英語で意見(PREP) |
| 46〜50分 | 共有 | 2〜3人が発表。④の自己評価 |
こんな人に
- 努力が続かず悩んでいる人
- 受験勉強の途中で迷っている人
- 短いTEDから始めたい人
タイプ別の使い方
高校生:部活や勉強の悩みに重ねて観られます。短いのでTED入門に最適です。「自分がやり抜いた経験」を英語で1文書くと、学びが定着します。
受験生:教育・心理は入試で出やすいテーマです。努力と才能の対比表現を集め、自由英作文の意見の型としてフレーズ帳に貯めましょう。
大学生:心理学の入り口として、また5分程度の英語発表の見本として使えます。構成を分析してから、自分の1分スピーチを作ってみましょう。
社会人:習慣化や目標管理のヒントになります。朝の10分でシャドーイングをして、部下や同僚への声かけの英語表現もメモしてみましょう。
つまずきポイント
- 短い動画でも語彙は抽象的です。perseverance のような語は、単語帳で覚えるより、話の流れの中で意味をつかむ方が記憶に残ります。
- 「やり抜く力があれば必ず成功する」と読み取るのは飛躍です。話の中心は、IQ以外にも成功を分ける要素があるという見方なので、結論を断定して覚えないようにしましょう。
- 字幕を見ながらだと、聞き取れたつもりになります。聞き取りを確かめるときは字幕を隠し、聞こえた通りに書き出して確認しましょう。
入試とのつながり
教育・心理は長文と自由英作文の定番テーマです。努力と才能をめぐる論点は、賛否を書く英作文の題材にもなりやすいと考えられます。
豆知識
話し手のアンジェラ・ダックワースは心理学者で、この考え方を後に、一般向けの著書『GRIT』にまとめました。研究が本になって広く知られるようになった例です。
採点のめやす(英作文 8)
内容(問いに答えている)3点/理由と例 3点/英語の正確さ 2点。キーワードを使えたら+1点のボーナス。